多彩な事業色にひかれて。新しい知識、技術を吸収できる業務にやりがい

2015年に入社し、2020年7月からの1年間の産後休暇・育児休暇を経て、工具事業部でドリル・エンドミル・タップといった工具の設計に携わる大辻 佐知。

2019年の入社以来、マテリアル事業部で部品開発職を担当する佐竹 真紀。

2021年入社で、ロボット事業部のロボット開発部に配属されたばかりの後藤 晃子。

入社時期も所属先も異なる3人ですが、いずれも不二越の多彩な事業展開に可能性を感じたことが入社の動機の一つとしてあります。

大辻 「私は工学部出身なので、ものづくりに関わる仕事に携わりたいと思っていました。複数の事業を構える不二越の、様々な強みがある点にひかれました。新入社員で工具事業部の技術部に配属され、ドリルの商品開発とタップの商品開発を経験しました。

産休・育休から復職後は、開発での経験を生かして、設計を担当しています。ドリルやタップ以外の設計も担当しているので、勉強していくのが結構大変です。しかし、ここで身につけた知識を活かしてさらに他のことにも挑戦したいので、しっかり習得しようという思いで日々取り組んでいます」

大学院で特殊な金属材料について研究していた佐竹は、不二越入社後、異種の金属材料をFSW接合した複合材の開発を担当。共同開発先から要求された、テストピースの作製と部品全体の強度評価などを進めています。

佐竹 「不二越は、事業部同士が連携して商品開発を行っています。ここならいろんなことにチャレンジできると思い、入社しました。そしてまさに今、新しいことにチャレンジ中なんですよね。

FSW接合で製作された部品は、自動車のサブフレームなどに使用されていますが、接合技術を応用した部品は増加傾向にあります。今は、不二越で開発した材料とFSW接合を組み合わせた自動車部品の開発に取り組んでいるところです。

最初は全然知らない技術で、自分の中ではどんな部品に使われるかも見通せないまま技術を学んでいたのですが、実際に部品になった瞬間に立ち会ったことで違う景色が見えてきました。今は技術への認識が深まり、一段上の仕事の楽しさを感じることができています」

大学院で電動義手を研究していた後藤は、もともと産業用ロボットに興味がありました。現在は現場実習の中で、小型ロボットの機体内にモーターや配線の取り付けなどをする組み立てに携わっています。

後藤 「私は入社1年目で、開発に必要な基礎知識を学ぶべく、現場で働いています。ロボット自体を触ったり動かす経験があまりなかったので、現場で部品が組み立てられて出荷されるまでのプロセスを全部見られる今の環境は、おもしろいなと思います」

子育て中の社員も若手も思いきり実力発揮できる。不二越カラーへの信頼感

不二越に入社し、新卒社員として歩み出したばかりの後藤と、不二越でぞれぞれのキャリアを重ねてきた大辻・佐竹。不二越には、若手が活躍できる土壌があると声を揃えます。

佐竹 「所属する事業部では、1、2年目の社員が主軸となってプロジェクトを任されたりするので、教えてもらったことを早い段階から活かして自力で仕事を進めたり、計画を立てたりすることができます。若手がバリバリ仕事をできる面は魅力に感じます」

大辻 「確かにそうですね。入社当時は商品開発部にいたのですが、その頃も若手がチャレンジできる環境だと思っていました」

積極的に若手の活躍を支援したり、新たな活躍の場を提供したりする風土がある。不二越の環境をそう語る2人ですが、社員への支援は仕事だけに留まらないといいます。

大辻 「2021年8月に育休から復職したのですが、今の部署は女性が半分を占めていることもあり、周囲の理解が得られやすいです。例えば、子どもの予防接種などで平日に休みが必要な時にも、休日を申請しやすいですし、育休明けで時短勤務であっても、育児と仕事を両立しながら、以前と同じように活躍できる環境です」

子どもが体調不良になって急遽早退するようなケースでも、周囲が業務をカバーしてくれるなど、子育て中の社員にとって働きやすい職場である点も、大辻は強調します。

しかし、「そもそも女性の少ない業界だし、入社時にはそういうことはあまり意識していなかった」と3人。

後藤 「男性の方が多い業界なのはわかっていたので、ある程度は制度があるのかな?くらいでしたね」

佐竹 「理系あるあるなのかもしれませんが、大学時代の研究室も女性は1人か2人という環境で過ごしていたので、入社後もそうなのかな、と思っていました。でもやはり身近に女性の先輩社員がいると、頼りやすいですね」

福利厚生や働きやすさについては、子育て中の社員だけでなく新入社員にも好評です。

後藤 「新入社員の寮に入っているんですが、会社から徒歩5分ぐらいのところにあるので通勤が楽です。同期の社員もたくさん寮にいるので、仲良くなって遊びに行ったりもしているし、他の事業部の話も聞けるのが良いところだと思います」

困ったときには先人に学ぶ。社会人になってからも、日々が勉強の連続

「目新しいことばかりで、理解するのも大変」と、実習生活を語る後藤。後藤よりも社歴の長い大辻、佐竹は経験豊かな先輩社員のアドバイスが有効と話します。

後藤 「まだ自分が引っ張っていくような仕事はしていないので、やりがいもこれから生まれてくればと思っています。今気になっているのは、仕事でまったく新しいことをする際、皆さんは自宅で学習して知識を得るのと、業務の中で実践的に学んでいくのと、どちらをメインにしているのかです」

大辻 「私は職場で知識を得ることが多かったですね。自分の部署ではお客様からのフリーダイヤルに対応しており、商品に対するご質問に対してその場で回答するのですが、難しい加工についてのお問合せを受けた際にわからないことを先輩に聞いていくうちに知識を得て、吸収する機会が多かったです。

学生時代は、再生医療に使う素材の研究をしていましたから、入社後の業務内容と自身の専攻はまったく関係ないです。切削加工のこととか、入社してから知ることすべてが、新しい勉強でした。加工などについても学べる機会や場所があり、勉強するのにも恵まれた環境でした」

佐竹 「知識は文献から得ることが多かったけど、行き詰まったときは先輩に相談していました。先輩方は『こういうやり方に変えてみようか』という風にアドバイスしてくださって、自分の視野も広がりましたね。でも図面作成など、学生時代に学んだけれど仕事で身に着いてない知識は、家で勉強し直しています」

後藤 「自分で学びつつも、仕事場で積極的に取り組んで覚えていく。両方大切なんですね。新しいことを学ぶにしても、基礎部分に不安があったので、お二人の話を聞けてよかったです」

ものづくりの新時代に貢献へ。各々が描くキャリアのロードマップ

幅広く事業展開している環境で、活躍の場を求めてきた3人ですが、その想いは強くなるばかりです。

大辻 「育休前は、見本市や展示会で自分が開発に携わった新商品を直接お客様にPRする機会も多く、お困りごとに対して私の提案に満足していただけたことがとても嬉しかったんです。より多くの知識を身につけて、総合的にお客様に提案できる仕事につなげたいです。

また、昨今はインターネットで情報を発信して、会社や商品の魅力を知ってもらい、お客様にファンになっていただくのがトレンドだと思います。ですから、今後は情報発信のコンテンツにも取り組めたらと思います」

後藤、佐竹も現状を踏まえた上で将来の展望を語ります。

後藤 「新しいことに興味があり、仕事を選ぶ時にも『最先端の技術に関われたら』という思いがありました。実習後、実際に開発業務を行うので、学んだ知識を活かしつつ、開発のノウハウも教わって自分で仕事を進められるようになりたいです。

そしてまだ自分ではあまりイメージできないのですが、将来は新商品にも携われる社員になりたいですね」

佐竹 「商品製造の自動化のラインを立ち上げられる仕事に携わることを、目標としています。今手掛けている開発職では、量産される商品に活かされる形状や基礎的な技術を模索していますが、実際に商品を量産する際は自動化のラインが必要になります。いろんな部署で自動化ラインの立ち上げをやらせていただいて、知識を得たいと思っています。

ラインの立ち上げ時は、様々な部署の人と連携する役目を担う必要もあるので、人と人をつなげる人材にもなりたいです」

入社年次や部署の違いを踏まえつつ、実りある話を繰り広げてきた3人。今回の出会いを次のように振り返ります。

大辻 「佐竹さんと後藤さんがすごくフレッシュで、仕事に対してやる気とチャレンジ精神を持たれているので刺激になりました。私も育休明けですし、気持ちを改めてフレッシュな気持ちで仕事に取り組みたいです」

佐竹 「育休の話が聞けたのがよかったですね。今後の自分のためにも学びになりました。あとは新入社員の後藤さんにもいろいろと伝えることができてよかったなと。また機会があればぜひお話ししたいです」

後藤 「お二人とも先輩ですが、お仕事の話もすごいなと思いながら聞いていました。バリバリ働いているのがかっこよくて、自分もそうなりたいですね」

それぞれの将来図を埋めるべく奮闘する3人は、不二越をリードするキーパーソンへの歩みも同時に進めています。不二越の環境を活かしながら前進し続ける彼女たちの姿は、後輩たちの道標になることでしょう。