国民の生活基盤を支えるNTTデータの保守運用の重み

NTTデータは行政、医療、電力などさまざまなインフラに関わるITサービスを提供しています。各領域の課題解決に資するソリューションは、提供するだけで終わりではありません。より豊かな社会を実現するためには、各システムを安定的に維持する保守運用の下支えが必要不可欠です。山下 直人が担う第四公共事業部の運用管理は、まさにその一端を担う役割です。

山下 「私は現在、中央省庁の行政に関わるシステムの運用管理を担当しています。システムの安定運用をはじめとした、システムのサービスレベル遵守が主な仕事です。また、電子レセプトの点検業務の効率化も、私たちの仕事のひとつです」

NTTデータが運用するシステムの多くは、国民の生活に深く根付いています。日々の暮らしを支えるシステムの保守運用には、利便性の向上などの影響力と同時に、多大な責任が伴います。

山下 「国民の生活の安心・安全を守るために、システムを止めず安定稼働させることが運用保守チームのミッションです。そのためには、私たちチーム内の連携だけでなく、運用に携わるステークホルダー同士のスムーズな連携が必要不可欠です。安定したシステム運用のためには、技術力のほか、ソーシャルスキルを発揮しなければなりません」

国民の生活基盤を守るべく、システム運用の仕事に真摯に向き合う山下。2008年から2017年まで、山下は金融関連の事業部で保守運用担当者として活躍してきました。入社9年目での異動という決断は、山下の中にある運用保守に対する熱い想いを行動に移した結果です。

山下 「キャリアを積み重ねるほど、経験の“幅”を広げたい気持ちが強くなってきたんです。培ってきたソーシャルスキルを活かして、運用保守を極められる人材になりたい。そんな目標が胸の中で大きくなって、異動を考えるようになりました」

経験の幅が広がるチャレンジングな環境、第四公共事業部

社内公募制度を活用して、第四公共事業部の運用管理への異動を果たした山下。異動当初は思い描いていたイメージとのギャップに戸惑うこともありました。

山下 「幅を広げるという点ではイメージ通りでしたが、第四公共事業部は予想以上にチャレンジングな部署でして……。とにかくお客様の背景とニーズを正確に掴むことが、現在の仕事の肝だと思います。

言われる前に準備を整えて、ベストなタイミングで必要な提案をする……。そういった柔軟な配慮が求められるケースも多々あります。大変な面はもちろんありますが、そのぶん、臨機応変な対応力が身につきます」

行政関連のシステムでは、多くの国民に影響を及ぼす恐れのあるトラブルも起こり得ます。そんなときでも最速で対応するためには、チームでピンチに立ち向かう組織力が求められます。

山下 「以前、システムの移行がうまくいかず運用が不安定になり、お問い合わせが集中したことがあります。その対応に何百人もの人員が必要になった際、当時の上長が助けを求めたところ、嫌な顔ひとつせず他部署の仲間たちが応援に駆けつけてくれました。そのとき、NTTデータには助け合いの文化が根づいているのだなと改めて感じました」

厳しい環境だからこそ育まれてきたチームワークを武器に、システムの安定運用を目指す。そんな環境のあたたかさを感じつつ、第四公共事業部での数々の苦難を通じ、山下は経験の“幅”を広げていきました。

傾聴力と判断力を活かし、行政サービスの業務効率化を目指す

▲趣味は国内旅行。沖縄での一枚

金融関連の事業部で学んだステークホルダーとのコミュニケーション術を活かしつつ、第四公共事業部で新たな挑戦を重ね、運用保守としての手腕を高めてきた山下。さまざまな経験を重ねた中でも、あるプロジェクトで大きな成果を上げたことが印象強く残っています。

山下 「中央省の電子レセプトを点検する、外部委託業者を支援するプロジェクトに携わりました。これまで各局にお任せしていた点検をひとつに集約し、うまくシステムを回す方法を考えるポジションです。レセプトを何十年も点検しているベテランの方たちからノウハウを聞き取り、そこで得た知見をシステムの効率化に活かした結果、作業工数の30%削減に成功しました」

レセプトはチェック項目が複雑で、それゆえ点検にかかる負担も大きく、業務全体を圧迫していました。ヒアリング力と情報を取捨選択する判断力を活かし、山下は大幅な業務効率化に貢献しました。

このプロジェクトに留まらず、山下は常日頃から業務効率化を目指し、より良い職場環境を整えることに注力しています。

山下 「大規模なチームで働いている以上、ひとつのプロジェクトに対して意見の相違が度々起こるのは自然なことだと考えます。しかし、もしも同じ不満が続く場合は、仕組みそのものに問題がある可能性を考えねばなりません。必要に応じて改善する方法を建設的に考えるのが、運用管理を担う自分の役目だと思っています」

運用保守の仕事は、より良いサービスを提供したいという人々の想いを受け止める負担もありますが、特にシステムトラブル時は、多大な苦労が伴います。

山下 「扱うシステムの規模が大きいため、突発的に起こるトラブルには、冷や汗をかくこともあります。そのぶん、システムを安定して稼働させた日の喜びはかけがえのないものです。『平和な1日だった』。そう思える瞬間が、大きなやりがいにつながっています」

挑戦に伴うトラブルへの緊急対応、その反面にある安定と穏やかな日常。その間を行き来しながら、山下は一歩ずつ目標達成と持続的な安定の道を歩んでいます。

社内メンバーや国民の笑顔を守ること、枯れないモチベーションの源泉

NTTデータには、「人助けをしたい」というホスピタリティにあふれた人材が多く集まっています。山下の仕事に対するモチベーションもまた、そんなホスピタリティから育まれたものです。

山下 「社会的に意義のあるシステムに携わっていることと、その先にあるお客様の喜んだ姿が、一番のやりがいです。この気持ちを忘れずにいられるのは、NTTデータのシステムが国民の生活に深く根付いているからだと思います。

前の部署で、金融機関のキャッシュカードをICカードに移行する業務に従事した経験がありました。今でも手元のキャッシュカードでお金を引き出すたびに、『このシステムがなかったら、不便だっただろうな』という実感がわきあがります」

もうひとつ、山下がモチベーションにしていることがあります。それは、共に働く仲間たちの笑顔です。

山下 「チームメンバーにとって居心地のいい状態をつくりたいと常々考えています。自分自身、周囲に幾度となく助けられながらキャリアを積み重ねてきました。その原体験が、現在のマインドにつながっています。先輩方から受け取ったバトンを、次世代にもつなげていきたいです」

仲間やお客様の笑顔を願い、円滑なコミュニケーションを大切にする山下。システムの保守運用を極めたいと歩み始めた新たなキャリアの先に、より柔軟なシステムの在り方を見据えています。

山下 「私たちは激動する時代にあわせて、システムそのものを変えていかなければなりません。安心・安全・安定的な運用と、急激な社会の変化に対応する力。相反する2つの交点を模索しつつ、うまく両立させることが目下の課題です。そのために、汎用性を生み出すカスタマイズを実現する技術習得にも挑戦していきたいですね」

自分だけで回せる仕事は存在しない。そう言い切る山下は、日々周囲の人々に何を返せるか考えつつ、技術力や連携力の向上を図っています。国内でもあまり資格保有者が多くないITIL Expertを取得し、社内外の勉強会に積極的に参加するなど、自己研鑽を怠りません。

より良い社会をデザインしていきたい。国民の生活に根付くシステムの安定的な運用を目指し、山下はこれからも人々の暮らしと笑顔を守り続けます。