人との出会いが気付きを与えた、私の大切なこと

「日本にこだわらず、もっと広い世界を見たい」という想いから外国語を勉強できる大学を選択した吉野。数ある言語の中でもミャンマー語(ビルマ語)を専攻します。

もともとは人見知りの性格でしたが、大学入学後、さまざまな人との出会いが、吉野に気付きを与えます。

吉野  「大学で出会った方はみんな明るく、一緒にいてすごい楽しいなと思ったんです。そこからいろいろな人と会って、話をしたいなと思い、ミャンマーに1年留学もしました。留学当時、同居していた日本人留学生の中で、学生団体を立ち上げるぐらいとても活動的な子がいて。毎日、各国の留学生や現地の方など、いろいろな人が遊びに来たりしてましたね(笑)。
そのような生活が続く中で、私は人に興味があるんだなと気付いたんです。人と話すことは好きだし、その人の人生にすごい興味がありました」

しかし、いざ就職活動が始まると、吉野は「自分の専攻や留学での経験を生かされるような業界」で内定を取ることに必死になり、始めた当初は難航しました。資格取得の不足や活動経験の少なさが原因と感じ、自信を無くしていたとき、大学の就職アドバイザーや友人に相談したことで、状況は一転します。

吉野 「初めは"海外″という漠然としたキーワードで会社を見ていました。ただ、考えるほど自分が何をやりたいか、わからなくて……。それが面接でも伝わっていたのかと思います。就職アドバイザーや友人に相談し、自分の要素を洗い出すことで、あらためて自分を見直しました」

そこで、吉野は自分が一番好きなことは人と話すことであり、「ありがとう」といわれる仕事がしたいと考えるようになります。それまでは商社や広告業界を受けていましたが、選択肢を広げ、メーカーを見るように。

吉野 「そんな中で出会ったのがOKIです。説明会に参加したとき、良い意味で想像していたメーカーと違いました。いろいろな分野に携わることができそうだし、自分の知らない世界があるな、とおもしろさを感じました。
また、面接官と会話をする際も、すごく私の話を聞いてくれて、興味を持ってもらえた印象があって。周囲が相談に乗ってくれたから自分の良さに気づけたところもあり、そのような会社であれば、もし自分が悩んだとしても先に進むことができると思いました」

こうして、吉野は2016年にOKIへ入社を決めます。

ふたつの市場を経験、そこで感じたOKI営業スタイルとは

入社後、吉野はメガバンクを担当する部署に配属となります。そのときに担当していたのは信託銀行や証券会社で導入されているシステムに関する提案活動でした。

吉野 「当時、私は金融市場の営業を志望しました。担当していた案件は、お客様が利用しているシステムの状況確認や新規提案です。
担当のお客様には、『銀行員が効率よく仕事を行う』手助けをするシステムとしてご利用いただいておりました。銀行員の方の業務を始め、システム関連の話はこれまで関わったことがなかったので、知識を入れること、とにかくお客様と話すことにがむしゃらになっていたと思います」

まずはお客様と話すことに尽力し、徐々に提案活動にも自信が出始めた吉野。ですが、2019年に鉄道市場の担当へ異動が決まりました。業界の違いから初めは営業の進め方に戸惑いを感じたといいます。

吉野 「お客様が重視していることが、営業活動にも影響すると実感しました。金融市場の際はエンドユーザーの大切な資産を預かることもあり、セキュリティがとくに重視されている印象ですが、鉄道市場は正確さかつスピードが求められていると感じています。毎日運航がされているため限られた時間の中でいかに作業ができるのかという感じで。

どちらもとても重要なことであり、順番がつけられることではないのですが、一般的に銀行員の方に利用いただくのは9時〜17時の業務時間内です。一方で鉄道はほぼ終日とご利用いただき、商品の運用時間には差があるので、その部分がよりスピードを求められ営業活動にも影響しているかなと思います」

新たなスタートを切った吉野。様子を伺いながらも、自分でできることは何かを考えながら、業務に励んでいきました。そのなかで、吉野はあることに気が付きます。

吉野 「5年目になったというのもありますが、自分自身が担当できる仕事の範囲も変わりました。それこそ、話す人の層が増えたので、いろいろなことをきっかけにこれまで以上に、お客様と接する機会が増えたんです。

だからといって、営業するうえでのマインドが変わるわけではなくて。どんな市場であってもお客様を第一に考え提案活動している姿は変わらず、これがOKIの営業なのかなと思いましたね」

お客様と支えあえる関係を目指して、私の営業としてのポリシー

現在、入社して5年目になる吉野。異なる業界のお客様を担当してきましたが、共通して大切にしていることがあります。それはやはり「お客様のことを一番に考える」ということでした。

吉野 「営業は会社の窓口で、お客様と一番接する機会が多いです。その分、自分の対応ひとつで印象が変わってしまう責任があると思っています。逆を言えば、自分の対応ひとつで、これまで関わりが無かったお客様と話ができたりチャンスを広げることもできる職種だと思うんです。

だからこそOKIから受ける提案にどんなメリット、デメリットがあるのか、お客様の立場に立ち、すごく考えて提案をするようにしています」

常にお客様のことを意識しながら営業活動をする吉野ですが、それは初めて担当した案件での経験がきっかけでした。

吉野 「初めに担当していた案件はシステムがメインだったので、内容がわからず話についていくのもやっと。質問されても答えられなかったりして、お客様から営業のいる意味について問われるような雰囲気になったこともあります。だからこそ、営業としてできることをすごく考えるようになりました。

知識をつけることはもちろんですが、自分がお客様の立場だったらどのような内容が気になるか、なぜこのような費用が発生するかなどの質問を想定し、お客様と同じ時間軸で話せるようにしました」

そんな吉野はお客様との関係をこのように描きます。

吉野 「何か困ったときにすぐ助けてくれる存在として、お客様のそばにいたいと思っています。いい情報だけ提供していても腹を割って話すことってなかなかできないと思っていて。お客様のことを考えているからこそ、本音で話をするときもありますし、同じ悩みを抱えていれば、正直に私も困ってると伝えます。

だから、もしお客様が困っていれば私が、私が困っていればお客様が。お互いに支え合えるような、会社の関係を超えた、個と個の信頼関係も築き上げ、かなえたいと思っています」

自分のやりたいことを導くために──人とのコミュニケーションが必要な理由

お客様との理想の関係を思いながらも目標を持って、営業活動に取り組む吉野。それは、これまでたくさんの人に支えてもらったことが起因しています。

吉野 「今、私は自由に仕事ができています。それは、チームメンバーや同僚など相談できる人が近くにいて、信頼できる関係があるからです。

これからは、これまでたくさんの方に支え、引っ張ってもらったように、私もチームや会社を今よりもっと良い流れに引っ張れる存在になりたいと思っています。

そして、OKIには知り合いの知り合いはみんな知り合い、のようなつながりがあるので、所属、年次を超えて相談ができる環境があります。なので、営業という枠にとらわれず、新しいことにも挑戦していきたいですね」

今、吉野が感じているこの環境は就職活動当時、OKIの面接を受けた印象と変わっていません。これまで壁に当たった経験があるからこそ、自分を見つめ直し、出会えた今の会社。そんな吉野が今の就職活動生に伝えたいメッセージがあります。

吉野 「就職活動は自分の人生を決める重要なポイントになると思いますが、ゴールではありません。就職した先の道には、その環境で働き、成果を出す必要があります。だからこそ、あらゆる方向から自分を見つめ直し、その時間を大切にしてほしいと思います。自分の良いところを大切にしてくれる会社じゃないと、意欲的にもなりませんからね(笑)」

しかし、自分を見つめ直すうえで、学生に危惧していることもありました。それは自分自身で視野を狭めてしまっている可能性がある、ということです。

吉野 「学生とお話しする機会もあるのですが、この業界じゃないと自分のやりたいことができない、反対にこの職種では自分の想像する仕事はできない、というように自分で選択肢を狭めてしまっている方が多い印象を受けます。本当にそうなのか、今一度見つめ直してほしいです。

そのためにも、ぜひいろいろな人と話してほしいです。それは周囲にいる人だけでなく、就職活動で出会う面接官や採用担当などの社会人も含みます。話すことでひとりではわからなかった、自分の良いところに気付き、自分の良さを生かせる新たな場所が見つかるかもしれません。人との出会い通じたコミュニケーションを良いきっかけにして、行動に結びつけてほしいと思います」

人との出会いが生んだコミュニケーションから、自分を見つめ直し、前に進むことができた吉野。今の自分があるのは周囲の支えがあるから、という感謝の気持ちを忘れず、これからは周囲を引っ張る存在として、チャレンジし続けます。