入社して出会った憧れの先輩たち

2008年にNTTデータウェーブに入社した山口は2020年現在、ビジネスサポート部でサービスデスクの管理業務を担当しています。

山口 「お客様からのお問い合わせ窓口で、オペレーターの管理がメイン業務です。僕自身はそこに加えて、新しいサービスの導入やシステムの入れ替えなどが発生した際に、サービスを定着させるためのオペレーション整備なども担当しています」

そんな山口ですが、実は学生時代の主専攻は生物学。周囲が製薬会社や食品系企業の営業職を目指す中、先輩の話を聞きシステムエンジニアに興味を持ちます。

山口 「お客様と話しながらものづくりに関われる点に惹かれて、いくつか情報系のSIerにエントリーしました。もとから“人と関わる仕事がしたい“と思いながら就職活動を行っていて、加えて一連のシステム構築の過程にも関われるNTTデータウェーブの環境に魅力を感じて入社を決めました」

新卒入社時、山口の配属はシステム保守運用開発と呼ばれる、企業のコーポーレート系システムを運用する部署でした。5年間従事した部署での経験を、山口は「NTTデータウェーブとしてのスタンスを学べるものだった」と振り返ります。

山口 「周囲の先輩社員がお客様から頼られている姿を間近で日々見ていたんです。常にお客様の立場に立って物事を考える姿勢があり、強い責任感と向上心を持って業務を遂行していました」

こうした環境で新卒ながら働けたという経験は、そのあとの山口のスタンスに大きな影響を与えました。

常駐先で「育てたい」と言われる喜び

山口が6年目から配属されたのはIT戦略推進室という顧客IT部門の支援業務を担当する部署。NTTデータウェーブがIT支援をしている企業のIT部門部署に常駐しながら、システム変更をはじめとする支援を行っていました。

山口 「支援とは言いながらも、プロパー社員と同じ目線でシステム構築や業務運用のフロー整備を行うのがメイン業務です。10数名の小さな組織で企業の中の人間として働いていたので、支援先の企業の目線に立ちながらNTTデータウェーブが提供できる価値を考えられる良い経験でした。

普通、企業から受注を頂いていると思ってしまうと、発注してくださった部署のことしか見ることができず、なかなか彼らが社内でどんな風にみられているのかを感じることはできません。ところが、僕はお客様側から見たNTTデータウェーブとして提供できる価値を考えました。場の雰囲気を肌身で感じられるからこそ、身につけられたものもたくさんあります」

IT戦略推進室では3年間勤務。仕事にも慣れ、チームの一員として成果を残せるようになりつつあった矢先の異動で、周囲のメンバーからは名残惜しまれるシーンもありました。

山口 「入社したばかりのときに僕が見てきた先輩たちは、名指しで電話がかかってきたり、強い信頼を得ていたりと、みんな“頼られる人”でした。

スキルの属人化ってよくある言葉だと思うんですけれど、うちの場合は『〇〇さんなら話しやすい』という、人間関係における属人化とも表現できるような信頼関係がさまざまなところで構築されています。

これは当社の魅力でもあり価値だと思っていますし、そうした環境で育った僕にとって、頼られることが働く上でのやりがいなんです」

異動先は2020年現在も担当しているビジネスサポート部。IT戦略推進室で学んだ顧客目線を生かし、サービスデスクでの管理業務に当たっています。

山口のスタンスを育んだもうひとつの“場所”

先輩の“頼られる”姿に憧れ、自身も体現できるように、と仕事に取り組んできた山口。業務の中で学ぶのとはまた別に、今の山口を形づくった場所があります。それはNTTデータウェーブの野球部です。

山口「高校時代までラグビーをやっていて、大学のサークルで野球部に入っていました。そうした経緯もあり、入社当時に声をかけてもらい、入部しました。経験者と未経験者がそれぞれ半分ずつ在籍しているチームですが、個々人の強みを生かす戦略で三部制の渋谷区草野球連盟の中で一部リーグまで上がったこともあるんです」

決して強いわけではないものの、優勝を狙いにいったシーズンでは数々の逆転劇を経て、優勝を飾ることもありました。

山口「野球に限らずですが、仕事でもお客様と同じマインドや目標を持って達成するんだという気持ちが大事ですよね。そうすることで本来であれば個々人だけでは発揮できない力が発揮できるんだろうなと思います」

このように結束力を生んだり関係性構築の場となっている野球部。それだけでなく、人やチームのマネージメント方法を学ぶ場にもなっていると山口は言います。

山口「先輩たちが監督や主将としてチームやゲームを主導してくれるシーズンもあれば、僕らの世代や後輩たちが任されて、会社での立場や能力関係なく、いちメンバーとしてコントロールすることがあります。

仕事でも、年齢や能力関係なくマネージメントすることになるシーンがあると思うんですが、そういうときの練習になっていると思いますね。逆に、僕らが後輩に案件の主体を任せて、マネージメントされることを難なく受け入れられたのは、野球部でのこういった活動があったからこそです」

こうして生まれた野球部の文化は脈々と受け継がれ、業務にもしっかりと伝播しているのです。

持ち前の柔軟性があるからこそ、変わりゆく世の中でも進んでいける

山口が業務や野球部での経験を経て成長をしてきたように、入社した12年前と今とでは、世の中も大きく変化してきました。

とくに山口が感じているのは、各企業で活用されているシステムやサービスの変化です。それは山口が取り組んでいるサービスデスクのあり方にも変化が求められていることでもあります。

山口 「サービスデスクのあり方って、実は10年前、20年前から大きな変化を遂げていないんです。だから、今の働き方と照らし合わせるとギャップが生まれてしまうこともあります。はたしてどんなあり方が正解なのかはまだわかりませんが、それをお客様と共に見つけていくのが僕らの仕事だなと。

僕の力でというよりも、お客様と信頼関係を築き、一緒に何か生み出せる人でいたいなと思っています。周囲の人と一緒にサービスデスクを変えていく──それが僕のやりたいことです」

また変化しているのはシステムやサービスだけではありません。世の中では働き方自体も大きな変革期を迎えており、山口は今まさに、その渦中にいます。

山口 「2020年6月に第二子が生まれました。以前から育児在宅制度があり、週に1回在宅勤務できたのですが、新型コロナウイルスの流行もあり、現在は基本的に在宅での業務になりました。さらには、第一子が保育園から帰ってきてから寝つくまでの時間帯は離席させてもらい、子どもが寝ついたら業務を再開するという柔軟な働き方ができています。

第一子が生まれたときはあまり働き方が変わらなかったのですが、社会や会社が大きく舵を切ったことで、自分自身も大きな切り替えができ、以前より育児に参加できるようになりました。会社の制度はもちろんですが、メンバーもこうした働き方を許容してくれているのがありがたいですね」

当社では男性の育児休暇や在宅勤務が活用されている方だと山口は言いますが、さらに多様な働き方に対する要望が増えていくだろうと前を見据えます。

山口「在宅勤務において、個人的にも評価やコミュニケーションなど、課題を感じる部分もあります。しかし、会社も在宅勤務に関するアンケートを実施していますし、それで課題や困りごとが明確化していけば、会社としても柔軟に対応していけるのではないでしょうか」

当社の変わらない良さを引継ぎながらも、その時々で出会った先輩たちの姿や現場のお客様の声を吸収してきた山口からは元来の柔軟性が伺えます。

「社内も社外も問わず、人を巻き込みながら穏やかに旋風をつくりたい」と語る山口。持ち前の柔軟性とNTTデータウェーブで身につけた自身の強みを武器に、新たな時代を築いていきます。