フラットに見てくれて意見が発信しやすい、今のチーム環境に感謝

2021年7月現在、NTTデータウェーブビジネスサポート部・運用サービスマネジメントに所属している清水。

同組織は、特定の企業向けに提供している運用サービス全体をとりまとめています。毎年、サービスの仕様である業務項目を設定し直したり、システム障害の分析を行ったり、障害を未然に防ぐための各システム横並びの確認や展開を担ったり。その業務は、多岐にわたります。

清水 「運用サービスマネジメントチームでは、運用サービスの品質維持や向上、効率化に取り組んでいます。その中で私は主に、とりまとめている運用サービスの障害・運用状況の確認と、毎月1回のレポート作成などを担当しています。

そのレポートをもとにチームとして、月次でクライアント側のIT部門へ報告を実施したり、半期に1度その部門長に対して過去数年間で見た時の運用状況やその年の改善活動の取り組み状況などの報告を行ったりしています。

その他の業務は、統合運用管理の中で管理しているクライアント独自の運用プロセス改善活動などです。両方のミッションに対し、総勢7名体制で取り組んでいます」

チーム7名体制の内訳は、清水自身と先輩社員1名、協働者5名。考えて指示を出す、判断するといった役割は清水たちが担い、手順化された業務の多くを協働者に担当してもらう形で進めています。

チームメンバーの年齢は、清水をはじめとする20代の2名以外は40代、50代と幅広いですが、気軽にコミュニケーションが取れる雰囲気に対して清水には感じていることがあります。

清水 「業務のミッションが運用の取りまとめという役割なので、ある程度経験のある方が必要な部署です。そして、そういったベテランの方々が非常にフラットな見方をしているので、若手である自分の意見にも耳を傾けてくれます。

そのおかげで、気軽に話しやすく発信しやすい環境です。自分より経験が浅い人に対してフラットな目線を持つことはなかなか難しいと思います。そういう意味でも、柔軟な考えを持つ方が多いこのチームは稀有な存在であり、非常にありがたいです」

環境に対して感謝の気持ちを抱く清水ですが、そもそも今の配属先への異動は希望したものではありませんでした。しかし、その異動には清水の考え方を変える、あるきっかけがあったのです──。

異動は「新たな知見を得て成長できるチャンス」とプラスにとらえ直した

▲新入社員時代、同期の誕生日会を開催

そもそも2017年に新卒入社している清水は、現在の部署に異動になる前、営業管理系システムと在庫管理系システムの開発保守を担当していました。

具体的な業務内容は、社外パートナー会社に開発委託したものを検収すること、システム連携先の担当者と仕様調整すること。人と関わる業務がほとんどで、清水自らプログラミングをする機会はほぼありませんでした。

清水 「設計書が要件通りに落とし込めているか。テストのパターンはこれで十分か。結果はどうだったか。そういった確認をする仕事でした。もちろんやりがいはありましたが、実際に自分が開発工程に携われないことに不安も感じていました。

というのも、過去にプログラミングをする機会はありましたが、業務としてやったことがなく、やりたいと思っていたのです。そこで、思い切って『実際に開発をやってみたい』と声を上げました。そしたら本当にその機会をいただくことができて。とてもいい経験でした」

これまでは、外部のパートナー会社から設計について相談されても、自分の経験の浅さから困ることも多かった清水。自分なりに過去の設計書をさかのぼってみたり、先輩社員にフォローしてもらったりして何とか進めていました。

清水 「実際に開発に携わってみて感じたのは、検収や確認業務だけでは得られない知識が習得できることです。達成感ややりがいも大きかった一方で、実装の大変さも身にしみました」

2年目までは自分のことだけで手いっぱいだった清水も、3年目に入って少し余裕を感じ始めます。周囲が見えるようになり、仕事の進め方もわかってちょうど楽しさを感じるようになっていました。

しかし、そんな折に、異動の話が飛び込んできました。

清水 「正直なところ、最初は残念な気持ちでした。当社では一旦配属になるとその職務に長く携わるケースが多く、専門性を深める傾向があります。

ところが、私の場合はまったく違う業務への異動です。戸惑いがありました。しかし、思い切って考え方を変えて、『新しい知見を得られるいいチャンスだ』と、プラスにとらえることにしたのです。成長できるチャンスをもらえたと思えば、自ずとポジティブな気持ちになれました」

「周りの人のおかげで自分がいる」という思いを、先輩が行動で教えてくれた

入社4年目を新しい部署と仕事で迎えた清水は、前部署での失敗と成功の経験こそが今の自分を支えていると語ります。

清水 「前の部署で、色々なことを教えてもらいましたね。技術的なことやプロジェクトの進め方などの業務的な部分はもちろんですが、社会人としての振る舞いや常識、感覚といった部分で学んだことの方が多かったです。

自分の行動に対して、指摘されることが多く、時には結構厳しい言葉をもらうこともありましたが、今思えば、ありがたかったなと思います。人から喜ばれること、良く思われないことを知るこで、自分の振る舞いを正すことができましたし、今、自分が大切にしていることに気づくきっかけにもなりました」

清水が仕事をする上で最も大切にしていることは、「周りの人のおかげで自分がいる」という気持ちです。そんな想いを抱くきっかけとなったのは、あるプロジェクトで見た先輩の姿でした。

清水 「当時のプロジェクトリーダーだった先輩社員が、他チームの社員や協働者、パートナーの方々に『みなさんの力があってこそ仕事が成り立っている。感謝しています』と懸命に伝えていた姿がとても鮮烈な印象でした」

清水の目にその人は、能力が高く優秀な先輩と映っていました。そのため、その能力の高さが信頼感につながっていると思っていたのです。しかし、その立ち居振る舞いを見るうちに「スキルが高いことはもちろん、周囲の人に常に感謝し、リスペクトするマインドを持って働いていたからこそ、信頼が高かったんだ」と理解していきました。

清水 「その先輩は、私が行き詰まっていたときにも敏感に察知して話を聞いてくれたり、『こういうところはいいと思うよ』と励ましてくれたりする人でした。お互いに気持ちよく働くことができると結果的に仕事がスムーズに進むのだ、という原点を指し示してくれました」

それ以来、周囲へのリスペクトの気持ちを大切にしながら、関係者と連携することを心掛けているという清水。特に現在の業務においては、障害の再発防止策検討や改善活動、システム横並び対応などの実行は、運用担当者が行っているため、周囲の人たちができるだけ気持ちよく働いてくれることを大切にしています。

清水 「みんなが気持ちよく働ければパフォーマンスも上がり、結果として当社の運用の品質も向上すると考えています。

半期に1回のお客様への総括報告後は、運用担当者に対面でフィードバックしています。自分が堂々と『うちの運用サービスの品質はいいですよ。これだけ改善できました』とアピールできるのは、運用担当者のみなさんのおかげですから」

課題を発見し、その課題に“前のめり”に取り組めるマインドが必要

運用サービスマネジメントの仕事について、清水はチームの担う責任の大きさを実感しています。

清水 「お客様への報告は、お客様の声を直接聞けることでもあります。だからこそ、我々の立場はとても重要だと感じますし、私にとって、その役割を果たすことはやりがいにつながっています。

さらに、運用担当者の日ごろからの積極的な改善活動について、クライアント先にきちんと報告してアピールするのも我々の役割です。うまく報告できるかどうかで、当社への評価が変わる可能性すらあります。もちろん、正確な分析結果に基づくアピールでなくてはなりませんが、責任は重大です」

運用業務においては、改善が必須課題。中でも清水は、運用共通業務の見直しにも取り組んでいます。それは、それぞれの運用実行組織にヒアリングを行い、業務の実施内容を整理し、各組織から運用サービスマネジメントへ業務移管を図っていく仕事です。

清水は、運用共通業務の見直しに取り組む中で、各組織での業務定義の解釈が異なっていること、それに伴い独自の方法で行っている業務が存在していることなど、課題も見えてくると語ります。

清水 「課題を発見する力、発見した課題に前のめりに取り組めるマインドが運用管理の仕事には必要だと思います。当社には何十年と運用サービスを提供してきた実績がありますが、実はまだまだ改善できることや課題はあります。

だからこそ、現状に疑問を持ち、変えることにも臆せず取り組める人、お客様や社内のメンバーに向けて『こういうことをしたい』と、積極的な提案や企画ができる人が活躍できるはずです」

そんな清水が抱く将来の夢は、開発の現場にあります。

清水 「当面の目標は、ITサービスマネージャーとして運用全体を管理することです。そうして、やがては運用全体を見渡せる立場から、的確な判断と改善提案ができるような人材に成長したいです。

ですから、今の仕事でしか得られない知識や経験をしっかり身につけて、ゆくゆくは開発保守の現場に戻りたいと今は考えています。運用の知識や目線を踏まえた上で、システム構築ができるような人材になり、描く夢を実現したいです」

周囲の人への感謝の思いを大切にしながら、現在の自分に課せられたミッションに真摯に取り組む清水。

お客様に対して会社の信頼をかけて向き合い、仲間の仕事に対するリスペクトも忘れない若き管理運用者は、課題改善と将来の夢に向かって誠実に努力を続けます。