退職を契機に考える資産運用

▲オフィスにて

私たちがご提供する「ゆとりたいあ」サービスは、主にご退職前後のお客様のお金にまつわる疑問やお悩みを解決して差し上げるコンサルティングサービスです。支店に直接ご来店いただくケースもあれば、我々から企業様に出向いて退職前の資産運用セミナーなどをさせていただくこともあります。

具体的に資産運用をご検討されるお客様に対しては、今後のライフプランを詳しくお伺いして、将来どれくらいの支出が予測されるのか、そのためにいつ、どれくらいのご資産を持っておくのが良いのかシミュレーションをさせていただきます。

お客様の多くは、60歳前後です。本格的な資産運用が初めての方、税制周りの手続きを会社に任せきりにしていたという方も多いので、そうした方にも分かりやすいよう専門用語はなるべく使わないようにしています。また、お互いの認識に齟齬がないよう、資産運用のご意向をお客様ご自身のお言葉で話してもらうといったことも心がけています。

退職といった契機に限らず、ご親族に御不幸があって生活状況が変わったことをきっかけにご来店される方もいらっしゃいます。お受けするご相談は本当に幅広いのですが、皆様のご事情に合わせてサポート・ご提案をさせていただくというのが私のスタイルです。

ご家庭に関するさまざまなお話をお聞きし、一緒に考え、解決の目途を立てられるのは、さまざまな商品やサービスを揃える野村證券という会社ならではのこと。資産運用の話は後回しになったとしても、お客様のお悩みにまず寄り添うことが大事だと考えています。

人生の節目に寄り添うということ

▲ゆとりたいあのパンフレットとともに

入社以来、20年近く現在の支店に勤務してまいりました。最初はファイナンシャル・アドバイザーの補助業務を担っていたのですが、窓口担当、企画担当と経験を積んで、2018年に「ゆとりたいあ」を扱う課の立ち上げを任されました。

「ゆとりたいあ」のコンサルタントになってからは、お客様と向き合う時間が圧倒的に増えました。業務に慣れるために苦労することも多かったのですが、ご相談に来ていただいてお客様がもやもやとしていた想いをすっきりとさせて、「ありがとう、また来ます」「これからまとめて野村さんに相談するね」といった言葉を直接かけていただけるようになったことが何より嬉しかったです。そんなお言葉は今でも私の原動力となっています。

私を指名してくださるお客様も年々増えていますから、責任感も一層大きく感じております。市場の変動に敏感でよくお電話をいただくお客様には小まめに、普段あまりご連絡をいただかないお客様には折に触れて連絡を差し上げることで、ご状況やご心境を伺っています。大事なご資産をお預かりしているのですから、少しでも安心できるような情報をタイミング良くお届けしたいのです。

また、いろいろな人生を歩まれてきた大勢のお客様とお話しする機会を持てていることは私の人生にも彩を添えてくれていると感じます。お話しするほどに新しい知識を得られている実感があるのです。この仕事を担当するようになってから、いろいろな意味で自分の幅が広がっているのかもしれません。

変わり行くお客様のご相談

「ゆとりたいあパートナー」となってまだ数年ですが、発足当初と比べてもお客様のご相談内容が変わってきているように感じます。

以前は資産運用が初めてというお客様が多かった印象ですが、最近では既に資産運用を始めていらっしゃる方が少なくありません。若い内から金融商品に対する関心を高めていらっしゃるようで、既に証券会社に口座をお持ちだったり、ネットなどで株式を運用されていたりします。

退職金の受け取り方も変わってきており、一括で受けとられる方ばかりではなく、企業年金型にしている方、既に退職金はもらっていて再雇用の形態で引き続き収入を得ている方などさまざまです。

こうした方々は、より長期的な視野に立った際の運用や、老後にやりたいことを支えるための現実的なプランへの切り替えなどお考えであるケースが多いです。また、ご家族様のお口座開設や運用相談、親御様からのご相続などをメインのご相談とされる方も多く、ニーズが多様化していると実感する毎日です。

あらためて私自身が対応できるご相談の幅を広げていく必要性を感じています。

野村證券の組織力を活用し、長く広いお付き合いを

▲店頭にて

お客様の変化に対し私自身が対応していくための支えとなるのは、「人が活発に動く会社」である故の、スピード感とコンテンツ力です。

私は、長く同じ支店で勤務しているため、本社や他の支店の人と直接関わり合うことは少ないのですが、当社について感じることが2つあります。一つは、一人ひとりの社員が相対するお客様のお悩みをきかっけにして、スピード感を持って新しい挑戦を行い、それを新しい商品(コンテンツ)にしていると感じることです。二つ目は、積極的に情報共有を図る社員が多いということです。

そのため、今でも毎日のように新しい情報が私のもとに届きます。変化の激しい時代だからこそ、それらをつぶさにキャッチし、自分のものにしていくことの大切さをあらためて感じています。

また、ご家族様の口座開設が増加傾向にあるという最近の変化は、より若いうちから資産運用を考えるべきだという考えが一般的になりつつある現れかと思います。ご家族の形も変わってきており、一か所に皆様が住んでいるわけでもありません。エリアを跨いだ広いお付き合いをさせていただくことが大事であり、全国に支店のある野村證券が強みを提供できる価値だと感じています。

ご家族皆様が野村證券をご利用くださって、一緒に将来の資産形成についてご相談いただけるような会社になっていけばいいなと思っています。