事業の最前線で働くことをめざして。想いを抱き始めたマーケティング職への道
地元である愛媛の大学を卒業後、大手サービス業に就職し、入社当初は現場での仕事を担当していた本山。文字通り、現場を走り回る日々だったという社会人生活のスタートを次のように振り返ります。
本山 「就職も愛媛でしたが、本社への異動をきっかけに上京しました。営業企画として現場とやり取りする日々を過ごし、1年後に純粋持株会社へ出向。経営企画や経営戦略を担う部署に配属されました。
創業100年以上の歴史を持ち、誰もが知る大手企業だったので、顧客をどうやって増やし、サービスの認知度を高めるかというより、お客様から愛され続けるにはどうすればよいかを考える仕事でしたね。そこで業務を続けるうちに、経営企画や経営戦略をもっと深く学んでみたい、同じ経営企画の仕事でもこちらから仕掛ける仕事をしてみたいと思い、パーソルホールディングスへ転職したんです」
転職したことにより、経営企画という仕事は会社によってまったく異なることを実感した本山。業務を通じて、次第にマーケティングへの興味を持ち始めます。
本山 「経営企画の仕事を一通り経験させてもらい、やりがいも感じていたのですが、経営企画は、サービスを動かしている方や、現場の方がやってきたことの集大成を作るような仕事だと気づきました。もっと事業の最前線で働いてみたい、ゼロからお客様に自社のサービスを知ってもらい、使ってもらえるよう訴求する仕事にチャレンジしてみたい。そんな想いが強くなり、マーケティングの仕事に携わりたいと考えるようになりました」
未経験でも挑戦させてもらえる環境に感謝。常に学ぶ姿勢で自ら成長の機会をつくる
マーケティングに携わりたいという強い想いが実り、本山は2020年4月にパーソルグループのポスタス株式会社へ出向が決まります。マーケティンググループへの配属を見据えての決定でした。
本山 「私、信念を貫くタイプなんですよね。異動することで業務上迷惑をかけてしまうこともわかっていたので、ちゃんと今の仕事をして、やりたい仕事に就くためにどうしたらいいか、当時の上司に何度も相談して。
そんなときに紹介されたのが、法人化を間近に控えたポスタスでした。 ポスタスの社長である本田との面談で、将来マーケティングに挑戦したいと伝えたとき、『いいんじゃない。人間みんな最初は未経験で初心者なんだから』と言ってもらい、励まされたのを今でも覚えています」
出向してからの1年間、本山は、ポスタスが法人化してすぐのタイミングだったこともあり、業績管理のオペレーションや規定などの整備に奔走。そして1年後に転籍と同時に、満を持してマーケティンググループに配属が決まります。
本山 「思い描いた夢がかない、本当に嬉しかったです。未経験で知見もありませんでしたし、自分にできることは、メンバーがカバーし切れていないところをフォローすることだと思い、まずは専任担当者がいないオフラインでのアウトバウンドコール施策の担当者、インサイドセールスのポジションへ自ら手を挙げました」
初めての職種への挑戦には、不安がつきまとうもの。しかし、不安より期待が大きかったと言います。
本山 「不安はありましたが、未経験でも挑戦させてもらえることが何より嬉しかったので、ワクワクしてポジティブな気持ちの方が強かったです。勉強しなくてはならないことも多かったため、本を読んだり、ウェビナーに参加したり、自らインプットを心掛けました」
クリエイティブの醍醐味を感じた「ポスタスくん」CM制作の裏側
自ら学ぶ努力を惜しまず業務に取り組んできた本山は、現在マーケティング企画を担当しています。インサイドセールスのマネジメントとの兼務の経験もあるとのこと。
本山 「他のメンバーはどちらか片方の機能を担当している中で、インサイドセールスとマーケティング企画のどちらも担当させてもらえたことはすごくありがたいです。この2年間でいろいろな経験をさせてもらいました」
ポスタスの公式キャラクター「ポスタスくん」を起用したCMの企画にも携わるなど、着実に業務の領域を広げています。
本山 「どんなCMを打ち出していくか考える中で、キャラクターを使ったCMを制作することが決まりました。キャラクターがあれば、グッズを作ったりWeb広告などに展開できたりと、いろいろなことに応用できるという点が決め手でした。
CMに加え、『ポスタスくん』を前面に出したプロモーション施策も企画。その手段のひとつが着ぐるみでした。調べたところPOSレジ業界において、キャラクターを前面に出したプロモーションや着ぐるみはなかったんです」
国際ホテルレストランショー2023では、「ポスタスくん」がサプライズデビュー。その姿を見届けるべく、広報メンバーも現場へ駆けつけたのですが、会場からの「かわいい」という声に、着ぐるみの効果を実感しました。
本山 「ポスタス自体は、BtoBで飲食店・小売店・理美容店などに提供しているサービスではありますが、実際に使用するのは店舗のオーナー様や従業員の方です。展示会などで直接お客様の声を聞いたときに、そのような個人の方々に向けてのサービスでもあると気づいたんですね。そうした方々に対してポスタスに親近感を持っていただき、好感を持ってもらいたいという狙いも、着ぐるみを選んだ背景にはあるんです。
着ぐるみの制作にあたり、制作会社の方とは、色や素材の細かい部分まで何度も話し合った結果、すごくクオリティの高いものが完成。会場での反応を見たときは手ごたえを感じました」
魅了されたマーケティング職で、ゼネラリストでありスペシャリストになるために
希望していたマーケティング職に就き奮闘する日々。未経験のためぶつかる壁もありながら、仕事のおもしろさを感じています。
本山 「CMなどの企画を経験してみて、クリエイティブを作ることの大変さや怖さを改めて感じました。自分で進めているこの企画は果たして正解なのか……。公開するまでわからないところには難しさを感じました。とは言え、難易度が高いからこそ、挑戦しがいもあります。
また、月に1、2度は地方へ出張し、展示会などでお客様と接する機会があり、お客様の声を直接聞けることにもやりがいを感じます。Web広告などのオンライン施策ではできない、貴重な体験ですね」
今までの職歴を振り返ると、転職や異動、すべて人と運に恵まれた社会人生活だったと話す本山。今後の目標について次のように語ります。
本山 「目標はマーケティングのプロです。しかし、今までの職歴で言うと、経営企画での経験が長く、今はまだ自分が何かのスペシャリストであるとは言えない状況です。マーケティングの世界って、例えばWeb広告についての知識が豊富であるとか、特定のジャンルにおいて長けているスペシャリストはたくさんいると思うんです。
私は、多面的な視野でさまざまな分野の知見を持ち合わせて、施策を打ち出し事業成長を支えていきたい。マーケティングにおける、ゼネラリストのスペシャリストになりたいと思っています」
未経験でマーケティング職に就けた感謝を胸に、仕事への情熱を持ち続ける本山。これからもチャンスを全力でつかみ、マーケティングのプロとして輝かしい活躍を見せてくれることでしょう。
パーソルイノベーション広報室作成
本稿はパーソルイノベーション株式会社の広報室が作成しました。