一つの製品にかける、パナソニック社員の熱意に憧れて

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大学では工学部航空宇宙学科で、流体力学を専攻していた高橋。当時の研究室がパナソニックグループと共同研究していたことがきっかけで興味を抱いたと話します。

「世界の大学が競い合うソーラーカーのレースがあり、そのソーラーパネルの製造元がパナソニックグループでした。そのつながりで他製品開発時にも社員の方がよく研究室を訪れていました。

『製品試作に当たり、シミュレーションをお願いできませんか』『構造的にどうか、ご意見をもらえませんか』のようなやり取りをよくしていて。一つの製品にかける熱意と、それを学生に対しても熱く語る姿勢がすごいなと感じていました

私の研究室のメンバーは、航空系や宇宙系の企業に進む人がほとんどでしたが、その熱意に惹かれ、パナソニック コネクトへの入社を決めました」 

2015年に入社した高橋は、物流・製造事業者向けのSEとして、物流・流通事業向けの業務支援システムを担当しました。

「まずは、新しい物流拠点や流通拠点立ち上げの際に、どのようなシステムを導入するのか、どのような設計していくのかの基礎を学びました。そこから、実際に新規でシステム導入する際の実証実験に携わりました。

当時の仕事で印象的だったのは、自動搬送ロボットのテストに参加したことです。労災事故や人件費を削減するためのロボットで、実際にロボットを現場に導入しながらトライ・アンド・エラーで検証を重ねました。大学時代からソーラーカーを作るなどモノづくりをしてきたので、非常にワクワクする仕事でした」

入社2年目の終盤より、官公庁から依頼を受けたサイネージ開発を担当した高橋。インバウンド需要に対応するために、多言語で広告を表示する機能の実装を推進したと振り返ります。

「入社して数年でしたが、さまざまな立場で物流・流通業界に携わることができました。パナソニック コネクトという大手企業だからこそ、お客様の数が多いし、仕事も多彩。大きな看板を掲げて仕事ができることの恩恵を感じましたね。

私は、0から1を生むような仕事が好きなので、その意味でも楽しく働くことができました」

ヤマト運輸に出向。現場の実情を肌で感じたことが、貴重な財産に

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2017年からはヤマト運輸に出向し、現場業務に従事することになった高橋。職場環境はガラリと変わったと話します。

「パナソニック コネクトとヤマト運輸は企業間での交流があり、取り組みの一つとして若手人材育成のための人材交流を目的としたプログラムがありました。そのプログラムに選出され、1年間ヤマト運輸の本社で勤務しました。

ヤマト運輸には全国に営業所があり、営業所に出された荷物は、一旦各地にある『ベース』という物流ターミナルに集約されます。私はその拠点間の調整役を担当しました。たとえば大雪で配送遅延が起きた場合、集配現場に案内を出すことや、拠点同士で協力できるように調整するのも仕事の一つ。ヤマト運輸の実務に入り込んだ1年間でした」

全国の物流ターミナルを対象にした調整業務──苦労も経験しましたが、現場に入り込んだからこそ得られた貴重な気づきが多い仕事だったと高橋は振り返ります。

「当社では、お客様がどんなことに困っているのか、仮説を置きながら提案しています。実際にお客様に課題や要望をヒアリングし、『このシステムはどうですか?』と意見を伺うこともよくありますが、ときにはお客様の課題の本質がなかなか見えてこないこともあります。

しかし、出向を経験したことで、現場のお困りごとが経験としてわかるようにもなりました。結果、お客様がどんな提案を必要としているのか現場のリアルな経験から捉えられるようになったのは、大きな変化でした。

現場に寄り添うことの大切さを経験から理解できたのは、私にとっても大きな財産になりました」

「任せて、任せず」をモットーに、チームメンバーを巻き込んでプロジェクトを進める

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出向を通じて物流現場の課題を肌で感じた高橋。その貴重な経験を活かすべく、物流事業者向けのSE部門に戻ると、プロジェクトリーダーとして現場改善システムの開発を牽引しています。

「パナソニック コネクトの製造現場が培ってきたノウハウを、お客様の現場にフィットさせていくようなシステムを作っています。具体的には、Excelで管理していた物流データを、より便利に利活用できるようにするシステムです。

私がヤマト運輸への出向で感じたような、顧客側の現場で働いている人の声も拾いつつ、どういう運用ならデータをちゃんと貯めていけるのか、未来にどうつなげていけるのかを考えながら開発しています」

一方で、プロジェクトリーダーとしてマネジメントの基本を改めて学ぶ必要を感じた高橋。会社の資格取得支援制度を利用して取得したPMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)という資格が、仕事に活かせていると話します。

「プロジェクトリーダーとして現場の課題を解決するシステムを作るには、お客様のお困りごとを把握しているだけではダメです。

多角的な意見がある中で、プロジェクトの目的とゴールが最終的に合致するように管理し、メンバーをフォローしていく必要があると感じ、PMPの資格を取りました。マネジメントの型を学べたことで判断が的確になり、無駄足・手戻りが少なくなりましたね

そんな高橋のプロジェクトリーダーとしてのモットーは、「任せて、任せず」。パナソニック創業者の松下幸之助の言葉でもあります。

「チームで働いているので仕事を分担することになりますが、ただ任せて『後はよろしく』というのは違う。任せた後も見守り、その人が自分の力で成功するまでフォローすることが大事だと思っています。

任せながらもチームをひとつの方向にまとめるために意識しているのは、まず自分がぶれない軸を持つこと。その軸をメンバーに共有することで『任せて、任せず』のスタイルを実現しています。

私がずっとめざしてきた0から1をつくるという仕事は、決して自分1人ではできないことで、チームの力が必要です。その意味でもリーダーとして成長することは不可欠だと考えています」

0から1にするソリューションを、推進・構築できる人材をめざして

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若手時代からさまざまな経験を積んできた高橋。パナソニック コネクトの魅力を次のように語ります。

「パナソニック コネクトという大きな組織や歴史があるからこそ、お客様の幅が広く、活躍の場が多種多彩。社員数=学びを受け取れる機会や刺激の多さと感じています。

何かチームで大きなことを成し遂げたいビジョンや夢がある人にとって、理想的な環境だと思います。

また、資格取得支援のように、会社が成長をサポートする制度が充実していることも、ありがたいです。挑戦したいと思ったことを絵に描いた餅で終わらせずに実現しやすい環境も、当社のいいところだと思っています。

私は大学時代、宇宙工学を学んでいたので、今の仕事に関係する専門知識は入社当時まったくありませんでした。しかし、成長を支えてくれる環境があり、入社後に知識を身につけることができました。

学生さんで、当社に興味があるのに、今の研究内容とは違うから難しいかもしれない……とためらっている方がいれば、心配せずに飛び込んでおいでと伝えたいです」

成長できる環境を活かして、高橋はこれからも個人として、リーダーとして、さらなる高みをめざします。

「今後も変わらず、0から1にするソリューションを推進・構築ができる人材をめざしたいと思っています。そのためには、チームやプロジェクトを動かし、お客様が実現してほしいことを的確に捉えられるようにしていきたいです。

現時点で自分に足りないと感じるのが、いわゆるベストプラクティス。それを早く確立し、システムのアーキテクトから運用保守まで、さまざまな技術やスキルを持った人材をリードするポジションにチャレンジしていきたいと思っています。

今のプロジェクトリーダーという立場に近いと思いますが、多様な人材のスキルや知見をつなげることで、私がかなえたいビジョンを含めて実現できるようになりたいですね。

もちろん最先端技術を活用するためには、さらに技術に関する知見が必要だと思っています。プロジェクトマネジメントの基礎は固められたと思うので、今後はさらに技術面の知識や経験も増やしていきたいですね」

「人と人とのつながりに勝るものはありません」と笑顔で語る高橋。チームをまとめ、新しい技術を追いかけながら、「0から1」をめざし続けます。

※ 所属・内容等は取材当時のものです