未経験のエンジニアでもなじめる職場環境だった

現在、顧客先に常駐してIT部門での業務支援を担当するトラン。常駐先企業はいくつかの部門に分かれている職場で、トランは製造系システムを中心に、コーポレートシステムなども支援する立場にあります。

トラン 「支援内容はさまざまなので一概には言えません。直近では業務システムのリプレイスをITの観点から支援させていただきました。『インフラ周りのシステムのデータセンター利用料が高いので、コストパフォーマンスを改善したい』と相談を受け、リプレイスすることになったんです」

業務内容の詳細は依頼によりけりであるものの、コストパフォーマンスを改善したい旨の相談が日々トランには多く届きます。

2008年に新卒でNTTデータウェーブに入社して以来、トランはインフラ運用を皮切りにさまざまなシステムの運用・整備などを行ってきました。

トラン 「学生時代は生物学が専攻だったので、理系ではあるものの、IT業界に強い興味を抱いていたわけではありませんでした。

就職活動の後半のタイミングで、ふといろいろな業界を見てみようと思った矢先でNTTデータウェーブに出会ったんです。人事を始め、社員がとても温和で良い会社だなという第一印象でしたね」

入社して最初の配属はシステムのインフラ運用部門。サービス利用者のいない夜間や土日などにシステムメンテナンスを行っていました。

トラン 「同期が20人ほどいるんですが、約半数が未経験入社で私もそのひとりでした。最初は経験者との知識量の差が大きく苦労しましたが、新人研修がしっかりしており、配属先の先輩がとても丁寧に仕事を教えてくださったおかげで、スムーズに業務を行えるようになったと思います」

同社内で配属が変わるからこそ相手の立場で物事を考えられる

インフラ部門を経てトランが配属されたのは、顧客のサービスデスク管理部門。顧客からの問い合わせに対応するのがトランの主な業務です。

トラン 「とくに印象的だったのは、お客様からいただいた問い合わせ内容の分析でした。問い合わせの種類や内容などを整理、分析して業務改善に役立てる仕事です。

職場のPC交換後や人事異動の時期などには問い合わせ件数が増加するので、スムーズに対応するためにこの分析結果を元に手順書を作成しています。また、解決が難しい問い合わせの際には電話対応を行い、業務支援を行うこともありました」

こうした業務を経て、トランが経験したのは自分自身のみで課題を解決しないことの大切さでした。ひとりで仕事を抱え込まないことが、周囲の業務改善にも一役買うのだと知ります。

トラン 「エンジニアの仕事はひとりでコツコツ仕事を進めるものと印象付くこともあります。ですがサービスデスクのようなお客様と直接話す仕事において、苦言をいただいたときなどはより慎重に対応することが求められるので、無理に自分で解決しようと思わないほうが良いんですよね。上司を始め、周囲のメンバーに相談して、一緒に解決する姿勢がとても重要だと気付きました」

お客様からいただく問い合わせもメンバー内で共有することで手順書の作成がスムーズに行えたり、お客様のニーズをより正確にくみ取れるようになる。サービスデスク管理部門から同顧客のIT部門に異動した今でも、その経験は大いに生きています。

トラン 「現在は、お客様先に常駐してサービスデスクと共に課題解決にあたる、IT部門に所属しているのでサービスデスクには負担をかけないようにと意識して働いています。自分自身が部門を見てきたからこそ、何が課題や負担になるのかわかりますし、先回りして対応する術も身に付くようになりました」

常駐先にいるからこそ、深い課題解決に努めている

トランが日々働く中で大切にしていることはふたつ。ひとつが「NTTデータウェーブの顔としての意識を持つこと」、もうひとつは「顧客のニーズを正しく把握すること」。会社を代表してお客様先に常駐している以上は、会社の評判を下げないようプライドを持って働いています。

トラン 「NTTデータウェーブを代表することも大切ですし、もっというと、社会人として当たり前のことをちゃんとやろうと思っています。自分の行動ひとつでNTTデータウェーブのイメージを大きく変えてしまいますから」

NTTデータウェーブの社員としてプライドを持つ一方で、チームで円滑に働くためにコミュニケーションの機会を積極的につくる一面も。

トラン 「就業時間になったら颯爽と帰宅するのではなく、なるべく多くの時間をチームメンバーと過ごすことで対話の数を増やすよう意識していますね。ランチや飲みの席だからこそざっくばらんに話せることってありますし、信頼してもらったり人柄をより深く知ってもらう機会にもなるので」

業務時間はもちろんのこと、業務時間外で食事に行ったり、趣味の話をしたりすることもあります。

トラン「入社面接のときに経歴書の特技欄に“ピアノ“と書いたことをきっかけに、当時の社長から軽音部をつくりたいからと直接声をかけられ、ずっと軽音部に所属しているんです。こうした軽音部の活動を話題にすることもありますし、常駐先の方をライブに招待したこともありました」

こうしたコミュニケーションのスタンスが生まれたのは、NTTデータウェーブ本社で仕事をしていた際、上司や周囲のメンバーが話しやすい環境をつくってくれていた姿を見ていたから。常駐先ではトランが率先してそうした環境をつくり上げています。

業務外の時間を有効活用することで、顧客の小さな課題や困りごとなどに触れる機会も増えたとトランは言います。

トラン 「日頃からチームでコミュニケーションを取ることの重要性は感じていますが、やはり何気ない会話をできるよう普段から会話ができる環境をつくることは何より大切ですね」

対話のプロ、営業の手腕を学んでみたい

NTTデータウェーブに入社して12年。トランが働く上でやりがいを感じるのは「顧客の期待値を超えた仕事ができた瞬間」と話します。

トラン 「日々のちょっとした瞬間に喜びや楽しさを感じています。周りの先輩や上司などを見ていても、期待値を超えて働いているからこそ楽しんでいるのだろうなと思う瞬間があるので、その姿勢を見習ってこれからも働き続けたいですね。

また、NTTデータウェーブは学びを提供してくれる機会がとても多く、研修の参加希望もかなえてくれるので活用させてもらっています」

トランにとって、NTTデータウェーブ新しいことを常に学べる場。そんなトランが今後学びたいのは、エンジニアとしての技術だけでなく、営業職の知識や振る舞いだと語ります。

トラン 「チームで働くようになってコミュニケーション力や、相手の困りごとを適切にくみ取る能力が必要だと感じることが多々あります。今の常駐先に来られるさまざまな企業の営業職の方を見ていると、対話のプロフェッショナルだなと感じるので、その術を学んでいきたいです」

また、長期的なキャリアとしては「現在の常駐先のみならず新しい領域の仕事にも挑戦したい」と、トラン。

トラン 「新卒で配属されてから、同じお客様の元で部門の配属が変わる形で働いてきました。だから、今後は他のジャンルのお客様とも働いてみたいなと。

たとえば、私は食が好きなので食品系のサービスや事業に関わってみたいですね。自分の興味関心が強いジャンルで働くことで、見える世界はまた変わるような気がします」

他者とのコミュニケーションを武器に日々、小さな楽しみを見つけながら働くトラン。その姿勢からは働くことそのものへの喜びが感じられます。