「営業」としてキャリアスタート。仕事に対する手応えに、葛藤の日々

▲製造ITイノベーション事業本部 小池 麻土香

大学時代は文学部に在籍し、1年間の留学経験も持つ小池 麻土香。就職活動では、得意の語学力を活かすことができればと、業界を問わず、海外でのビジネス展開に積極的な企業を幅広く見ていたといいます。

そんな小池にとって、NTTデータを選んだ決め手は、経営方針としてグローバルでのビジネス展開が鮮明に打ち出されていたことと、自身の働く姿をイメージしやすかったこと。

小池 「NTTデータは、説明会でお会いする人事の方や先輩社員の印象がとても良かったんです。へんに取り繕ったりせず、等身大の言葉で話をしてくだる方が多いのが好印象でした。それから、福利厚生がしっかりしていて、女性が長く働けそうな環境だということも決め手でした」

こうして、2010年にNTTデータに入社。

製造業のお客様を対象とする事業部門に配属され、営業としてキャリアをスタートさせます。

小池 「IT未経験の自分がいきなり営業で大丈夫だろうかという不安はありました。その一方で、新人ながらもお客様やプロジェクトのマネジメント層と直接やりとりする機会が多いのは、営業ならでは。もともと人とコミュニケーションをとるのが好きなこともあって、やりがいを感じていました」

自動車業界のお客様を相手に、営業として充実した日々を送っていた小池。

しかし次第に、胸の内に葛藤が芽生え始めます。それは、自身の仕事に対する“手応え”の薄さに起因していました。「プロジェクトの成否を握るのは開発メンバーの仕事ぶりなのではないか?だとすれば、営業である自分の仕事の成果とは?」という疑問を抱くようになったのです。

悶々とした想いを抱えつつ、入社5年目の2014年夏、第一子出産のため産休に入ります。

二人の新たな家族を得て、職場復帰。そして新たなキャリアへ

▲マレーシアへ子連れ海外旅行。仕事もプライベートも全力で!

第一子を無事に出産した後、小池は復職することなく、そのまま第二子を出産します。

トータル約3年半の休業を経て、2018年に職場復帰。担当顧客こそ異なるものの、以前と同じように、製造業のお客様向けのプロジェクトに営業として加わります。

復帰した当初は6時間勤務。その後、フルタイムでの勤務に戻し奮闘していた小池ですが、育児休業に入る前にぼんやりと抱いていた「営業としての自分が出せる成果」についての葛藤は、消えることがありませんでした。

この時期には、自身のキャリア形成を、「NTTデータの社員」とは異なる道も視野に入れながら検討していたといいます。その一環で、学生時代にボランティアで携わっていた日本語教師としてのスキルを獲得するため、週末を使って養成講座の受講もスタート。悩みながらも、自己研鑽を続けていました。

そんな時、人事担当のチームに空きが出ることが判明。小池にとって新たな選択肢が加わります。

人の成長への貢献。それは、自ら言語化しないまでも、小池が学生時代から志向してきたことでもありました。

小池 「キャリアチェンジするよりこのまま営業でいた方がいいのでは、という考えも一瞬頭をよぎりました。でも、教育や採用などの人事の仕事は、以前から興味のあった領域。『今、手を挙げなければ後悔する!』という想いで、異動を願い出ることにしました」

こうして、2019年秋。現在の所属先である、事業本部内の人事担当チームに加わることになったのです。

異動から1年半ほど経ち、2021年現在のチームは、小池を含めた5名。少人数のチームです。このうち、小池は主に経験者採用を担当しています。

事業本部における、単年度の経験者採用の目標人数は数十人規模に上ります。しかも、チームの人数も限られているため、経験者採用は実質的に小池がすべて一人で担当。責任も重大です。

しかし小池は、そんな今の仕事が「楽しい」と言います。

新たなフィールドで手に入れた、「私の仕事」への納得感と使命感

▲チームメンバーと。オンラインでもしっかりとコミュニケーションを図っています

小池 「もちろん一人で対応する業務量は多いですが、裁量を持って仕事を組み立てて、自分でコントロールしながら前に進めることができるので、やりがいは大きいです」

応募者、採用エージェント、さらに実際の配属先となる各部署。その全てとの「調整力」が問われる立場。ここには、営業時代の経験が活きています。

小池 「営業時代は、社内外を問わず調整ごとの連続だったので、当時の経験が今役立っているのを感じます。特に、自分自身も現場にいたからこそ、依頼事項ひとつとっても、どのように伝えれば相手が嬉しいかを考えるようにしています。それは今の仕事のしやすさにもつながっていると思います」

そして何より、自らが担当した仕事の「成果」が目に見えることが嬉しいといいます。

小池 「まずエージェントから推薦してもらえる候補者の人数を増やす必要があるので、着任後はまっさきにエージェントへのアピールを強化しました。結果として、昨対比で1.5倍の候補者を推薦していただけるようになりました」

加えて、採用プロセスにおいては、候補者へのきめ細かなフォローと丁寧な対応が欠かせません。また、配属先となる部署との連携を図るため、応募者と候補者の推移を可視化し、それを逐次共有して対応を協議する機会も持つようにしたといいます。結果として、今年度は昨年度を上回るペースでの候補者の採用を実現でき、目標人数の到達に手が届くところまできました。

また、小池が入社以前から大切に考えていた「仕事と家庭のバランス」についても、望ましい状況を作り出すことができています。

小池 「一人で担当しているので、スケジュールの面である程度融通が利くというのもありますし、自分自身が今の仕事に納得感を持って取り組むことができているので、素直な気持ちを子どもたちに伝えるようにしています」

小池が、自身の仕事について子どもたちに語りかけるのは、次のような言葉だといいます。

「“お金が欲しい”という理由だけで働くんじゃないんだよ。NTTデータという会社を通して、社会や、誰かの“役に立ちたい”。ママはNTTデータで一緒に働きたいと思ってもらえるように、会社のいいところを伝えたり、皆が働きやすいと思うような環境をつくっていきたいんだよ」

子どもたちには、使命感とやりがいを持って前向きに仕事に取り組む自身の姿を見てもらいたい──そんな想いがあるからこその言葉です。

社会や、誰かの役に立ちたい──人事のエキスパートをめざして

▲子どもたちの笑顔が、働く糧となっています

現在、小池は「人事の仕事を突き詰める」ことを目指し、自己研鑽を重ねています。

人事に関する上級認定資格の取得に加え、自ら上司の許可を得て、人事・労務分野の外部研修にも参加。週に2回、夜間2時間の講義を4カ月間かけて履修しました。

小池 「“自分にできること”“誰かの役に立てること”があるのなら精一杯やりたいという気持ちが軸にあります。後悔をしない選択をしたいと、常に考えています」

人生は、選択の連続。だからこそ、自分が「正しい選択」をしたかどうかに心を奪われるのではなく、選んだ道が「正しい選択」だったと思えるよう、いかに行動するかが大切。圧倒的な努力の裏側には、そんな信念があります。

今後の目標も明確です。

小池 「今後の目標は、採用だけでなく、社員の“育成”や“エンゲージメント向上”に関する知見と経験を身につけることです。また、語学力を活かして、グローバルタレントの人事にも携ることができればと考えています」

トータル420時間に及んだ日本語教師養成講座も、2020年夏に修了。業務に関する知識だけでなく、語学力も磨いてきました。

子どもたちがかけてくれる「ママがんばれ!」の声も、そんな小池の背中を押してくれています。

そんな小池からの最後のメッセージです。

小池 「NTTデータで是非一緒に働きたい、ご興味ある方はご応募、ご連絡ください!皆さまとお会いできることを楽しみにしています」

信じた道で、精一杯。「人事」の道を選び、新たな仲間を求め奔走する小池の前途には、果てしない可能性とチャンスが広がっています。