7年目を迎えたナオ株式会社の新たな挑戦
2013年に創業したナオ株式会社。現在まで動画事業やメディア事業を中心に運営を行ってきました。各事業が順調に伸びていましたが、昨年2018年にナオ社に激震が走ります。
Apple社とのアライアンスで行っていたメディア事業「GMコイン」のビジネスモデルが継続できなくなったのです。お得に課金してゲームを楽しんでもらうというサービスモデルを提供できなくなるのは非常に辛いことでした。これにより、ナオ社は企業として事業モデルの見直しを余儀なくされました。
そのような状況で、チームを再度整理し直し、チームごとに課題の整理、レポートラインの見直し、収支状況の明確化を行い、目標を再度設定し直しました。危機を逆にポジティブに捉え、代表の西尾敏夫と各チームリーダーを中心に一つひとつ明確な狙いを持って積極的な変革を遂行していきました。
そんな中、改めてナオ社の全従業員が同じ方向を向いてこのニューステージを一緒に作り上げていけるように、ビジョン/ミッションの再定義が必要だということになり数カ月をかけて話し合いを繰り返しました。
ナオのミッション/ビジョン
<ミッション>
常に新しい「楽しさ」、「喜び」、「驚き」を提供できるエンターテイメントカンパニーになる
<ビジョン>
ゲーム領域で日本一を目指す
これがナオ社の目指すミッションとビジョンです。
話し合いに際して、我々ナオ社は「なんのために仕事をしているのだろう?」、「どうなりたいんだっけ?」という自問自答を繰り返しました。そんな時、原点に戻るため運営しているチャンネルの視聴者の方々の声を思い出しました。
「いつも楽しく拝見してます」「辛い時に笑顔になれた」「毎日見て元気をもらってます」このような温かいたくさんのお声を受けて、我々もまたさらに笑顔になってもらおう、もっと元気になってもらおうと、なおさら頑張ることができていることに改めて気付きました。
私たちはさまざまなメディアを通してたくさんの方に「元気」や「笑顔」になってもらうためにエンターテイメントを発信しているのです。常に多くの方に「元気」や「笑顔」を届けるためには、我々がいつも新しいエンターテイメントを追求していなければいけませんし、そのための努力やチャレンジを怠りません。
もちろん、企業ですので売上や利益は追い求めます。しかし、それは最終目標ではなく、エンターテイメントカンパニーになるためのひとつの手段です。
我々の最終目標は多くの方に「元気」や「笑顔」になってもらうために「楽しさ」、「喜び」、「驚き」を提供できるエンターテイメントカンパニーになることです。そのため、そういったことを提供する会社であり続けることを我らのミッションとしました。
また、現状、エンターテイメント分野の中でも特にゲーム領域を主軸に活動しています。それゆえ、まずはゲーム領域で一点突破。その他大勢から抜け出し、No.1の企業になるというビジョンを設定しました。
No.1というのはとにかくなんでもいいのです。どんなにニッチでもいいのでゲーム領域でNo.1といわれるサービス提供ができる企業を目指します。
ナオのコアバリュー(行動指針)
「Essence」 本質を見極めろ
「Challenge」 常にチャレンジの精神で
「Fun」 楽しめ 自分が楽しめているか
この3つがナオ社のコアバリュー(行動指針)です。
ナオ社には3つの主軸事業がありますが、同じ仕事を各部署と連携をとって進めることが多々あります。しかし、業務としてはそれぞれ部署やメンバーでかなり異なります。そのため部署関係なくメンバー全員が考えや行動の価値基準を持つことが非常に重要となるのです。
「Essence」本質を見極めろ
各部署が連携して仕事をする際に一番重要になるバリューです。一番大事なことは何か、本質は何かを突き詰め原点に立ち戻ることで、各メンバーの足並みを揃え、地に足着いた最適なエンターテイメントを提供することができます。
「Challenge」常にチャレンジの精神で
常に新しい「楽しさ」、「喜び」、「驚き」を提供するためには、チャレンジをしないといけません。新しいことにチャレンジしない限りは新しいエンターテイメントを提供し続けることはできません。
多くの人を楽しませるためには、まず自分自身が楽しまないと絶対に人を楽しませることはできません。そしてその楽しさを社員全員が共有し、常に追求していく姿勢が必要です。
土台にある社是
「Create the media,we believe the best.〜自分たちが思う最高のメディアを作る〜」
これらのミッション/バリューの根底にあるのが社是だと考えています。「media メディア」の定義はWEBサイトやアプリケーション、SNSといったようなさまざまなものに置き換えられますが、いわゆる表現手法ということを表しており、なんのメディアかは人それぞれです。
ナオ社のメンバーは、一度しかない人生の多くの時間をナオ社とともにすることとなります。そこで、ナオ社に携わる中で、世の中の変化を楽しみながら自分の思う最高のメディア作りをすることができれば、その一度しかない人生を充実した時間にすることができるのではないか──そういった西尾の想いがこの社是には込められています。
また、これらの再定義したミッション/バリューをメンバー全員に浸透させるべく、チーム、個人に落とし込み、全員が同じ方向を向き、ナオ社のカルチャーを築いていきたいと思います。