NECソリューションイノベータ株式会社では、社員一人ひとりが主体性高くイキイキと働ける会社風土の実現を通して、より社会に貢献することのできる企業をめざして健康経営(Well-being経営)に取り組んでいます。当社におけるWell-being(ウェルビーイング)活動では、“個人”、“組織・チーム”、“会社”の3つのWell-beingが一体となり、チームや一人ひとりが生産性高くイキイキと働き、仕事と私生活において、「幸せ」や「ワクワク」を感じられる状態を実現することを目的としています。
今回はWell-being活動の1つである、「健康ミッションアプリ」について事業支援部のYさんにご紹介いただきます。
イライラしていた人が、キラキラしていく。運動にはすごいパワーがある
以前、フィットネスジムを運営する会社で働いていたときに、トレーニングを始める前まではイライラしていたお客様が、終わった後にはすごく表情が柔らかくなって、キラキラとしているのを何度も見たことがあります。「カラダを動かすことって、もしかしたらすごい力を持っているのかもしれない」と思い、運動や健康について勉強を始めました。それから現在にいたるまでずっと変わらないのは、心身の健康づくりの大切さをより多くの方に知ってほしいという願いです。
健康ミッションアプリの導入によって、健康意識の向上を図る
当社の地域振興プロジェクトで活用されていた「ミッション型行動変容アプリ」をベースに、従業員のWell-being向上にむけた社内健康増進施策の一環として、「健康ミッションアプリ」を開発しました。アプリを活用して、2020年12月より四半期に一度、社内でのイベントを実施しています。利用者はアプリ内で配信される健康に関するミッションを、日々の生活の中でクリアし、コインを獲得します。獲得したコイン数に応じたランキングを発表し、利用者の健康への取り組みへの意欲向上を促しています。2022年度からは、獲得したコイン数に応じて社会貢献活動団体への寄付を実施しています。
この「健康ミッションアプリ」はまさに私のやりたいことがカタチになったもの。「散歩をしてみましょう」「県庁所在地に行ってみましょう」といった具体的な行動を促すこのアプリならではのアプローチは、参加している社員の心にも良い影響があると私は考えています。
落ちこんだときに悶々と考え込むより、少し散歩をしたほうがスッキリした経験や、初対面の人と仲良くなりたいときに、握手もすると距離が近くなる感覚は、多くの方に共感してもらえるのではないでしょうか。情報過多で思考優位になりやすい時代だからこそ、あれこれ頭で考えるよりも、まずはカラダを動かすこと、行動することの大切さは、以前よりも高まっていると思っています。
健康づくりを、誰かの助けに。「楽しさ」と「つながり」で行動を促していく
企業も国も一緒になって、健康意識を高めていかなければならない時代。「健康ミッションアプリ」が今後その一翼を担えるようになるために、まずは社内の参加者を増やしていくことが重要だと考えています。その上で大切なのは、参加者が「楽しさ」や「つながり」をいかに感じられるか。2022年度から実施している、ミッションの達成度合いに応じて会社が寄付を行う取り組みや、今後予定している参加者同士のコミュニケーション機能なども、まさにそういった思いによるもの。自身の行動によって誰かが喜んでくれるという実感は、健康づくりに取り組む大きなモチベーションになりますし、そのこと自体が心身に良い影響を与えることでもあるのです。
Well-beingという言葉がありますが、それは生活の質を“深く”していくことだと私は考えています。海がきれい、食べものがおいしい、お風呂が気持ちいいなど、日常の些細な感動は、心身の状態が良ければより深く感じられるはず。健康づくりを通して、みんなが一日一日を大切に、丁寧に過ごせるようになっていくことは、きっと良い未来にもつながると思っています。