9割が中途入社のEAS。 それは、ただの玄人集団ではない、新しい組織のはじまり
EAS事業部は、エグゼクティブ(Executive)エージェント(Agent)サービス(Service)の頭文字をとって『EAS事業部』といい、パーソルキャリアにおけるCXO、および部長クラス以上の人材領域に特化した人材紹介部門です。
私たちは、「“人材”こそ“ 経済” の競争力ととらえ、変革・挑戦する事業と志あるビジネスリーダーをつなぎ、日本の未来を創造する」ことをビジョンに掲げ、エグゼクティブ層に向けて高度な人材紹介サービスを提供する組織として日々邁進しています。
主に、経営層や事業責任者の方々との対話から、経営課題や事業戦略を熟知し、顧客の事業課題解決のソリューションとしてのエグゼクティブ採用をご提案し、その採用成功をリードすることをミッションとしています。
社員4,500人を超えるパーソルキャリアにおいて、EAS事業部はわずか120名程度の小さな事業組織で、中でもヘッドハンターとして活躍しているメンバーは75~80名ほどのため、あまり目立たない部門だと思われることもしばしば。
そんな私たちは、社内からも、そして社外の方々からも“幹部層の採用支援をしている目立たない小さな組織”と認識されがちですが、実態はまったく違い、熱い志を持った、ちょっと尖ったプロ集団です。
ここでは、なかなか知られていないEAS事業部の強みや、働く人々の魅力について、ざっくばらんにお伝えしたいと思います。
More than Agent ~エグゼクティブ領域の課題に向き合える組織であれ
当部門は、メンバーの9割が中途入社で、20代~50代と幅広い年齢層が在籍しており、非常に多彩なキャリアを持つメンバーが集まる組織で、紀尾井町に拠点を構えています。女性社員も多く、EAS事業部が誇るトップコンサルタントの一人はワーキングマザー。出産・育児など大きなライフイベントでも、キャリアを諦めることなく継続して活躍できる環境がしっかり整っています。
また、EAS事業部の半数以上のメンバーが、人材紹介業での就業経験のない人材です。もちろん、人材紹介業界の出身者や、その他のHR業界出身者も活躍していますが、消費財メーカーでの営業職や自動車メーカーでの技術職などまったく異なる仕事に就いていた人材もおり、多種多様なタレントが活躍している組織です。
中途入社者の多い組織のため、各メンバーのバックグラウンドに応じて、さまざまな研修・教育プログラムを実施しています。また、配属先チーム内のブラザー制度(リーダークラスの社員がサポートに付く制度)に加え、入社から半年間の育成専任メンバーによる伴走型フォローアップなど、未経験の方でもオンボーディングが成功するよう一人ひとりに応じたきめ細やかなサポートを行っています。
なんだ、一般的な組織ね。
結局、他の人材エージェントと変わらないよね……
きっとパーソルキャリアの社員のシニアメンバーを集めた組織なんでしょ?
そう思われてしまうかもしれませんが、私たちは、ただの玄人集団ではなく、新しい施策に果敢に取り組む、新しい組織です。
人材紹介業の仕事とは、人材を募集している顧客企業様からお預かりした求人に対して、転職を希望している候補者様の希望や能力をマッチングさせ、適した人材を企業様に紹介する仕事です。ゆえに、採用が決まり、候補者様が無事に入社されたことを見届けると、人材紹介会社としてのサービスは終了となります。
でも、実態は……
ご支援した候補者様のお人柄や仕事ぶりに関して、元同僚や上司からどのように評価されていたのかわからないまま、限られた時間内で行われる面接の印象だけで合否を判断しなくてはならないのが現状で、これはEAS事業部が担当するエグゼクティブ領域の求人についても同じになります。
そのため、職務経歴書に記載された事柄に実態が伴わないケースも幾度とあり、入社後にギャップが生じてしまうこともしばしば。弊社がお取引している顧客企業様からは、「面接で話していたほどのパフォーマンスが発揮されないままで困っている」というご相談をいただくこともあり、意外とこういったご相談件数が多いことも事実です。
では、どうすればよいのか。
More than Agent ~エグゼクティブ領域の課題に向き合える組織であれ
エグゼクティブクラスの方になればなるほど、入社後のパフォーマンスを期待されて入社されるものです。
一方で、数回の面接だけでわかる情報は表層的で、すべてを理解することはどれほど経験豊富な面接官でも非常に難易度の高いものというのも正直なところ。私たちも顧客企業様とのお話の中で、「役員や社長、その他何人もの社員と会ってもらい、納得して採用したにもかかわらず、お互いの認識の齟齬があり、早期退職になってしまった」という声や、「採用でのミスマッチを防ぐために、事前に候補者様のさまざまな情報を知ることができたら、企業・候補者双方のために良かったのでは?」という声が非常に多くあります。
私たちは、この溝を埋めるために、ご支援した方が入社後にこれまでの経験やスキルを活かして活躍できるよう促す「エグゼクティブコーチング」や、採用のミスマッチを防ぐための「リファレンスチェックサービス」を提供しています。
「リファレンスチェックサービス」とは、これまで一緒に働いていた、または働いている同僚や先輩(上司)などの仕事関係者に、候補者様に関する情報・評判を確認することを指し、面接だけではなかなか見えづらい、候補者様の人柄・志向性・これまでの勤怠状況・業務上のパフォーマンスなどに関する客観的情報を得ることを目的としています。
「リファレンスチェックサービス」と聞くと、ネガティブなイメージを持たれてしまうこともありますが、候補者様の欠点を把握することが目的なのではなく、候補者様の得意とすることや苦手とされる事などを事前に把握することで、入社後にパフォーマンスを発揮できるかどうかをはかるための一つのツールだと考えています。また、「リファレンスチェックサービス」は、顧客企業様の採用の課題に一緒に向き合うべく、リファレンスチェックサービス企業との協業が実現してカタチとなったサービスでもあります。
EAS事業部としてリファレンスチェックサービスを顧客企業様へ提案することは初めての試みですが、とても関心を持たれている顧客企業様も多く、お客様のニーズにまた一歩近づいているという確かな手応えを感じています。
私たちは、「エグゼクティブコーチング」や「リファレンスチェックサービス」により、候補者様が入社後に活躍する姿までを見据えた、一気通貫での顧客伴走および顧客深耕を実現できるソリューションを提案することが使命だと考えています。
エグゼクティブ領域の人や組織の課題に向き合い続ける組織でありたい。
その想いを込めて『More than Agent』であれ。
First Call Agent ~最初に声を掛けてもらえる存在へ~
特定の業界・特定の職種に限定せず、全国網羅且つオールジャンルの採用テーマに対応できるだけの体制と組織作りを整えてきた甲斐もあり、私たちはエグゼクティブ領域の採用マーケットにおいて、一定の存在感を出せるようになったと自負しています。一方で、エグゼクティブ採用市場における立ち位置としては、マラソンにたとえると、まだ2番手集団の中にとどまっていると捉えています。
では、どうしたら先頭集団の一つのエージェントになれるだろうか。
さまざまな戦略があると思いますが、私たちは顧客企業様にコミットメントし、敢えて難易度の高い採用案件に対しても正面から向き合い続けることで、先頭集団に近づくことができるヒントがあると考えています。
具体的には、長期間に渡って採用活動に苦戦しており、顧客企業様がとても困っていらっしゃる案件や、事業改革を推進していきたいなどの、ふんわりとした課題はあるものの、なかなか求める人物像を言語化していくことが難しく採用活動が進んでいない案件、そして組織課題が浮き彫りになっているにもかかわらず採用ノウハウやリソースが不足しているため採用活動を前進させることができない案件など、一筋縄ではいかない求人案件に正面から向き合い続けることこそが、私たちの介在価値を高めることだと考えています。
私たちは、「顧客とどう向き合っていくか」を一番に考えて行動し続けることで、何か困ったことがあったときに壁打ち相手として「まずはパーソルキャリアに相談しよう」と最初に声を掛けてもらえる存在、つまり「ファーストコールエージェント」になりたいと強く願っています。