想いを胸に飛び込んだIT業界。待っていた「コンサルタント」という仕事

▲NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 鶴身玲奈

就職活動中、鶴身 玲奈がNTTデータに興味を持ったのは、「尊敬する先輩の就職先」だったことがきっかけでした。

経済学部に在籍し、金融業界への就職を漠然と思い描いていた鶴身でしたが、NTTデータについて知るうちに、自身の目標に通じる仕事ができるはずという確信を抱くようになりました。 

鶴身 「仕事を通じて、『多くの人を笑顔にしたい』という想いがありました。事業規模が大きく、ITの領域で膨大なノウハウを持つNTTデータなら、その想いを実現できるはずだと考えたんです」

その一方で、まったく経験のないITの世界に飛び込むことへの不安もありました。そこで、内定を取得するとすぐに、どのようなスキルが求められるのかを会社に確認。通常は入社後に取得を推奨される資格を、入社前に独学で取得しました。

そして2016年、NTTデータへ入社。

鶴身 「人と関わることや話をすることが好きなので、漠然と営業職を想像していました。ただし、IT業界の営業である以上はそれ相応の知識を身に付けたいとも考えていたので、配属面談では、開発を数年経験した後に営業へ、という希望を伝えました」

最初の配属は、コンサルティング部門。コンサルティング部門ながら開発業務にも携われる機会もありました。

初めて参画したプロジェクトでは、自社開発したマーケティングオートメーション(MA)ツールの試験に始まり、お客様へのツールのデモンストレーションと提案活動にも携わります。

鶴身 「コンサルタントは、お客様のニーズを伺って『お客様にとって本当に必要なこと』を見つける役割だと思っています。お客様の前でMAツールのデモをしたりご提案をしたりする中で、その経験ができました」

最初のプロジェクトは、約半年間で終了。

予想外のコンサルティング部門への配属に戸惑いを感じながらも、コンサルタントとしての第一歩を踏み出した鶴身はその後、様々な「お客様のニーズ」に向き合っていきます。

難関プロジェクトに次々とチャレンジ。いつしか周囲から頼られる存在へ

▲入社のきっかけをくれた先輩と。

入社1年目終盤からの約2年間は、お客様の持つ様々なデータを活用した「経営戦略の策定」をサポートするため、お客様先に常駐。

次いで参画したプロジェクトでのミッションは、機械学習で生成された予測モデルの精度を向上させること。お客様が導入していた予測モデルが性能劣化を起こしていたことから、その原因調査と対応策の実施に乗り出すことになったのです。

ここでは、データ分析やアナリティクスに関するかなり専門的な知識が求められました。しかし、プロジェクトへの参画が決まった時点で、それらの領域に関する鶴身の知識はほぼゼロ。

幸い、プロジェクトの始動までに多少の猶予があったため、猛勉強して臨んだといいます。

鶴身 「初めは、データ分析にはどのツールを使うのかということさえ分かりませんでした。覚えるべきことがたくさんある中で、優先順位をつけて取り組むようにしました。自宅のPCにも必要なソフトをインストールしてみるなど、実際に手を動かしながら習得することを意識していましたね」

目的としていた予測モデルの性能改善は、プロジェクト参画から約半年間で達成。必死の勉強が実を結びました。

さらにその後、新たに携わったプロジェクトでは、社内にも当時まだほとんど知見のなかった機械学習プラットフォームのRPA(Robotic Process Automation:定型作業を人工知能などの技術を備えたソフトウェアのロボットが代行・自動化すること)化に取り組み、成果をあげます。

そして直近では、BI(Business Intelligence:膨大なデータを収集・蓄積・分析・加工し、経営戦略のための意志決定を支援すること)エンジニアの育成を図るお客様向けに、研修プログラムの構築を担当。

コンサルタントはお客様のニーズに応えるため、毎回新たな知識の習得が求められる立場。絶えず勉強が必要な日々ですが、鶴身はそれをネガティブに捉えてはいません。

鶴身 「入社当初は、自分に特別な知識やスキルがないことに葛藤を感じることもありました。今は、勉強は大変ですが、身につけた知識でお客様の課題に向き合うことができている確かな手応えがあるので、苦ではありません。また、新しいツールや技術に関する知識を身につけると、社内のメンバーからも頼りにしてもらえる場面が増えるので、それも密かなやりがいになっています」

言葉を交わすことの先へ。“本当のコミュニケーション”に必要なこと

▲コミュニケーションを大切にすることで、プロジェクト終了後もメンバーやお客様との繋がりがあるという

勉強熱心な鶴身には、知識の習得のほかにもう一つ、大切にしていることがあります。それは、コミュニケーション。

鶴身 「コンサルタントは、お客様自身よりもお客様のことを『知っている』ことが求められる仕事です。学生時代は、人と『話すこと』がコミュニケーションだと思っていました。でも、コンサルタントとして仕事をするようになって、本当のコミュニケーションとは、第一に相手をよく知ること、第二に、知り得た情報をもとに自分なりの考えを持って相手に向き合うことなのだと思うようになりました」

本当のコミュニケーションは、実は難しい。

入社1年目でそのことに気がついた鶴身は、お客様との向き合い方を工夫するようになります。

初めてお客様先に常駐した2年間のプロジェクトで、お客様がいるフロアと、鶴身たちのデスクがあるフロアは離れていました。頻繁に会話できる環境ではなかったからこそ、連絡事項はメールではなく、なるべくお客様のフロアまで行き口頭で伝達。その際に、進捗を確認したり、自分がお客様に関して知り得た情報をふまえながら発展的な質問をしたり、というコミュニケーションを意識的に取るようにしていました。

鶴身 「プロジェクトを離れる際、お客様からは感謝の言葉とともにプレゼントまでいただいてしまいました。お客様にそこまで思っていただけたのは、お客様のことを『知る』ことを意識して、表面的ではないコミュニケーションを重ねていたからこそだと思います」

さらに、常駐経験の中でお客様との関わりを通して身についたコミュニケーション力は、同僚や上司とのやりとりでも活きることに。

鶴身 「情報は発信するところに集まると思うので、とにかく自分から発信するように心がけています。かしこまって改まった連絡をするのではなく、思いついたことがあれば、ぽんっと気軽にテンポよく。その方が、チーム内の情報共有もスムーズですし、自分自身の仕事のしやすさにも繋がっていると感じます」

コロナ禍によってリモート勤務が常態化し、対面でやりとりする機会が大幅に減る中、オンラインツール上でも積極的にコミュニケーションをとることで、チームに好循環をもたらしているのです。

考え続けることで、不可能を可能に。そして笑顔の輪が広がる世界に

▲仕事の息抜きに雪山に通うという、趣味のスノーボード。

この先のキャリアについて、現時点では「コンサルタント以外は考えられない」と鶴身は言います。

お客様のニーズを理解し、対処すべき課題をクリアにして、課題解決の方策を考える。

言わば「考え続ける」ことをミッションとするコンサルタントの仕事に、終わりはありません。

鶴身 「ただ一つの正解というものが無い代わりに、自分が考えれば考えた分だけ、より良い結果を生むことができるのがコンサルの仕事だと思っています。
だからこそやりがいもあるし、お客様やメンバーとコミュニケーションをとりながら、どうすればより良い結果を導き出すことができるかを考えるのは、とても楽しいです」

また、入社前に抱いていた「より多くの人を笑顔にしたい」という想いは、今なお鶴身のモチベーションの源泉となっています。

鶴身 「これまではデータ分析の切り口で取り組むプロジェクトが主でしたが、それ以外の領域でも、それまでお客様が『できなかったこと』を、『できて当たり前』にすることを常にめざしたいと考えています。
お客様が笑顔になれば、自ずとその笑顔がより多くの人に広がっていくはず。皆が笑顔でいられる世界の実現に貢献していきたいです」

未知の領域にもひるむことなく知識の取得に励む勤勉さと、お客様の信頼を勝ち得るコミュニケーション力。

この二つの強みと、「より多くの人を笑顔にしたい」というブレない想いを胸に、コンサルタント鶴身はより良い世界をめざして考え続けます。