数多くのプロジェクトでの経験を糧に成長し、リーダーに抜擢

▲入社7年目 池戸 雄紀 

2021年11月現在、日本データスキルに入社して7年目の池戸 雄紀は、担当プロジェクトで初めてリーダーを務めています。

池戸 「2020年の11月から担当しているのは、会計業務の電子化範囲拡大にともなうシステム開発のプロジェクトです。紙のやり取りをしていた部分を電子化し、既存のシステムにつなげて電子化の範囲を広げるという案件に取り組んでいます。

通常はクライアント企業に常駐するのですが、2020年に本格化したコロナ禍で作業場所の確保が難しいため、自社の虎ノ門オフィスで作業をしています。

ほかの会社の方も参画しているプロジェクトで、日本データスキルは当初5名のチームでしたが、今は私とパートナースタッフの2名体制です」

初めてリーダーとして参画したこの案件で、池戸はマネジメントすることの大変さを痛感したといいます。

池戸 「5名体制のときは、自分以外の4名の得意な部分などの特性を見て、個々の業務量のバランスも考えながら仕事を振るのがなかなか大変でしたね。

リーダーは自分の業務だけでなく、全体を見て足りない部分の仕事を割り振らなければなりません。業務の内容や状況確認もリーダーの仕事なので、何か見落としをしてミスがあったら私が責任を問われますから、確認をしっかり行うことも心掛けました」

そんな池戸は、入社以来さまざまなプロジェクトで経験を積んできました。

池戸 「ほかの会社の方を含めると100名規模の人員で動いているプロジェクトもあり、その中で日本データスキルとしては8名程度で参画する案件もありました。比較的長く携わったのは、人事給与システム移行にともなうデータ移行や屋内資産データ整理といったプロジェクトです。自分自身は数カ月~1年半単位で他の現場へ移るようなペースで様々なプロジェクトを経験してきました。

 一つのプロジェクトに入る期間はタイミングにもよります。先行して入っている人がいて、忙しくなって人手がほしいときに加わるパターンの場合は短期です。一方、プロジェクト開始時から入り、2〜3年の期間、同一のプロジェクトに携わることもあります」

期間ごとに作業内容だけでなく仕事をする企業自体が変わるため、「大変なこともあるのでは?」と想像もできますが、池戸はむしろプラスに捉えています。

池戸 「人によると思いますが、私は同じことをやっているよりも、違うことをやったほうが楽しめるタイプです。このように案件ごとに現場や作業内容がどんどん変わるのは性に合っていますね」

興味のある情報系に進学、地方でも採用活動を行う日本データスキルへ入社

池戸は北海道科学大学の情報系学科を卒業後、2015年に日本データスキルへ入社しました。そもそもは、高校の放送局での経験により興味を持った分野であったことから、情報系の大学へと進学しました。

池戸 「高校時代に部活で放送局に所属していました。当時、NHK主催の大会で、ドラマを作って発表するために、パソコンの編集ソフトを使いビデオ編集をしていたのです。そうした経験や、ちょうど私が高校生のころスマートフォンが出始めた時期だったこともあり、情報系に興味を持ちました。

その後、進学した大学では、いくつかのプログラミング言語のほか、ネットワークの構築、暗号化の数式などを学びました。研究室では、電気回路を得意とする教授のもと、電気回路をプログラミングによってより効率的に作るための研究を行っていました。AIとまではいきませんが、学習型のプログラムを使って設計させることで、今あるものよりも高性能で小型化したものを自動的に設計するといった研究をしていましたね」

そうした研究を楽しみながら学生生活を送った池戸は、就職活動の際、大学で開催された企業説明会で日本データスキルと出会い、面接へと進むことになります。

池戸 「ほかの会社の場合、1次面接より後は旅費を出すので本社へ来てください、といわれることがほとんどだったのですが、日本データスキルは北海道内で2次面接がありました。

2次面接には社長が来ていて、そのたたずまいからも雰囲気の良さを感じました。入社志願書をもとに、今後やりたいことを聞かれたのですが、日本データスキルがカバーしている領域とは違ったにもかかわらず、『やってもいいんだよ』といった話もしてもらえたことが印象に残っています。意見が通りやすく、自由にできるという意味でとても良さそうな会社だと直感しました」

そして、池戸が初めて横浜の本社を訪れたのは内定式のときでした。

池戸 「地方出身者の中には、私と同じように2次面接まで地方で受けた人や、スケジュールが合わず本社で面接を受けた人がいました。入社の際には引っ越し費用の補助も出ました。同期のメンバーは、自分のような情報系の学科を出た人と、文系出身者が半々ぐらい。まったくプログラミングに触ったことがないという人も多かったですね」

入社直後に感じたギャップを乗り越え、リーダーとなりおもしろさを感じる

▲上司と池戸/虎ノ門オフィスにて

池戸 「システム開発においては、要件を聞いて設計書を作成、その後プログラミングをして、テストをしてというようにプログラミング以外にも様々な工程があります。それらの工程で、大学でプログラミングだけをしていたときとの、大きな違いを感じました。想像していたものとのギャップといってもよいかもしれません」

しかし、多数のプロジェクトに関わってリーダーにもなっている現在、池戸はそういった工程にこそおもしろさを感じるようになっています。

池戸 「自分が担当した部分を作って正常に動いたら終わり、ではおもしろさを感じられません。全体を俯瞰して見て、きちんと作動してお客様が使用しているところを見ると実感がわいて嬉しいですね。これは、マネジメントをしないとわからない部分だと思います」

そんな池戸がとくにこれまでのプロジェクトで大変だと感じたのは、3日間でデータ移行を行った案件です。

池戸 「人事給与システム移行にともなうデータ移行のプロジェクトにはトータルで15カ月間携わりましたが、最終的なデータ移行にあてられるのはそのうちの3日間。その短期間でデータ移行を行う必要があったわけです。その3日間とテスト環境でのリハーサルの3日間は、勤務時間がイレギュラーで生活リズムが崩れることもあり、なかなか大変でしたね。早朝組や夜勤組に分かれて、勤務時間をずらして作業を行ったのも思い出深いです」

大変なことも多い開発に携わる池戸がストレス解消や気分転換のために取り組んでいるのは、筋トレだといいます。

池戸 「実は、入社したときは今よりかなり太っていて(笑)。初めは痩せるために筋トレを始めて、20キロくらい痩せました。今は休みの日に筋トレをして体を動かしているのですが、精神的にもとてもスッキリしますね。

また、私の場合、仕事との切り替えという面では睡眠もとても大切です。仕事で何かやり残したことや不安なことがあっても家では手を動かせませんから、仕事のとき以外は仕事のことは考えずに休んだ方がよいと考えています」

教わる立場からリーダーへ──後輩を教育する立場へステップアップ

池戸が気持ちを切り替えることの大切さを学ぶきっかけとなったのは、人事給与システム移行にともなうデータ移行のプロジェクトでミスをした際に、他社のベテランスタッフがかけてくれた言葉やその対応方法でした。

池戸 「データ移行のテスト中に、テストが終わったものを一旦元に戻す作業が必要だったのですが、私は結果のデータをすべて取り終わる前に元に戻してしまう、というミスをしてしまったのです。

そのときに、他社のベテランスタッフの方が私を責めることはせずに、『とりあえず今できることをして、次につなげよう』といったスタンスで対応をしてくれました。この経験から、頭を切り替えてスイッチを入れ直す大切さを痛感しましたね。ミスしたことをウジウジと考えているだけではダメ。頭を整理して、リカバリーするためには何をするべきか考えていかないといけない、と。

さらに、仕事が終わったら切り替えて頭をクリアにするのも大切だという考え方をするように変わりました」

また、池戸は社内の印象的な人物として、最初に配属されたプロジェクトの先輩を挙げます。

池戸 「最初のプロジェクトに関わった当時は、情報系の大学生の感覚と社会人としてのシステム開発工程に関わる任務のギャップが、正直ありました。しかし、当時の上司や、専任指導員として1年間ついてくれた先輩は、私がわからないところを把握して、とても上手に教えてくれたのです」

そんな池戸は、リーダーになって求められることが変わってきたと肌で感じています。

池戸 「リーダーを任せられるようになったので、自分個人に与えられた仕事をこなすだけではなく、チームのメンバーをまとめていくこと、携わった案件で信頼を得て次へ繋げていくことが求められるようになったと感じています。先輩を見習ってうまくやっていきたいです」

就活生へ伝えたい自身の想いを、池戸はこのように語ります。

池戸 「大学の情報系の学科で学んだことは決してムダにはなりません。しかし、それだけで仕事をこなしていけるものではないのも事実です。日本データスキルには優しい先輩が多く、わからないことを聞けば教えてもらえます。入社後すぐに高い技術を求められるというわけではないので、常に学ぶ姿勢を忘れず、仕事をしていく中で技術力を高めていってほしいです。

システム開発の中で、自分がやりたいことや得意な言語があれば、できるだけ希望に沿ったプロジェクトに入れる会社ですから、ぜひ積極的にチャレンジしてほしいですね」

入社当初は学生時代とのギャップに苦しんだ池戸。かつて自分が先輩に教えてもらったように、今後は後輩の育成にも邁進し、その姿が後進の憧れの姿となる日も遠くないでしょう。