目指すべきところはこれだ!キャリアアップのために決意した転職

▲IT部門 豊田 智博

豊田は、大学でメディア情報を学んでいました。オークローンマーケティングに入社したのは、大学で学んだことを生かすべく、動画制作を行っているクリエイティブ部署を志望していたからでした。

豊田 「当時は、まさかIT部門に配属されるとは思っていませんでしたね」

入社当初は、IT部門の基幹システムの開発・保守を担当。当然、大学で学んできた領域ではないので、専門用語などわからないことが多く苦労したと言います。そして、半年後には、現在所属しているSystem Operation Sec.に配属となり、従業員の働く環境をITでサポートしてきました。このときにITの楽しさを実感したと言います。

豊田 「私がSystem Operation Sec.に配属になったタイミングは、クラウドが注目され始めたり、新しいソリューションが生み出されたり、急速にITが進化している時期でした。当社だけでなく、世間的に見ても、まだ導入が少ない新しいソリューションの導入。

そんなプロジェクトを入社2年目で任せてもらえたのは、嬉しかったですね。この経験から、どんどん業務範囲や社内提案ができる機会が増え、やりがいを感じていました。ITの分野をもっと追及していきたいな、と」

そして、社会人6年目で、豊田は一度オークローンマーケティングを離れることになります。

豊田 「上司や、他社の方の仕事の進め方や立ち振る舞いを見て、目指すべきところはこれだ!と思った瞬間がありました。それが、ITコンサルというキャリアです。

私はそれまでいわゆる社内SEという立場で仕事をしてきましたが、ITのコアとなる技術的な部分は、業務委託の方へ発注しており、実際はマネジメントの要素が強くなっていました。

コンサルティングができるようになるには、コアな部分に強くならないと通用しないと感じ、ITベンダーへの転職を決意しました」

転職先の外資系ITベンダーでは、技術営業とプロジェクトマネージャーに従事。技術的な経験がない中でも、従業員3,000人以上の企業をクライアントに抱えるなど、大きなプロジェクトを任せてもらうまでに至りました。そんな中、再びオークローンマーケティングに戻ってきた理由を豊田はこう語ります。

豊田 「前職ではさまざまな挑戦や経験をさせてもらい、成長を感じることができました。しかし、クライアントワークのため、ソリューションを導入した後の現場の変化まで携われないことに、もどかしさを感じていたんです。

そんなときに、ご縁があってオークローンマーケティングに再び入社する話をもらいました。技術的な知識や経験を積んできたことで、現在はプロジェクトマネージャーとしてだけではなく、システムの構築や運用などの技術的な部分にも携わっています。ある意味なんでもやらせてもらえる環境のおもしろさを実感していますよ」

一斉在宅勤務への切り替え。実装までたったの2週間で対応できたわけ

▲オフィスもフリーアドレスにするなど、場所に縛られないつくりに

オークローンマーケティングは、新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大防止と従業員およびその家族、各ステークホルダーの安全確保を目的に2020年3月2日より、雇用形態に関わらず全従業員を対象に原則在宅勤務をスタートさせました。

感染症が本格的に流行する前に、スピーディに勤務スタイルを切り替えることができた理由は、以前から環境構築を行ってきたからだと、IT部門System Operation Sec.の豊田は振り返ります。 

豊田 「2013年ごろから、ショップジャパンの中ではすでに働き方改革を描いていました。それは、『場所に縛られない働き方にしていく』という構想です。

そのために当時はデスクトップPCだったものをまずはノートPCに切り替えたり、社内のサーバーへスムーズにアクセスができるソリューションを導入したり、固定電話やPHSという文化をなくしPCで電話がとれるようにするなど、環境を整える動きがもうすでにとられていました」

豊田は、2012年に新卒社員としてオークローンマーケティングに入社し、IT部門に配属。新卒2年目のときから、IT部門のSystem Operation Sec.に配属され、ITで従業員の働く環境を整備、改善していく役割を担ってきました。そのため、今回の一斉在宅勤務への切り替えプロジェクトは、自然な流れで参画できています。

これまで徐々に環境のアップデートをしてきましたが、それでも課題があったと言います。

豊田 「ここまで全従業員が、一斉に在宅勤務に切り替えるという形を想定したキャパシティで設計をしていなかったため、とくに社外から社内サーバーへアクセスするためのシステム拡張や増強が急務でした。また、気付けていなかった細かな環境改善が見えてきました」

具体的にはFAXをこれまで紙の出力で行っていたところをデータで完結できるようにする、代表電話への受電を個別で担当者に転送できるようにする、自宅にWi-Fi環境がない社員に対してWi-Fi機器の貸し出しをするなど、同時並行で進めていくこととなりました。

豊田 「これらをおよそ2週間程度で完了させ、その結果、3月2日から在宅勤務に切り替えることができたんです」 

お客様情報を取り扱う業務もフルリモートに──環境構築するまでの苦難

▲社内のミーティングはすべてオンラインミーティングに

オークローンマーケティングには、ショップジャパンのお客様に関する情報などセキュアにアクセスしなければならない、受注システムがあります。もともとこれらは、社外からアクセスができないよう構築してきたもの。

3月から在宅勤務に切り替えることができた一方で、この受注システムを使って業務をする従業員については、出勤日数を絞ってオフィスで業務をしなければなりませんでした。

日数は絞っていましたが、出社してもらうのには、やはりリスクがともないます。この受注システムについても在宅で行えるよう環境構築する必要がありました。

豊田 「従業員のリスクと隣合わせなプロジェクトだったため、常に緊張感を持っていましたよ。

とくにスケジュールの部分です。これまでは、納期が少しずれこんだとしても、その理由が妥当であれば許されることがあったと思います。でも、今回は違います。いかに早く進められるかが勝負で、正直自分の体調よりも優先していましたね(笑)」

プロジェクト初動のころは、従業員からの個別の対応に時間を割かれ、全体を統括してみることができず苦労したと豊田は話します。

豊田 「問い合わせの内容は、いつ受注システムのリモートアクセス環境の構築ができるのかといったことから、その他のシステムに関してもうまく接続できずにいるがどうしたらいいか、加えて導入したオンライン会議システムの使い方など内容はさまざまでした。

私たちITからの情報発信と従業員の皆さんの課題集約をスムーズに行う必要があると感じましたね」

その後、在宅勤務措置関連の事務局を担う社長室と、IT部門、そして各組織長(管理職以上)がメンバーとなる「在宅勤務措置に関する情報共有」と題したチャットグループが立ち上げられました。

このグループでは在宅勤務措置に関する会社の決定事項の連絡や、各組織長から従業員のオフィスへの出勤状況の報告、在宅勤務を進める上での部署ごとの課題、現状起きている問題などが随時アップデートされました。

豊田 「グループ内でITへのリクエストを受け付け、そのリクエストに対して、完了なのか調整中なのかステータスの更新も行いました。情報がきちんと落ちる体制がつくられたことで、作業により集中できるようになったんです」

これにより、4月の緊急事態宣言発令前には、受注システムを使用する170名分の環境構築を終え、フルリモートに切り替えることができました。

場所やモノに依存しない新しいワークスタイル

▲IT部門 豊田 智博

オークローンマーケティングに再び戻ってきた豊田が、今後挑戦したいことは、自身の強みである「従業員の働く環境」をさらにアップデートしていくこと。

豊田 「現在も、当社は在宅勤務という働き方ですが、さらなる場所やモノにとらわれないワークスタイルの実現のために、プロジェクトを走らせています」

一方で、ITで解決できることは格段に増えているものの、実はITだけで解決できることは少ないと感じている豊田。

豊田 「これまでは、無意識ながらも『オフィス』を軸に業務がつくられてきたと思います。

たとえば、みんなで集まってレビュー会をしようとか、申請書は印刷が必要だったとか。業務そのものを、環境にとらわれない業務に変えていかなければ、どんなにITでサポートしても、補いきれないと思います。

その問題解決のためには、私自身社内のあらゆる部門が、今どんな業務をしているのかきちんと理解することが必要ですし、さらにはその部門の業務そのものの見直しまでが範囲になってくる可能性もあると思います」

そこで初めて最適なITソリューションを提案することが可能に。豊田は、ITと社内のあらゆる部門との連携がより重要になっていくと考えています。

豊田 「これはもともと新卒のときからあまり変わってないのですが、『人の役に立つことをする』をモットーに仕事をしています。ITは、専門的な領域なので、社内でも知識レベルにばらつきがあるんです。

課題を抱えている方や、リクエストしてくれた方が、本当はどんなことがやりたくてITに相談してくれたのか、一歩先を想像して行動するようにしています。 個人レベルでの『働く環境』のアップデートを積み重ね、最終的には会社全体の『働き方』を変えていけたらと思います」

オークローンマーケティングは、新型コロナウイルス感染症をきっかけに、当初計画よりも早く在宅勤務に切り替えました。しかし、それはあくまでもきっかけで、事態が落ち着いたとしても、この新たな働き方は今後も継続していきます。 

場所やモノに依存しない、社員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境構築のために、IT豊田の挑戦はまだまだ続きます。