設計者としてキャリアをスタート!トライを重ね、成長を実感できる設計部門

不二越の工具事業部で働く山田は、設計、他社への出向を経て、2020年11月から営業技術職を担当しています。営業技術職は、商品提案だけでなく、お客様の困りごとや改善の要望にお応えする技術提案も行う仕事です。 

そんな山田は、材料から組立までの最終工程を自社内で、一貫してトータルサポートできる不二越に魅力を感じ、2014年に新卒で入社しました。 

山田 「研修時代は、製造部門で材料を受け取り、自分で機械を使って加工し、ものを作っていました。自社の製品はたくさん種類があり、ものによって製造や加工方法も異なります。研修を通して、作れる製品の種類や、うまく加工できる工程が増えていくので、目に見えて成長を感じられました」

研修後に山田が配属されたのは、設計部門でした。
不二越の部門は、営業・設計・製造という3つのポジションに分かれており、設計部門は営業が受注した仕事をもとに、製品を設計しています。

山田 「設計時代は、営業から出てくる情報をもとにどういった仕様・形状が良いかと考え、そこで良い結果が出て採用されることにやりがいを感じていました。試作工具の設計は、設計者が意志を持って行うものであり、一設計者として色々とトライさせてもらえたのは嬉しかったです。自分の主体性を出して設計でき、自身の成長を感じられる部門でした」

お客様の目線で考える──他社に出向して製造に携わり、復職して営業へ

設計部門で3年間経験を積んだ山田は、その後、他社への出向を経験します。出向先の自動車メーカーでは、エンジン加工で使用する工具の改善に取り組みながら、生産技術を学んでいきました。

 山田 「我々がお客様として訪問させていただいているメーカーへの出向だったので、自社製品の改善や、その業界の動向、今後どういったニーズが出てくるのかなどをしっかり吸収して、我々の技術開発に繋げられるように意識していました」

お客様の今後の動向を知る意味でも、取引先への出向は非常に学びのある経験だったと振り返ります。

山田 「我々は『こういう風に使ってほしい』という想いを持って、自社製品を作り、世に出しています。しかし、お客様の使っている感覚は、自社の感覚とは違っていると感じたんです。

例えば、同じ工具を使っても、切削加工の条件が大きく違う場合があります。お客様は、もっと早く加工したいとの考えから、工具にとっては損傷を受けやすいような厳しい条件(高速・高送り)でも、どんどんトライされていて・・・・・。不二越では、そのような要望に応えられるような開発を進めていく必要があると感じました。

厳しい評価もありながら、こういう改善をしてくれたらいいな、という率直な意見が聞けたのが、私としては一番の収穫であったと思いますね」

出向先から戻ってきた山田は、営業部門へと異動しました。これまでの経験を活かし、技術的な側面からもお客様の困りごとやご要望に対してお応えするポジションとなったのです。

山田 「出向先で学んできた改善のやり方をもとに、お客様がどういうことを求めていて、どこに改善が必要なのかを考えています。そのため、出向先での経験が活きる部分は多いと感じています。特にお客様先での経験があるからこそ、状況理解ができているのかなと思いますね」

まだ配属されて間もない中、技術者としての知見をもとに、社内目線だけでなくお客様目線で寄り添える営業として、活躍する山田。

今後はお客様の要望をもとに、自分が提案したものを試してもらい、満足していただくことを目標にしています。

チームワークと個人プレー──社内で連携しつつ、お客様目線で仕事をする

製造・設計・営業とさまざまなポジションを経験した山田は、ものづくりでは「チームプレー」を意識することが大切だと語ります。

山田 「小学校から高校まで10年間ほどサッカーをしていたのですが、サッカーはチームプレーなので周りを見ながらプレーすることが大切なんですよね。みんなで繋いだパスを最終的にゴールにするところで、仕事も似た部分があるのかなと思っています」

工具を製造する際には、営業部門からお客様の要望をいただき、設計部門で設計図を書き、製造部門が形をつくっていくという流れがあります。

山田 「連携が取れていないと、思っていたものと違ったものや、狙ったものと違う仕様ができてしまうんです。チームとして、コミュニケーションは大事にしないといけないなと感じていました。

周りを見ながら声がけして、みんなで同じ方向を目指す点もサッカーと通ずるところがあると思います」

どのポジションを担当しても、チームを大事にする信念を持って仕事を進めてきた山田ですが、製造・設計・営業を経験したことで、より一層業務全体の繋がりを意識するようになったと言います。

山田 「設計時代から後工程を意識して仕事をしようと思っていました。こういう意図を持って、こういうものを作りたいのでこの設計、図面を作りましたというのを心がけていました。それはどのポジションに行っても一緒です。

今の場合であれば営業なので、設計にパスを投げる立場。なので、もっと意図を持ったパスを投げられるように、これからやっていきたいなと思っています」

製造・設計・営業間で連携して業務を進めることで、不二越はお客様へ最高水準の製品を提供しています。業務間の繋がりを常々感じている山田は、さらにお客様目線で仕事をするところにもこだわりたいと言います。

山田 「これまで技術を色々と開発して提案させていただきましたが、それを使ってもらうのはお客様です。なので、お客様がどういう使い方をして、最終的にどういうものが欲しいのかをしっかり理解できるように努めていきたいです。自社の製品や技術も含め、お客様の要望に対して、技術の開発や提案ができればいいなと思っています」

学生時代から周囲と円滑にコミュニケーションを取って、チームワーク力を培ってきた山田。
チーム力に加えて、お客様と真っ直ぐ向き合う自分のスタイルを持って業務を進めることで、その活躍の場を広げています。

やりがいを感じるのは、成長した時!チャレンジ精神を育んだ不二越の環境

どんな部門に配属となっても果敢にチャレンジをしてきた山田。
その背景には、自分の意思を尊重してくれる上司の存在があったと言います。

山田 「不二越は主体的にやらせてもらえるというか、やっていいよと言ってくれる方が多い社風なんです。

まだ自分の仕事に自信を持ってやれることが少ない中、『どんどんトライしていいよ、失敗してもサポートするから』と言ってくれる上司がいてくれることで、一歩踏み出してトライできました。

もちろん知識を持っていて後々のフォローができるのが前提だと思いますが、部下や周りに自信を持たせてくれて、チャレンジできる環境を作ってくれていた上司は非常に尊敬できました」

山田は自身のことを、もともとはチャレンジ精神にあふれるタイプではなかったと語っています。上司との出会いによって、その背中をみて高みを目指していくうちに、仕事に取り組む姿勢が変わっていったのだと。

仕事をしていてやりがいを感じるのは、どのような時ですか?という問いかけに、山田は「成長を感じられた時」と答えます。

山田 「入社して色々な部署で成長を実感できる場面があって、それがまた次の成長に繋がっています。もちろん失敗もありましたけど(笑)。その中で、少しでも成長できたなと思うところがあるから、やりがいを感じて続けられたんだと思います。

営業では、良いものを提案できた時、提案のスピードが速かった時、また知識が増えてお客様と技術的な話ができた時に、やりがいを感じられると思っています。なので、そこに向けて、また挑戦していきたいですね」

多様なポジションを経験する中で幅広い視点を身に付け、お客様と向き合うことになった山田。今後もさらなる成長を目指し、挑戦を続けていくことでしょう。