地域食品資源循環ソリューションの 営業・プロモーションを担当

article image 1

現在、西川はバリューデザイン部のスマートアグリ事業部に所属。地域食品資源循環ソリューションの営業、プロモーション活動に携わっています。

西川 「地域食品循環ソリューション事業では、食品関連事業者へ食品発酵分解装置をレンタルし、排出される食品の残渣(ざんさ)を、微生物の力で発酵分解して堆肥の原料をつくり、それを回収して有機堆肥にして農産物生産者に販売するという、食品リサイクルサービスを提供しています。

また、微生物では発酵分解できない有機物に対応するために後発で始めた、地域食品資源循環ソリューションバイオ炭タイプでは、食品残渣だけでなく、地域の有機資材も炭化し、有機堆肥と混合させてバイオ炭を含む有機堆肥を生成。これを農地にまいて炭素貯留するところまでを行うソリューションになります。

装置をお客様にレンタルするため、いずれのソリューションも初期費用不要のサブスクとして提供することが特徴です。廃棄物と廃棄コストを削減し、地域経済の活性化や循環型社会の構築に貢献することを目的としています」

地域食品循環ソリューションに関わるメンバーは、部長、課長、営業メンバー含めて13名。バイオ炭タイプは、課長と先輩社員、西川の3名で担当しています。

西川 「仕事の内訳は、お客様への営業が3割、支店支援などが3割、プロモーション系の仕事が4割。その他秘書業務なども対応しています」

営業活動のかたわら、展示会の企画・運営に積極的に関わってきた西川。この1年で大きな手ごたえを感じていると言います。

西川 「展示会に出展すると、新規リードの獲得数は多いときで40件ほどにのぼります。地域食品資源循環ソリューションは、SDGs、CO2削減、脱炭素といった重要な社会課題と深く関わるソリューションということもあって企業や自治体の注目度が高く、引き合い数がとても多いと感じています」

コロナ禍で芽生えた情報通信事業への関心。前職の経験を活かせる環境を求めNTT西日本へ

article image 2

大学を卒業後、機械系専門商社に就職した西川。営業職として食品、飲料、製薬会社を担当し、製造機械や計測機器などの販売に関わりました。とくに印象に残っているプロジェクトがあると言います。

西川 「大手コンビニ系のベンダー工場さんから、ご飯のおいしさを可視化して、グループ内での製品クオリティの統一を図りたいとのご要望をいただき、食感を数値化する機械を提案。お客様とメーカーの間に入ってプロジェクトを牽引しました。

大規模な検証試験に協力していただける協力会社探しや、お客様との価格交渉が難航するなど、いくつもの壁も体験しつつ、メーカーや上司らの協力を得て粘り強く取り組みました。結果、全工場導入機器として採用されることができ、とても印象に残っています。周りを巻き込みながら最後まであきらめずに挑戦し続けることの大切さを学ぶことができました」

営業として大いに手腕を発揮していた西川でしたが、入社4年目で大きな転機を迎えます。

西川 「すべてがアナログだった会社がコロナ禍で一変し、営業も会議もリモートで実施することに。打ち合わせのために何時間もかけてお客様先へと訪問する必要がなくなるなど、業務が大幅に効率化されたことがきっかけで、こういった環境を作っている情報通信業界に興味を持つようになったんです」

ICTによって多くの人の生活をより改善することに関われるのではないかとの関心と想いから、転職を考えるようになった西川。前職での自身の経験も活かせそうな環境を探していて出会ったのが、NTT西日本でした。

西川 「ICTを取り入れた機械を食品メーカーに販売しているスマートアグリ事業部なら、通信技術に関わりながら前職で培った機械や食品業界に関する知識や経験も活かせる。そう確信できたことが入社の決め手となりました」

また、より規模の大きな会社で自分の力を試してみたいという気持ちもあったと言う西川。圧倒的なブランド力のもとで仕事をできていることが、やりがいにつながっていると言います。

西川 「NTT西日本の各支店から引き合いが来たり、NTTグループの企業とも 連携してお客様に提案できるのは、大きなグループ企業ならではの強みです。社会貢献度が高く、規模感も大きい仕事をできている実感があり、これまでにないやりがいを感じることができています」

お客様の課題を解決することが営業の醍醐味。Win-Winな関係の構築をめざして

article image 3

仕事をする上で西川が大切にしてきたのは、お客様の声にひたすら耳を傾けること。次のように続けます。

西川 「とくに新規提案の場合は、ヒアリングを通じてお客様が抱えている課題を的確に引き出すことにこだわっています。私たちが提供したソリューションによって課題を解決し、お客様に喜んでもらえたときに、最もやりがいを感じますから」

2021年の入社以来、お客様と正面から向き合ってきた西川。これまでに携わったプロジェクトの中でも、初めて受注したソリューション案件のことがとくに思い出深いと振り返ります。

西川 「大手製パン工場様の案件でした。ソリューションを導入後、お客様の社内報でSDGsへの取り組みとして紹介いただいて。そこからさらに別工場様へ提案を横展開することができました。

うれしかったのは、お客様がソリューションの優れた点を認めてくださり、 導入いただいたソリューションをお客様の社内でも高く評価してくださったこと。受注できたこともうれしかったですが、営業として大きな達成感を得ることができました」

また、そのお客様は、元々展示会などでお付き合いのあるデザイン会社さんからご紹介をいただいた案件でもあり、西川にとって人とのつながりや一つひとつの縁の大切さを痛感した出来事でもありました。このように、日頃のお客様とのお付き合いを通じて次なる新しい仕事が生まれることは予想以上に多く、入社してからますます営業のおもしろさを感じていると話します。

西川 「ご縁がつながり、お客様に期待していただけたとしたら、こちらもさらに次もお役立ていただけるような提案したいという気持ちになるもの。私たちは仕事をいただき、お客様は課題が解決できるという具合に、お互いがWin-Winになれるような関係づくりをしていけたらと思っています」

そんな西川がNTT西日本で働く魅力のひとつと話すのが、大きな裁量権が与えられること。入社前と入社後とで会社に対する印象が大きく変わりました。

西川 「今年から地域食品資源循環ソリューション関係のプロモーション業務も担当することになり、『そんな大きな仕事も裁量権を持ってやらせてもらえるんだ』という良い意味での驚きがありました。正直、入社前の当社にはお堅いイメージがあったのですが、想像していたよりずっと自由にやらせてもらえています。

NTT西日本が『何事も挑戦してみる』というスタンスの会社だと知れたことは、うれしいギャップでした。営業以外の仕事を経験することが、自身の成長につながっている実感もあり、とてもありがたいことだと思ってます」

キャリアアップするための制度が充実。安心して働ける環境で営業としてさらなる高みへ

article image 4

転職先を選ぶにあたっては、働きやすい会社かどうかも重視していたと言う西川ですが、NTT西日本には万全のサポート体制が整っていると実感しています。

西川 「実際に入社してみて、福利厚生がとても充実している会社だと思いました。女性のキャリア支援にも全社的に取り組んでいて、これからライフステージにより環境が変わっても、安心して働き続けていけそうだと感じています。

また、復職後にフルタイムで営業をしている人もいれば、役職者でも産休育休を取得しているなど、キャリアと私生活の両方を充実させている先輩社員もたくさん。ロールモデルになるような女性社員がとても多い印象ですね」

社内の教育制度が手厚いのもNTT西日本の特徴。先輩や上司らの面倒見も良く、社員のキャリア形成をバックアップする風土があると言います。

西川 「経験者採用として即戦力を期待され、いきなりひとりで現場に放り込まれることも覚悟していましたが、はじめは先輩方が細かく指導してくれたり、商談に同席させてもらって『見て覚えて』と言ってもらえたり。上司からもこまめに連絡があり、困りごと・悩みごとをフォローしてくれています。入社からリモートベースの働き方でしたが、大きな不安は特になかったです。

研修制度も充実しています。社内外の資格取得を支援するスキルアップ支援などもあって、現在はPRプランナーの資格取得に向けて勉強しているところです。また、入社して半年したころからキャリア面談も定期的に行っています。社員を育成しキャリアアップをサポートする環境があると感じます」

そんな西川のいまの目標は、営業の知識と経験にさらに磨きをかけること。今後をこう展望します。

西川 「自分には営業としての能力がまだまだ足りないと感じているので、先輩や上司からさらに吸収しながら、適切に提案、営業フォローができるように早くなりたいですね。『地域食品資源循環ソリューションに関してはもう完璧だね』と周囲から言ってもらえることをめざして、目の前にある仕事に取り組んでいくつもりです。

そして将来的には、営業以外の分野の仕事も経験し、より高い視座で仕事に取り組めるようになれたらと思っています。いまも営業と並行してプロモーションの仕事をさせてもらっていますが、新しいことにどんどん挑戦して視野を広げていけたらいいですね」

他業種の経験から培った視点・考え方が、社内に新しい風を吹き込む日が来るのは、そう遠くないはず。持ち前の粘り強さを武器に、西川はこれらも挑戦を続けます。