自分と同年代のメンバーが会社を動かしている衝撃。コンサルファームからの転職

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新卒でドトールコーヒーに入社し、店長を経て、事業企画や経営企画を担当しました。社会人としてもっとスキルを磨き、キャリアを積みたいという想いがあり、6年目でデロイトトーマツコンサルティングに転職。そこでの研修初日、隣の席に座った同僚と仲良くなりました。10カ月後、その方が先に退職して、パーソルキャリア(当時の社名はインテリジェンス)に転職したのです。その後、「東海林さんも面談を受けてみませんか?」と声をかけられたのが、パーソルキャリアとの出会いでした。

コンサルファームでの仕事はエキサイティングで、勉強になることもたくさんあったのですが、プロジェクトごとに担当する業界やチームメンバーががらりと変わります。自分はやはり、事業会社で、みんなでひとつの目標に向かって駆け上がっていく一体感を味わいたいと考えるようになっていました。

そんなときパーソルキャリアの面談を受け、自分と同年代である30歳前後の人たちが、事業企画部のメンバーとして会社を動かしていることに衝撃を受けたのです。チームメンバーの年齢が近く、厳しさの中にも楽しく働いている雰囲気に「水が合いそう」と感じて、入社を決めました。

当時、手がけた仕事で印象に残っているのは、ある営業キャンペーンのことです。転職を検討している個人の方々を求人企業にご紹介し、1次面接まで進んだ方の人数を社内用語で「進捗人数」と呼び、営業指標として重視しています。私が入社した頃は、頻繁に社内キャンペーンを行ってもなかなか進捗人数が増えないという状況がありました。現場で働くメンバーの様子を見ているうち、私はある法則に気づき、仮説を立てて、とてもシンプルなアプローチで進捗人数を大幅に増やすことに成功したのです。数字にして、2億円程度の効果があったと思います。詳しい内容を知りたい方は、ぜひ当社まで話を聞きに来てください!

一度はパーソルキャリアを退職。3年後、アルムナイ採用で戻ってきた理由

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パーソルキャリアで働き始めて3年目に入った頃、とある通販会社の役員となった学生時代の友人から「人を探しているんだけど、一緒にインテリア通販やらないか?」と声をかけられました。パーソルキャリアでの仕事はとても充実していましたし、職場環境も好きでしたが、BtoCの業態で腕試しをしてみたいという気持ちがあったのです。当時の上司に「チャレンジさせてください」と頭を下げて転職を決意。一度パーソルキャリアを出ることになりました。

通販会社では3年目で事業運営の大半を任され、業績を大幅に伸ばすことに成功。CMOとして楽しく充実した日々を送っていました。ところが、私自身が未熟だったこともあり、ひょんなことから社長との関係性が悪化。突然に会社を辞めることになりました。

天国から地獄へ突き落とされたような状況で、気持ちを奮い立たせ転職活動を始めたものの、もう一度ゼロからやってみたいほどワクワクする仕事には、なかなか出会えません。そんな中、私が仕事を探していることを知ったパーソルキャリア時代の同僚から連絡をもらいました。かつての上司とも一緒にお酒を飲んで、3年間のブランクを感じないほど自然に話ができたこともあり、「パーソルキャリアでなら、きっと自分のキャリアを生かせるし、喜んでもらえる」と思いました。正式な面談を経て、アルムナイ採用で、再び事業企画の仕事をすることになったのです。

信頼関係の中で新たな挑戦ができる。アルムナイ採用のメリット

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現在は、タレントシェアリング事業部で、事業企画全体を管掌するエグゼクティブマネージャーを務めています。中でも、「雇用によらないはたらき方」を目指す個人と、経営課題の解決を目指す企業をつなぐ「HiPro」というサービスには立ち上げから関わりました。日本経済を底上げするきっかけにもなり得るブランドを推進していくプロジェクトは、やりがいがあります。

3年を経て戻ってきたパーソルキャリアは、会社として大きく成長していましたが、オープンな社風や働きやすい人事制度、成果が正当に評価される文化など、コアの部分は何も変わっていないですね。事業企画のメンバーは、驚くほど自然に迎え入れてくれましたし、以前築いた社内での信頼関係も揺らいでいません。ゼロから社内ネットワークを積み上げるのではなく、既に構築されたつながりの中で新たな業務に挑戦できるので仕事が進めやすく、とてもありがたいです。パーソルキャリアには、多様なバックグラウンドを持つ人を柔軟に受け入れ、一緒に楽しく働ける土壌があるのだと改めて実感しています。

風土や制度上の働きやすさが加速している一方で、組織は大きくなっていますから、採用の基準はより厳しくなっている面があると思います。アルムナイで再入社したいという方も、他社で失敗したからパーソルキャリアに戻るということではなく、社外での経験を生かし、以前はできなかったことに挑戦するというポジティブな動機でいるほうが、成果につながりやすいのではないでしょうか。

私自身、3年間パーソルキャリアを離れていたことによって視野が広がり、以前なら見過ごしていたかもしれない課題に気づけるようになったと感じています。

アルムナイ採用の人材が、企業のD&Iを加速する

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かつて、転職には「裏切り者」のようなイメージがつきまとい、罪悪感を持つ人も少なからずいました。当時の価値観では、一度退職した会社にもう一度戻ってくる、アルムナイという選択肢はあり得なかったかもしれません。ですが、働き方の多様化が進み、転職に対する考え方は大きく変化しています。ひとつの会社で働き続けることだけが唯一の正解ではなくなり、転職に罪悪感を抱く人も減っているでしょう。そんな中、転職先の選択肢として「以前働いていた会社」を選ぶ人が増えているのは、ごく自然なことだと思います。

先ほど、3年ぶりに戻ってきたパーソルキャリアがいい意味で「何も変わっていなかった」と言いましたが、企業としては、アルムナイ採用のメンバーが増えることで、働きやすさや居心地の良さを担保しつつ、外部でさまざまな経験を積んだ人材の多様性を取り入れることができます。働く個人が新たなスキルやバランス感覚を身につけることで、組織のダイバーシティ&インクルージョンも加速していくのです。そういった意味で、企業にとっても、アルムナイ採用はメリットが大きいと思います。

パーソルキャリアには、働く人がチャレンジしたり、成長したりする機会がたくさんあります。「やってみたい」と声を出して行動を起こせば、誰かが相談にのってくれたり、どうすれば実現できるかを一緒に考えてくれたりする文化があるのです。

「今の仕事が自分に向いていない気がする」「この先のキャリアが不安」という理由で転職を考える方は多いと思いますが、本音を伝える前に「どうせ無理だ」と諦めてしまうのはもったいないです。まずは今いる場所で、自分の想いを声に出してみる。その上で、ポジティブなチャレンジをしようと決めたなら、アルムナイ採用という選択肢を視野に入れて動いてみると、新たな可能性が広がっていくのではないでしょうか。

※社員の所属組織および取材内容は2022年10月時点のものになります。
※社員の所属事業部名称は、2023年4月時点での名称となります。