一貫して担うエージェント事業──IT領域のハイキャリア人材の転職をサポート
新卒で入社してから一貫して、採用支援のエージェント事業に携わっています。
法人顧客担当のリクルーティングアドバイザーを皮切りに、ITエンジニア担当のキャリアアドバイザーや、新たなサポートサービスのフローの立上げなどを経験してきました。
その後、ハイキャリア人材を担当するようになってからは、セールスを含めたIT/クリエイティブの全領域を受け持っています。とくにこの担当になってからの半年ほどは、管理部門領域の転職支援に携わり、組織拡大における担当領域の業務整理などにも関わりました。そして2022年現在では、IT領域のハイキャリア人材を担当しています。
時代の流れを汲んで、ハイキャリア支援統括部として新たなスタートを切る
今、私が所属するハイキャリア支援統括部の前身組織である旧ハイキャリア支援部は、丸の内オフィスのみで展開する領域の限られた部門でした。
しかし、2020年に入りコロナ禍で世の中の潮目が大きく変わるころ、自分のキャリアを見つめ直す方が増えた結果、年収700万円以上のハイクラス人材からの転職相談がにわかに目立つようになりました。
そこで、同年4月に組織を再編し、ハイキャリア支援統括部として新たなスタートを切りました。キャリアアドバイザーの数も3倍に増員され、エージェント事業部の中で、今もっとも活況を呈している組織の1つとなっています。
転職希望者の気づかぬ良さを見出し、キャリアを加速させることがミッション
キャリアアドバイザーを続けていてとりわけ嬉しいのは、以前ご支援した方から、さらなるステップアップを目指す際に、再度お声がけをいただくときですね。
先日ご支援した方もそんな1人で、数年前に大手SIerへ転職されたのですが、その際に私がサポートさせていただいた方でした。転職先では、ブロックチェーンを活用した新たなサービスを考案し、国を巻き込んだ実証実験でも素晴らしい成果を残すなど、非常に優秀で行動力のある方でした。
しかし、残念なことに会社の方針で事業化には至らず、改めて事業開発へのチャレンジをしたいとご相談をいただきました。やり場のない失望感を想像すると同情を禁じ得ませんでしたが、感傷に浸っている暇はありません。私たちキャリアアドバイザーにできるのは、その方の良さを最大限発揮できる場を一緒に探すことだからです。
最終的にその方は、とある大手メーカーの内定を勝ち取り、現在はブロックチェーン技術を用いたSDG'sにも関わる新規ITビジネス開発の責任者として、辣腕を振るっていらっしゃいます。
大袈裟にいえば、その方の転職をサポートすることによって、社会から省みられることがなく埋もれたままだったかもしれない大きな可能性を、社会に届ける手助けができたわけです。
ご本人も大変喜んでくださいましたし、キャリアアドバイザーとしてこれ以上の喜びはおそらくないのではと思えるくらい、私にとっても大きな出来事でした。
潜在的な願望や欲求を汲み取り、理想の転職へと導く
今、私が担当しているIT領域のハイキャリア人材は、採用ニーズも転職ニーズも総じて高く、各社間で争奪戦ともいえる状況が続いています。転職希望者に選ばれるキャリアアドバイザーになるためには、相応の力量が必要になるのは、いうまでもありません。
とくに求められるのは、本人ですら気づいていないご不満やご希望を汲み取り、言語化する力、そしてご本人の気持ちに寄り添い、創造力を働かせて提案する能力です。
仮に仕事内容やポジション、年収が希望に添ったものだとしても、その方の心の奥に潜んでいる不満や願望が満たされない限り、その方にとってベストな転職にはなりません。それが、ハイキャリア層の転職を成功に導く難しさでもあります。
今後の目標としては、キャリアアドバイザーとして実績を重ねながら、これから入ってくる後輩のために、カウンセリングやヒアリング力を高めるノウハウを体系的に身につけられる環境を作りたいと思っています。
※社員の所属組織および取材内容は2022年7月時点のものになります。
※社員の所属事業部名称は、2023年4月時点での名称となります。