見える世界を広げたい。──そんな想いから転職を決意

2020年現在、オーエスエレクトロニクスで働く熊谷ですが、大学卒業後は、大手コンビニエンスストアの会社に就職し、石川県に配属。スーパーバイザーとして5店舗ほどの担当を受け持っていました。

熊谷 「5店舗の売上をいかに上げるかのアドバイザー的な役割をしていました。定期的に店舗を巡回、各店舗の店長とのコミュニケーションを通じて売上UPの戦略を練ったり、トラブルや困りごとなどに対し対策を講じたりしていました。

そこでのやりがいは、店長と一緒になって売上目標を達成していくことでしたが、実際に働く中で、見える世界が限られているように感じました。もっと規模の大きい仕事がしたいと思い、現在の会社に転職しました」

熊谷がオーエスエレクトロニクスを選んだのは、責任持ってお客様を担当して売上を上げていくスタンスが好きだったので、法人営業が希望でした。また、電子機器が急速に普及していた時代だったので、最先端の仕事に携わっていけることにやりがいを感じたことが理由でした。

熊谷 「オーエスエレクトロニクスは当時、大手電機メーカーの半導体の商社でした。しっかりした大手メーカーの部品を取り扱っていたので、ある程度安心して務められる点は決め手のひとつでした。安心できるメーカーの部品を扱っていることから、営業として、取り扱う商品・商材への安心感や信頼感もありましたし、自信を持って営業できると思いました。

また、自分の地元である福井県に北陸営業所があるのですが、当時はそこで社員を募集していました。そのときは石川県に住んでいましたが、(もともと実家が福井県ということもあり)実家から通える利点と、愛着のある地元で働けることも大きかったです」

柔軟な発想で、固定概念を崩す。自由な社風だからこそできたこと

営業を希望していた熊谷でしたが、入社してすぐに営業を担当したわけではありませんでした。最初の担当は、モノを受け入れて入庫して、棚に入れてまた商品を組んで出荷する倉庫業務。その後は、営業担当として現在の名古屋営業所に異動。倉庫業務では一連のものの流れと実際に現品に触れることで商品知識を学ぶことができました。

熊谷 「名古屋に来て営業として新人だったころに担当したお客様は、比較的取り組みやすい会社が中心でした。当時の名古屋営業所の先輩方が、新人だった私にいろいろと配慮してくれたり親身になって教えてくれたりしたことを覚えています。本当に感謝しています」

営業の仕事を覚えた現在は、車載分野を中心に活動します。

熊谷 「それまでは意外とランダムにいろんな業種のお客様を担当しました。現在は大手一流メーカーのお客様を担当させていただいているので、それが非常に良い経験になっています。お客様の担当が替わることで苦労することも多いですが、また違った商材を売ることもできるので、そういう意味ではリフレッシュ感はあります。

また、業界によってお客様の商品は異なるので、さまざまな業界を相手に営業するのは勉強になります。売れる商材(部品)も異なってくるし、商談ごとに頭を切り替えるのが新鮮です。あらためて覚えることは大変ですが、自分の人脈をつくっていくイメージで取り組んでいます」

そんな熊谷のスタンスは、今までの固定概念は、とりあえず疑ってかかること。

熊谷 「たとえば今まで売れていなかった部分とか、固定概念があってやっていないことがあるなどすると、本当にそうなのか、本当に売れないのかとかをまず考えていました。なので、実際自分が担当を引き継いでまず初めにしていたことは、今までの“固定概念”を崩すようなことを率先してやっていたような気がしますね」

この熊谷のスタンスを支えているのは、オーエスエレクトロニクスの社風にありました。

熊谷 「現在の会社は、結構自由に自分のスタンスで営業させてくれるところが良い点だと思います。これまでの固定概念を崩すようなことができたのは、自由に営業させてくれる社風があったから。

上からの押し付けとかは一切なくて、どちらかというと困ったことがあればこちらから相談してアドバイスをもらうか、アドバイスを受け入れて実直にやるのか、それも参考にしつつ我が道でいくのか。そこはすべて自分たちに任せてくれます」

みんなの力を借りて難航突破!そんな環境が自分を奮い立たせてくれた

熊谷はこの仕事を通じて多くの経験を重ねてきました。そんな中でも印象的な仕事があったと言います。それはある大手のお客様を引き継いだときのこと。前任の担当者からは、購買担当者のひとりしか引継ぎがなく、人脈もない中でのスタートでした。

熊谷 「仕入先の製品展示会をお願いしても見向きもしてくれない状況でしたが、あるきっかけで展示会が実施できることになりました。ただ、そのとき私が持っていた、そのお客様の名刺は15名分ほど。そのくらいしか面識なかったのでかなり不安な中での開催でしたが、結果は110名前後のお客様との名刺を交換できました。このことをきっかけに一気に案件が増え売上を劇的に伸ばすことができたのです」

熊谷は、この展示会を乗り越えたときのことをこのように語ります。

熊谷 「このことは、私ひとりの力ではなくて、仕入先の協力、会社の上司や営業所のメンバー、関係部署に協力いただいた賜物と認識しています。とくに、チームみんなでやることの意義を感じたすばらしい経験になりました。たくさんの方々に協力していただいたからには自分も死ぬ気で頑張らないといけないと思い、みんなの期待に応える一心で頑張れました」

熊谷はこの経験でみんなの力を借りてワンチームで臨めば、それが絶大な力となり難関を突破し、活路を見いだせると痛感しました。

営業ポリシーは、“とことん考え抜く”

熊谷が自分の中で意識している営業ポリシーは、“とことん考え抜く”ということ。

熊谷 「人によっては、自分の固定概念だけで『それは無理』とか、『それはできない』とか、すぐに断ったり、あきらめたりしてしまうケースがあると思います。

ですが、私はすぐにはあきらめません。まずはとことん考え抜いて、他にも何か方法があるのではないかと、ひたすら考え抜きます。そこでもうこれ以上は無理、『これ以上はない』と結論にいたってからも、もう一度あらためて考え抜くんです。 「本当にもう策は無いのか」と。「本当にそれでいいのか」とファイナルアンサーを自分に問いかけるようにしています。

そうすると、意外と違ったアイデアが出てきたりします。自分の脳ミソを侮ったり、自分の限界を勝手に決め付けたりはしません。私はあえて、限界を決めずに考え抜くようにしています」

仕事もプライベートも充実させていくことで、熊谷はさらに上を目指していきます。

熊谷 「2020年の4月、私は管理職に上がりました。これからは、自分が長く所属している名古屋営業所を、まずは会社で一番の営業所にしたいですね。名古屋営業所が会社を引っ張っている存在になりたいです。そのためには、個人的にも今までの営業活動だけでなく、次のステップとしてマネージメントもできるよう、さらに上を目指していきたいです。

もちろん、仕事でうまくいくにはプライベートも充実していないといけません。自分の家族が笑顔で居てくれれば、自分自身の仕事も良い方向に進むと思っています。なので、仕事もプライベートも両方充実させたいです」

これからも熊谷はその粘り強い根気と、諦めない営業ポリシーで躍進し続けます。