地域会社の金融部門を支援。銀行の現場を一人称で語れることがバリュー

延正樹は、NTTデータ社会基盤ソリューション事業本部・グループ事業統括部で「NTTデータ北海道」など、NTTデータの地域会社における金融部門の事業推進を担当しています。

具体的には、地域会社の金融部門のクライアントである地域金融機関向けに新規ビジネスを企画したり、事業推進のための施策検討と実際の推進等を行っています。

実は延が新卒で入社したのは、大手都市銀行。

延 「入行後最初に配属されたのは大阪の支店で、そこで中堅・中小企業のお客様に対して法人営業をしていました。いわゆる半沢直樹の仕事のイメージです(笑)。

その後、東京オリンピック招致が決まったタイミングで、都内の自治体や第三セクターに対する営業を行う業務に変わりました。数年営業担当をした後に、本部のリスク統括を行う部署に異動し、銀行で発生しうる様々なリスクを計量化する業務に従事しました」

そんなメガバンクでの業務経験が、地域会社と共に地域金融機関やその先のお客様に対してどのようなソリューションを提供すれば良いかを考える現在の業務に活きています。

延 「銀行で営業の現場から本部業務まで幅広く経験し、営業の実態や本部業務の実態を、それぞれ一人称で語れることが私のバリューだと考えています。それをNTTデータで存分に活かし、お客様や関係者の皆さんにより良いソリューションを提供することを目指しています。そして、私がいることのメリットを実感していただけるようにしたいですね」

さらに延は、メガバンクの後に、外資系のコンサルティング会社に転職しています。

そこでのコンサルの考え方のフレームワークがまた、新規ビジネスのソリューションを考える際に非常に役立っているといいます。

メガバンク→コンサルでの経験を活かしながら、延はいま、NTTデータで本当にやりたかった仕事をしています。本当にやりたかった仕事とは何か、またそこにどうやってたどり着いたのか──。

様々な新しいことにチャレンジ。そして経営・事業企画の仕事をめざす

▲何かあれば助け合うことができる仲の良い兄弟

延はもともと、工学部で無機化学・有機化学の研究をしていました。

延「就職する際には、様々な新しいことにチャレンジできる仕事に就きたいと考えていました。そしてゆくゆくは、経営企画や事業企画に携わりたいというキャリアビジョンを描いていました」

そこで、理系職だけではなく幅広い業種から検討し、銀行を選びました。

延「銀行は、2~3年で部署異動があるイメージで、常に新しいことにチャレンジできそうだと思ったからです。実際に2~3年で異動し、新しい仕事を経験できました。ただリスク統括の仕事は専門性が高く、一度そこに配属されると長期になる傾向がありました。キャリアチェンジが難しそうだと思い、転職を決意しました」

延が転職先に選んだのは、コンサルタント会社。転職エージェントから「将来的に経営・事業企画をやりたいなら、一度コンサルを経験してみたら」と助言を受けたことが、決め手になりました。

 延「コンサルではプロジェクト推進のノウハウなどのナレッジを学び、次に事業企画ができるような会社に転職することを念頭に入社しました」

そこで、金融機関向けのシステム導入などをサポートする外資系コンサルタント会社に入社。そのコンサルで延は、新たな経験やナレッジだけでなく、自身の成長に繋がる仕事の考え方・やり方を手に入れます。

延「コンサルでは、『君はどう考えて、何をしたいんだ?』とよく問われました。銀行では、決められたことを正確に実行することが価値でしたが、それではコンサルとしては全く使い物になりませんでした。『なぜそうするのか、自分の意見を論理的に発信し続けないと自分のバリューはない』と叩きこまれました。ここでの経験から仕事のやり方が大きく変わりましたね」

コンサルで大きく成長し、やりがいも感じていた延でしたが、たまたま目にしたNTTデータの採用募集に心が動きます。

延「事業企画の仕事ができそうだということに、まず心が惹かれました。また大きな会社なら、いろいろなことにチャレンジできそうだと思い、NTTデータへの転職を決めました」

 

銀行での課題感とコンサルのフレームワークで、新規ビジネスにアプローチ

▲プラベートではふらっとノープランで海外に出かけることも

こうして入社したNTTデータで、延は意外なギャップを感じます。

延「それは、思っていたよりも風通しの良い会社だったということ(笑)。というのも、入社後まもなく、別の部署の上役の方に新規ビジネス創出に関して協力を求めるプレゼンをすることになったのです。どうしても日本の伝統的な大企業は、上司に提言するまでにかなりの時間と労力を要するイメージがありました。

上司に提言すること自体が難しい場合さえあります。それが、入社から1~2か月のまだ会社のこともよくわからない私の提言を、上司が即時に認めてくれ、さらに別の部署の上役が聞いてくれる……。NTTデータの度量の大きさ、風通しの良さを感じ、それは私にとって良い意味でのギャップでした」 

そのプレゼンとは、地域銀行に対して新規ビジネスをどう創出していくかという、考え方のアプローチをまとめたもの。まずは銀行業務を網羅的に洗い出すために、「収益力向上」・「費用削減」、「営業店」・「本部」の4象限に分けて整理し、業務の穴になっている部分や改善すべき部分について、業務フローにまで落とし込んでいきます。

延「ここではまさに、銀行時代に感じていた課題や、コンサルで身に付けた考え方のフレームワークが、非常に役立ちました」

プレゼンはとんとん拍子で進み、チームの取り組みとして認められ、現在もプロジェクトは進行中です。この時のプレゼン資料は、他部署からも「参考にしたい」と横展開されていきました。

延「NTTデータでは異業種からの転職者はまだ少数派。そんな中で銀行やコンサルの経験を一人称で語れるのが私のバリューなので、それを感じてもらえるようにもっと発信していきたいと考えています。

皆さんにも気軽に何でも聞いてほしいですし、私をどんどん使ってほしいですね(笑)。逆に、私はまだ会社の他部署のことや、会社全体の金融分野について分からないことが多々あるので、自分で積極的に情報を取りに行く努力をしたいと思っています」

「誠実さ」を大切に最適解を追求し、全員がハッピーになる仕事を

▲最近取り組めていない趣味のテニス

延が仕事をしていく上で、何より大切にしているのは「誠実さ」。

延「相手が何を求めているのか、それに対して自分がどうすれば相手が最も喜んでくれるかを考え、誰に対しても誠実に、真摯に対応していくことが大切だと考えています」

延がそう語るのには、理由があります。

過去のある仕事で、自分の営業目標を達成するために、お客様の課題解決に対して本質的ではないアプローチをしたことがあったといいます。

延「あの時のお客様の納得しきれない顔が、今でも忘れられません。不誠実な対応をすると、それは必ず相手にも伝わりますよね。不誠実な仕事をした悔いが未だに残っており、そのときの情景は今でも昨日のことのようによみがえります」

この出来事から「こんな対応をしていては自分はダメになる。誠実な対応をしていかなければ」と自らを省みた延。ただ一人のお客様の顔を今も忘れず、誠実さを大切にし続けています。

延「誠実さをもって日々目の前の業務に励み、例えば『延に聞いてよかった』とか『また一緒に仕事がしたい』と思ってもらえるようになりたい。そうすると、自然とまた情報や仕事が集まってくる──そんなプラスの循環を作っていきたいですね」

延が今後目指す世界も、誠実さを大切にする彼らしい答えでした。

延「お客様とNTTデータの地域会社、NTTデータ本体。それぞれに達成したい目標があります。それを達成しそれぞれが発展していくために、自分は何をすればいいかという最適解を常に考えながら業務に邁進していきたいですね。そして、全員が全員、ハッピーになることを目指します!」

さらに個人としてのキャリアビジョンも膨らみます。

延「幸いなことにもともと願っていた事業企画のところにトライできているので、今までのキャリアの中で今が一番楽しいですね。今後は事業企画にもっと特化した部署にも行ってみたいと考えています。

またNTTデータは公共分野の他にも様々な部署があるので、それらの部署を横断的に推進する事業企画などにも挑戦してみたいですね。NTTデータで、自分の可能性を大きく広げていきたいと思っています」

転職のキャリアに加え誠実さという延のバリューが、NTTデータでますます輝きを放っていきます。