納期交渉やエビデンス確認も。3役も4役もこなすマーケティングの現場

▲キッチンセクションの渡部

オークローンマーケティングが運営するショッピングブランド「ショップジャパン」のキッチン商品のマーケティングを担うキッチンセクションで、新商品のマーケティングプラン立案から、テレビショッピングで放映する映像の制作といった幅広い業務に携わっている渡部。担当ブランドの商品の魅力を伝え、多くの人に購入してもらうべく、日々奔走しています。

渡部 「現在、2022年にテスト販売を予定している新商品の映像制作をまさに進めているところです。映像制作といっても、映像自体は弊社のクリエイティブチームや制作会社さんが制作します。

私が担当するのは、映像の中で表現していく商品の魅力や訴求ポイントを整理したり、訴求ポイントが実証できるものになっているかエビデンスを確認したりと、他のセクションの方と協力しながら、映像をつくるために必要な要素を用意することです。『商品の魅力を表現できているか』『NGワードが含まれていないか』といった観点で確認していきます。

また、キッチンセクションに異動してきた当初に先輩社員から引き継いだスチームオーブントースターも担当しています。テレビショッピングでのテスト販売では、お客様からの反応が想定していたよりも乏しかった商品ですが、放映した映像をもとに、Webサイトでの販売が成功するよう、売り上げが伸びなかった要因の分析を行っています」

商品開発部門や各販売チャネル部門との担当者と協業して、テスト販売がスケジュール通り実施できるよう準備することも渡部の重要な業務です。

渡部 「テスト販売と一言で言っても、そのためには、希望通りの商品に仕上げなければいけませんし、スケジュール通りに商品を納品したり、テレビ通販で放映するための映像を制作したりと、様々なプロセスがあります。

各プロセスは、他部署の方と連携していきながら進めていく必要があります。連携する部署が多いため、ひとつのプロセスがずれてしまうと、大きなスケジュール遅延に繋がる可能性があるため、他部署の方とのコミュニケーションには特に気をつけています。丁寧にお伝えすることはもちろんですが、他の部署にとって必要な情報は必ずお伝えしたり、相手に納得していただけているか確認しながらお話しするようにしています」

商品の売り上げを伸ばす中枢部門に所属する渡部は、他部署の旗振り役を担う機会も多くあります。マネージャー以上の役職の他部署のメンバーとミーティングする際には緊張が走り、事前に先輩にチャットで助言を求めることも。

渡部 「入社当時のことですが、部署内での意見を事前に上長とすり合わせずに他部署の方とのミーティングに臨み、自分個人の意見をお話して混乱を招いてしまったことがありました。

以降は反省して、きちんと部署内で出された方向性と自分の認識をすり合わせた上でミーティングに出席するようにしています。先輩方も『渡部さんなら大丈夫だよ』と温かく応援していただき、助かっています」

実は渡部にとって、キッチンセクションは入社以来3つ目の部署。ジョブローテーションの制度を積極的に活用しながら、さまざまな業務に携わるに至った原点は、大学時代にありました。

ゼミで興味を持ったマーケターの夢抱え、業務の幅が広いショップジャパンに入社

▲ゼミで企画したおかきをサービスエリアで販売しました

総合政策学部で経営学を専攻した大学時代は、企業と協業して商品開発を行うゼミに所属。そこで商品企画の楽しさに出会いました。

渡部 「ゼミの活動の一環で、私の出身地である三重県のおかきを製造する企業と協力して、商品企画をしたことがありました。チームに分かれておかきの商品企画をしたのですが、多くの方にインタビューを行い、インサイト調査をして『どういうものがうけるか』を考える過程がすごく面白くて。

発売をかけたゼミ内でのコンペでは、自分の考えた企画は残念ながら発売品には選ばれなかったのですが、マーケティングに興味を覚えるきっかけになりました」

そこで、就職活動はマーケティングに関わることができ、ワークライフバランスの実現した職場を条件に取り組みました。そこで出会ったのがショップジャパンだったのです。

渡部 「ペット業界や人材業界にも興味があったのですが、マーケティングの仕事を早い段階から担当したいという想いがあり、入社歴が浅いメンバーでもマーケティングで活躍しているショップジャパンであれば、いちはやく実現できるであろうと、興味がどんどん強くなっていきました。

それにショップジャパンには社内に様々なチームがあり、いろいろな分野にチャレンジできる環境があります。仮にやりたいことが変わったとしても働き続けられやすい会社だと思いました。

入社の決め手になったのは、最終選考がインターンシップという形で実際に業務に携わるというものだったのですが、その際にキッチンセクションに5日間配属となった時に、とても意見を言いやすい社風を感じたこと。若手社員が積極的に発言をしていて、若手であっても臆することなく意見を言える風土があるのだと感じましたね」

シニア世代向け商品の販売戦略を担当し、売上に貢献

▲渡部が担当した三点杖「クレバーケーン」

2020年のショップジャパン入社後、最初に配属されたのは、新商品を発掘する部門であるNew Product Launchセクション。新商品は必ず、お客様からのニーズがあるかどうか、売上が見込める商品であるかどうかを見極めるために、商品の特長や差別化ポイント、商品を使用したことで得られる効果などをまとめた「商品コンセプト」の消費者調査を行います。渡部は、このコンセプトづくりの業務にあたりました。

渡部が初めて「商品コンセプト」を作成した商品は、シニア世代が買い物に行くときなどに使用するシルバーカーでした。

渡部 「上長に3回くらいはチェックしてもらい、なんとかできあがったという思い出深い初仕事になりました。当初は商品の魅力を十分に伝えるためには、『商品の良いところを出来るだけたくさん詰め込むことが重要だ』と安易に考えていたのです。

しかし、この商品コンセプトは、調査に必要なものです。先輩からは商品の機能面だけでなく、商品をお使いいただいた際に、お客様にどんな気持ちになっていただけるかといったベネフィットをしっかり伝えることが大事だと教えていただきました。また、ポイントをただ並べるのでなくトピックごとにブロックにまとめて示したり、並べる順番も考えたり、調査の対象者の方々が読みやすいように文字量も調整することなどのフィードバックをいただきました。

フィードバックの中で難しさを感じたのは、相手目線になること。自分以外の方が読んでわかりやすいものになっているかどうかが大事だと気づかされました。それからは、文章を読み上げて録音し、声を聞きながら違和感がないかどうかを確認するように工夫しました。

現在手掛けている映像確認の業務では『商品の魅力がしっかりと伝わる映像になっているか』『一番伝えたいことが最初に表現されているか』『ロジックがつながっているか』といった点をチェックしていますが、このときの経験が生かされていると思います」

新しいことへの挑戦には試行錯誤はつきもの。渡部自身も挑戦と改善の日々を送っています。まさに、試行錯誤が実になった経験があります。当時、渡部はシニア商品である自立式の三点杖「クレバーケーン」の販売戦略を担当していました。

渡部 「クレバーケーンは、テレビ通販でテスト販売をした結果、お客様からの反響が高くポテンシャルのある商品であることがわかりました。そのため、少しでも早く本格的にテレビ通販での販売ができるよう、映像制作チームやメディアバイイングチームとスケジュールとの調整が必要でした。

結果、シニア世代の方に多く買っていただき、好成績が2カ月間ほど続きました。スケジュールを可能な限り調整し、早めの段階でテレビ通販番組が放映できたことで、会社の売上に貢献できたと認めていただくことができました。この結果は、一人で成し遂げたわけではなく、先輩や他部署の方のご協力あってのことですが、クレバーケーンチームの一員として社内表彰までいただけて、すごく嬉しかったです。『頑張ったら必ず誰かが見てくれているんだ』と実感しました」

多彩なキャリア展望できるショップジャパンの魅力を、後進にも伝えたい

▲現在進行中の新商品の企画・開発部門のメンバーと

入社3年目までの社員に積極的にジョブローテーションを活用できる機会を提供しているショップジャパン。入社1年目でのシニア向け商品のマーケティングに面白みを感じていた渡部は当初、残留を希望していました。

渡部 「データを元に分析し、結果に至った要因が見えるようになったことや、クレバーケーンのリニューアルに向けた調査でお客様にお電話でお話しさせていただいた際に、商品がお客様のお役に立てていることがわかり、とてもやりがいを感じていたので、特に異動は希望していなかったんです。

しかし上長とのキャリア面談の際に、キッチン商品部門の方がより多く新商品を担当する機会があり、いちから商品販売、マーケティングの業務に携われるとアドバイスをいただき、現在のキッチンセクションに異動しました。今のチームでもテレビ通販での売り上げ成績をもとに分析をおこない、今後のアクションプランを計画したりと、シニア商品を担当していた時の経験が役立っています」

現在はこのまま、ショップジャパン商品のブランド担当の仕事を続けたいという希望と、Eコマースや広報の業務にも関心を持っているという渡部。「いずれにしても後輩を育成できるくらいきちんと会社の事を理解できるようになりたい気持ちがある」と自身の展望を語ります。

渡部 「2021年入社の新卒社員の後輩たちにレポートの使い方を教える研修を実施した際、『今度は自分が人をサポートしたい』という考えが芽生えました。私自身、上長や各先輩方にいろいろ教えていただき、助けていただいたこともあり、これからはOJT担当になって、後輩を支えていきたいと思っています」

商品の魅力を伝えるための訴求開発やコンテンツ制作、マーケティングといった、学生時代から望んでいた業務に充実感を覚えながらも、幅広いキャリアの選択肢があるショップジャパンでの社会人生活に大きな期待を寄せる渡部。後輩たちにも生き生きと働く自身の背中を見せながら、それぞれが輝く道を見つけるヒントを提供していくことでしょう。