自動車部品メーカー向けにシステムの導入・保守を担当。風通しの良い環境で業務に集中

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東海支社の第一グループ第三製造プロセスグループは、主に自動車部品メーカーのお客様を担当する部署です。私はこの部署で自動車部品メーカー向けパッケージ製品の導入と改修、保守などを担当しています。

チームのメンバー数は約8人。メンバー中で私は最も年次が浅く、直近の先輩でも6つほど歳が離れているなど、中堅社員が中心です。それぞれが別のお客様を担当していますが、技術的には同じようなことをしているので、コミュニケーションを取りながら進めています。

私はまだ3年目なので、プロジェクトメンバーという立場で業務に関わっています。ですが、配属されてから取引が続いているお客様がいらっしゃるので、最近はプロジェクトリーダーのように立ち回る機会も増えてきました。

当社の就業環境として、業務内容にもよりますが、出社/在宅勤務は個人に委ねられています。週に3、4日テレワークしている人もいますが、私は週に1回テレワークするかどうかといったところ。現在はお客様先に常駐はしておらず、必要に応じて訪問とWeb会議を使い分けて対応しています。3年目とはいえ、新しい仕事を任せられることが多く、初めて経験することも多いので、質問へのレスポンスなど、対面でコミュニケーションしたほうが効率が良いと感じているからです。

社内の雰囲気はとても良く、風通しの良い環境で仕事ができています。上司の方も話しやすい空気をつくってくれ、フラットな雰囲気でとても働きやすいと感じています。

お客様の業務を支える基幹システムを担う責任とやりがい

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学生時代は工学部に在籍して情報工学を専攻。プログラミングや画像処理などを学んでいたので、専門的な知識や技術を活かした仕事がしたいと思っていました。就職活動を通じて検討していたのはSIerが中心で、自身が愛知県出身ということもあり自動車部品業界も考えていました。

最終的にNECソリューションイノベータへの入社を決めた理由は、当社が幅広い事業を手がけていることでした。自動車部品だけでなく、いろいろな仕事がしてみたいと思っていた自分にとって、官公庁から民間企業、さまざまな業界に関われる可能性があることがとても魅力的でした。

入社してみて、その決断は正しかったと思っています。お客様とお話していると、技術的なこともさることながら、お客様の業務を理解しなければ、システムを最善なかたちで導入したり提案したりできないと感じているからです。そのためには、幅広い業界の知識や経験が今後も末永く役に立つはずと思ってます。

また、入社した当初は、会社として推しているAIなどの新技術について、自分が大学で学んだことを業務に活かしたいとの想いがありました。しかし、実務に関わる中でその考え方が大きく変わってきています。

なぜなら、AIや画像処理といった自分が学生時代に学んだ最新技術が、お客様の業務にすぐにフィットするかといえば、必ずしもそうではありません。まず大切なのは、お客様の業務を効率化したり、コストを低減したりというお客様視点での目的。あくまでお客様の視点に立ち、お客様が求める価値を提供していくことが自分の仕事だといまは考えています。最新技術というのはあくまでツールのひとつ。必要に応じて活用し、システムを強化していければと思っています。

今私が主に担当している自動車部品メーカー向けパッケージ製品は、歴史も実績もあるシステム。甚大なトラブルが発生することはほとんどありませんが、お客様の業務にとって基幹的な部分を担うシステムとして導入いただくことが多い製品ですから、万が一、何らかの問題が起きてしまうと、お客様に迷惑を掛けてしまいます。常に大きな責任を引き受けていると思いますし、それこそが、やりがいを感じている点でもあります。

リーダー的な立場でプロジェクトに参加。コミュニケーションの大切さ、難しさを痛感

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入社して2年目の後半あたりから設計や構築、導入など、実作業はほぼ自分ひとりに任せてもらえるパッケージ製品を持つようになりました。お客様と直接やりとりをする機会が増え、要望を受ける機会が多くなるにつれ、ますますコミュニケーションの大切さを痛感しています。というのも、そうした現場の方とのやりとりがきっかけで、新しいプロジェクトにつながることもあるからです。たとえば、新しいシステムを導入されたお客様に対して、「この部分をこうするともっと良くなるはずです」という具合に次の案件提案へとつなげることも、重要な役割です。そういった場合も、お客様の満足度を下げないような伝え方や、できるだけ早いレスポンスを心がけています。

とはいえ、私自身はもともと会話するのが得意なほうではないので、対応に苦労する場面が少なくありませんでした。そんなときは、先輩方に助けてもらってきましたね。「こういう質問をいただいていて、こういうふうに回答したいんですが、どうでしょう」と、漠然とした聞き方をすることもあれば、状況を細かく報告して、方針について教えてもらうなどさまざまですが、先輩方も同様の経験をしていることが多いので、ナレッジをチームで共有したり、先輩のスキルを借りたりすることはとても有用だと考えています。

たとえば、ビジネス会話の基礎から学ぶことができました。結論から伝えるようにしたり、5W1Hを意識して話すようにしたり。お客様と打ち合わせをしていて、「今この人は何の話をしてるんだろう?」と思われるようでは、打ち合わせが円滑に進みません。主語や目的を省略しないことは、相手に正しく伝える上でとても大事なポイント。そういった些細なことを気にかけるようにして以降は、お客様がこちらの話に耳を傾けてくださるようになったという実感がありますし、認識の齟齬も起きにくくなりました。

技術を知るのと、活かすのは別のこと。最善なシステムを提案・導入できるエンジニアに

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今後の目標は、まずプロジェクトをひとりで担当して進められるようになることです。自分ができる業務範囲をどんどん拡大していくためにも、ひとつの業界にこだわることなく、学んだことをいろいろな分野で活かしながら知見を広げていきたいです。

そして将来的には、技術だけに偏りすぎることなく、お客様とのやりとりもしっかりとこなしつつ、どこに何をマッチングさせるか、どんな場面でどのスキルを活かすか、適切に判断し、お客様にとって最善なシステムを提案・導入できるような存在になっていきたいですね。

お客様とやりとりしていて思うのは、そもそも上流工程がなければ、下流工程は存在しないということ。個人的には技術だけを突き詰めていきたいという想いがあるものの、技術を知っていても、それを活かすための方法を考えることが必要だと考えるようになりました。お客様とコミュニケーションを取る場面は入社前に想像していた以上に多く、自分にとって得意ではなかったので苦労することも多かったのですが、結局はその点こそが、技術をどう活かしていくかという部分に直結しているわけです。ですから、今はお客様とのやりとりがより重要に感じられますし、どんな技術をどう使うかを常に意識しながら、仕事に向き合うようにしています。

社内には学ぶ環境が充実しています。技術的なことだけでなく、プロジェクトリーダーのための方法論など上流工程に関する研修もあって、自分も多く利用してきました。現在も、プロジェクトマネジメントの研修を受けているところです。

働き方としては、テレワークを積極的に活用していきたいですね。実際、東京などの違う拠点の方々と一緒に仕事をするようなケースも出てきていて、これまでに関わることがなかったような仕事に関われるチャンスも増えており、在宅ワークが主流になったことは、かなりプラスに働いていると感じています。

NECソリューションイノベータは、官公庁はもちろん、製造・流通、エンタメなど、さまざまな業界の案件を遂行していますし、最新技術の活用にも積極的な点も特徴です。いろいろなことに興味をもって挑戦したいと考えているエンジニアにとって理想的な環境があると言えるのではないでしょうか。