人は変われる。一度は不合格になったパーソルに、2回目の就職活動で入社
実は私、2回目の就職活動でパーソルキャリアに入社しているんです。初回は最終までいけずに不合格となってしまいましたが、また翌年に就職活動をすることになり、再度パーソルキャリアの選考を受けました。そして、2回目で内定をもらったんです。
初めて就職活動をする大学生は、自分のはたらく姿が具体的にイメージできていない場合も多いと思います。私自身も初めから明確にやりたいことが決まっていたわけではなく、「多くの人がいきたいと思う会社」に片っ端から応募し、選考を受けていたような気がします。そのため、思うような就職活動ができずにいましたね。そして2回目の就職活動が始まるまでに、好きだった哲学の本を読むなどして「はたらく」ということについてじっくり考えました。そんな時間の中で、はたらく会社を選ぶことが重要なのではなく、自分が本当に興味を持てる分野で、気持ち良くはたらくことが大切だなと思うようになったんです。私にとって気持ち良くはたらける場所は、必ずしもヒエラルキーがしっかりした大企業や、有名なプロダクトがある企業でもなく、年齢や立場にかかわらずフランクに会話ができ、若い世代が堂々と活躍できる会社ではないかと考えました。
あらためて学生時代を振り返り、飲食店や出版社などさまざまなアルバイトをしてきた中で、「人」の間に入って価値を出すことに強みを感じてきたことに気づきました。人材サービス業界の中でもパーソルキャリアに入社を決めたのは、経営層が30~40代と若く、将来性を感じられたからです。当社では、年齢や役職に関係なくやりたい仕事に挑戦できる機会があり、仕事の成果によって正当に評価される仕組みがあります。一人ひとりの裁量と影響力が大きい、フラットで風通しのいい環境だと思いました。
初回の就職活動では、約500名の採用が実施された中で最終までもいけなかった私が、翌年の就職活動では、約250名と採用数が半減したにもかかわらず内定をいただき、さらには入社1年目で新人賞を獲得するとは、なんとも不思議なことだなと思いました。この経験により、人を採用・選考することの難しさを肌で感じたからこそ、HR領域のおもしろさとビジネスの可能性に惚れて、今でもこの領域ではたらいているんだと思います。
異業種からの転職も多い環境。意思決定に関わることで自分を成長させる
少子化が進み、労働力人口が減少していく中、日本の労働市場ではダイバーシティ&インクルージョンを推進し、生産性を高めることが求められます。そのためには、それぞれの業界内で起こる需要の増減と個人の希望をフィットさせ、最適な人材配置の実施が欠かせません。
一方、転職市場においては個人と企業の間に情報の非対称性があり、個人にとっては「やってみたいと思っていた仕事が、実はイメージと違った」というようなことが起こり得ます。私たちプラットフォーマーが個人に適切な情報を提供することで、個人と企業の間に存在する認識のギャップを埋め、非対称性の解決を通してより良いマッチングを実現できるのではないかと考えます。私たちがめざすのは、当社のサービスを利用した多くの方が、希望するキャリアを実現できる未来です。そのためにできることを探すのが、dodaエージェント事業部における企画職の役割だと考えています。
企画部門の具体的な仕事内容は、「現在のサービスをより良くすること」「まだ存在しない未来のサービスを創ること」の大きく2つに分類されます。企画統括部では、多くのメンバーが両方のプロジェクトを兼任する形で日々の業務を進めています。20代後半〜30代前半のメンバーが多く、前職では人材サービス業界以外の企業ではたらいていた人がほとんどです。コンサルティング業界や通信業界、証券会社など、異業種から転職してきた方も多いですね。
たとえば、コンサルティング会社ではさまざまな業界のプロジェクトに関わることができると思いますが、最終的に意思決定をし、実行するのはクライアントである事業会社の社員です。なので、「自らの企画で会社に意思決定を促し、結果を出すところまで関わりたい」という理由で、コンサルティング会社から事業会社に転職する方もいらっしゃいます。コンサルタントとして多彩な経験を積んできたけれど、そろそろひとつのテーマを決めてじっくり取り組みたいという方には、当事業部の企画部門は学びが多いと思います。
社内でも最大規模の事業部で、事業の本質に関わるプロジェクトを推進する
dodaエージェント事業部は、パーソルキャリアの中でも最大規模の売上を誇る部署です。数百万の個人と数万社の法人と接点を持って事業を行うため、自身の企画によって起きる変化のインパクトが大きいのが特徴です。また、全国に拠点があるため、とくに地域拠点では実験的に新しい企画に取り組んでみることもあります 。また、デジタル活用によってプロダクト自体を進化させていくことに加え、業務プロセスの改善など、さまざまなアプローチでプロジェクトを進めることができます。影響力の大きさ、選択肢の多さは社内でも随一ではないでしょうか。
企画職に求められる資質はさまざまありますが、中でも重要なのは「忖度しない姿勢」だと私は考えます。たとえば、現状のデータを分析した結果、事業やサービスを成長させるために良かれと思って企画した業務フロー改善施策が、現場ではなかなか受け入れられないなんてことも往々にしてあります。かえって業務を複雑化させてしまったり、企画側からは見えなかった問題点がたくさん浮彫りになることも。その場合、たとえこの企画を立ち上げてコミットしている人がいる場であっても、「この取り組みは辞めた方が良い」と正面から提案できるかどうかが重要ですね。 社内の反応をうかがって及び腰になったり、あえて当事者がいない場所で発言するというやり方は、少なくとも当社では求められていません。経営陣は若い世代の発言に聞く耳を持っていますし、本質的な提案をすることこそが、企画職の存在意義だという雰囲気があります。
とくに大企業ではたらいた経験のある方は、初めはカルチャーの違いに驚くかもしれません。ヒエラルキーを気にすることなく、のびのびとチャレンジしたいと考えている方にとっては、間違いなく活躍の場が広がる環境だからです。
自由な発想で、個人がキャリアオーナーシップを持てる社会を実現する
個人顧客には転職先の紹介やキャリアサポートを、法人顧客には採用支援を行う、という人材紹介事業の基本的な枠組みは、この20年間あまり変わっていません。個人顧客がエージェントを利用したいと考えるのは数年に一度、本気で転職を考えるときくらいではないでしょうか。
一方、私たちのミッションは、個人がキャリアオーナーシップを持てる社会を実現することです。転職は、そのための手段のひとつだと考えています。今すぐに転職を考えているわけではなくとも、1年に一度くらいは履歴書や職務経歴書を更新し、自身のキャリアをじっくり振り返る──そんな機会を提供するようなサービスを、今後は提供していきたいですね。
ここ数年は、コロナ禍により人材紹介サービスの現場も大きく変化しています。キャリアカウンセリングがオンライン化し、ご登録者様には当社のオフィスまでお越しいただく必要がなくなったこともそのひとつです。便利さの反面、ミーティングを終了した瞬間にすぐに日常に戻るので、「電車に乗ってオフィスに行き、対面でカウンセリングを受け、また時間をかけて帰宅する」というプロセスの中にあった“自身のキャリアについてじっくり考える時間”が短くなってしまっている側面があると思います。このように、実際の現場で起きている一つひとつの事象に想像をめぐらせ情報を取りにいくことも、企画のアイデアを出す上で重要なことです。
変化のスピードが加速していく中、個人顧客一人ひとりがキャリアを自分で選ぶことができる社会を実現するためには何ができるのか。既存の枠組みにとらわれない新たな視点や自由な発想を持った方と一緒に事業をつくっていくことを楽しみにしています。
※社員の所属組織および取材内容は2023年1月時点のものになります。
※社員の所属事業部名称は、2023年4月時点での名称となります。