マーケティング担当から子会社を立ち上げ事業責任者へ

article image 1

パーソルキャリアに入社する前は、ITエンジニアとは程遠い仕事に就いていました。それは、飲食店の店頭に置く「のぼり旗」などの販促品をオーダーメードで作成し、お客様にお届けするベンチャー企業での仕事です。

当時の仕事内容はサーチエンジンを活用した集客マーケティングで、購買意欲の高いお客様を集めて営業につなげるというものでした。

集客努力の甲斐あって、売り上げは着実に伸びていき、徐々に利益も出せるようになったのを機に、集客マーケティングを外販する子会社を立ち上げました。そして、私はその事業責任者を務めていました。日々忙しく過ごしていましたが、まさかエンジニアを目指すことになるとは。

心機一転、エンジニアになるための勉強と転職活動をスタート

article image 2

事業責任者として忙しくも充実した毎日を過ごしていたある日、ふと私はこう考えました。

「マーケティングを通じて集客のノウハウを身につけたし、新規サービスの立ち上げも経験しビジネスも順調に伸びている。ここに開発経験が加わったら、1人でサービスを企画して、開発して、グロースもできるぞ」と。

もともと、オールラウンダーとして何でもできる人になりたいという想いが人一倍強いタイプだったので、すぐにITエンジニアになるための勉強をはじめ、それと同時に転職活動にも取り掛かりました。

しかし、しばらく活動したにも関わらず、転職先は全く決まりませんでした。それもそのはずで、当時できたことといえば、HTMLやCSS、JavaScriptを使って集客用のランディングページを作成することくらいだったのです。まさに、実務経験の乏しさがネックだったのでしょうね。

私は、もうエンジニアへの夢は諦めて、マーケティングの道で転職しようかと迷いはじめたころ、ちょうど声を掛けてくれたのがパーソルキャリアでした。

チャンスを逃したくない一心で、 チームへの貢献を最優先に

article image 3

配属先では、新規サービスの開発中であり、私の新規事業の立ち上げ経験を高く評価してくださったのかもしれません。私の希望通りに、ITエンジニアとして採用してもらうことになりました。

最初に加わったのは、入社後の不安を解消するサービス「CAREER POCKET(キャリアポケット)」の立ち上げプロジェクトでした。

フロントエンジニアの1人として開発に関わり始めたものの、なかなか実力を発揮するには至りません。だからといって、諦めて忙しく働く先輩たちをただ眺めているわけにもいかず悩んだ末に、いったんエンジニアとしての自分の成長は脇に置こうと決めました。それは、チームへの貢献を最優先にしようと考えたからです。

私が自信を持って得意といえるのは、やはりサービスの企画やマーケティングなどの実務です。企画部門とのコミュニケーションや開発に必要なデータの収集や分析業務を巻き取らせてほしいと上長に願い出て、サービスが無事リリースされるまでやりきりました。

あれから約2年が経ち、いまは「doda(デューダ)」を通じて蓄積した100万件におよぶデータをもとに職種ごとの報酬水準データを割り出す「Salaries(サラリーズ)」のサーバサイド開発を任せてもらえるくらいまで成長できました。

「自分が作った」と胸を張れれるサービスを生み出すために

article image 4

念願のエンジニアとして新サービスの開発に携われていますが、これに満足しているわけにはいきません。現役のエンジニアである以上、成長意欲を失うわけにはいかないのです。

最近はプロダクトの品質向上を目指し、プロジェクトに開発テスト駆動開発(Test-Driven Development: TDD)や ビヘイビア駆動開発(Behavior Driven Development: BDD)を担当プロジェクトに導入するなど、常に新しいチャレンジを続けています。

エンジニアとしてのキャリアをパーソルキャリアで始められて良かったと思うのは、多様なサービスを手掛けるチャンスがあり、関係者全員で意見を出し合いながら開発できる環境があることです。

技術的な限界を乗り越えることが、ひいてはサービスの成長につながっている手応えが味わえる点が個人的には魅力的です。

いまも駆け出しのエンジニアなのは確かですが、それでも入社当時と比べたら随分多くの経験を積みましたし、技術に対する理解も深まりました。せっかくエンジニアになれたのですから、これからも自己研鑽に努め、いつか「このサービスは自分が作った」と、胸を張っていえるサービスを生み出したいですね。

最終的にはサービスの企画や開発だけでなく、リリース後のグロース施策を成功に導けるレベルまで、自分を高めるのが目標です。社員一人ひとりのやりたいことを尊重してくれるパーソルキャリアなら、きっと実現できると思います。

※社員の所属組織および取材内容は2022年7月時点のものになります。
※社員の所属事業部名称は、2023年4月時点での名称となります。