マネジメントの力で、社会のHappinessに貢献する。MSOLの挑戦

▲2019年。MSOL主催フォーラムでの講演時。同年出版した自身の著著をもとに、国際競争とマネジメントというテーマで講演。

2020年現在、私はお客様の組織変革を推進するために、社内に昨年新たに立ち上げられたマネジメントコンサルティング事業部に所属し、組織の立ち上げおよびお客様へのサービス提供の両方に携わっています。

“マネジメントの力で、社会のHappinessに貢献する”というMSOLのミッションを考えた場合、これまでのプロジェクトマネジメント事業だけでは充足できない点があり、その点を埋めることがこの新しい事業部立ち上げの背景でした。

端的に言ってしまうと、組織における「マネジメントのメカニズム」がテーマです。一般的に多くの企業では、中期的な観点で戦略を策定すると思います。

ただ戦略そのものは、外部の環境変化によって変更が必要となることに加え、企業がいくら素晴らしい戦略を策定したとしても、それを実際に実行し成果を創出できなければ、戦略はただの絵に描いた餅で終わってしまう──このように、企業が中期計画といった戦略から思ったような成果を得られないのは、“戦略をいかに実行していくか”という実行部分に課題を抱えている場合が多いのです。つまり、「what」と言うよりは「how」に大きな課題があるのです。

そうしたテーマを念頭におき、MSOLのミッション達成に必要なサービスと実際にお客様が具体的にどういったことで困っていて、そこに私たちがどういった価値を提供できるのか。事業部内でディスカッションを繰り返しつつ、並行して実際にお客様に組織変革のコンサルテーションと実行支援を行い、あるべき姿を追求しているところです。

戦略を成功させるポイント──お客様の課題解決のために

戦略は抽象的なもので、そのままで実行するのは難しい──

では、成果を創出するメカニズムを正しく機能させるにはどうすれば良いのか。それにはいくつかのポイントがあります。

「具体的な取り組みが定義されているか」、「その取組みはどのように価値を創出するのか」、「取組みの実施判断はどのような基準で意思決定をするか」、「取組みを進める上での適切な体制を組織しているか」、「取組みを進める中で想定と異なっていた場合、そのまま進めるのかそれとも中断するといった迅速な意思決定がそれているか」、「推進するメンバーが高いパフォーマンスを発揮できる制度・環境が整備されているか」など、一見当たり前のことに思うかもしれません。

しかし、この当たり前のことを実際に組織として行うのが難しいのです。

こうしたテーマを推進するマネジメントコンサル事業部によって、MSOL全体として提供できる価値の幅を広げ、お客様のマネジメントに関する組織的な課題を解決につなげていきたいと考えています。

このままではいけない──変わりゆく時代の中で抱いた危機感

▲2008年、英国留学時。ビジネススクールのパーティの同級生と。左から、中国人、台湾人、ヨルダン人、イラン人、イギリス人、イギリス人、ロシア人といった多様な顔ぶれで、一番右が内山。

そんな私ですがMSOLに入社する以前は、独立系大手システムインテグレーターでさまざまなシステム開発プロジェクトに携わってきました。その会社には新卒で入社し、約5年在籍しました。当時携わったシステム開発プロジェクトの多くはいわゆる炎上プロジェクト。

現場のプロジェクトメンバが大変な高稼働を強いられ必死に頑張っているにも関わらず、プロジェクトが遅延し想定通りにはいかない状況。そういった状況の中、漠然とプロジェクトマネジメントの重要性を感じていました。

また、最近は「BRICS」という言葉をあまり聞かなくなりましたが、2003年にゴールドマンサックス証券が発表したBRICSレポートに当時大変な衝撃を覚えました。2016年に中国のGDPが日本を超え、2050年時点のGDPの上位国は中国、アメリカ、インド、日本、ブラジル、ロシア、イギリスの順になるとレポートされていました。実際には2016年よりも早く2010年に、日本のGDPは中国に抜かれることになります。

2003年当時の日本はまだ世界第2位のGDPを誇っており、中国が本当に日本を上回るのだろうかと、この先の日本と変わりゆく世の中における自分自身に対して、“このままではいけない”といった漠然とした危機感を抱きました。もっと高い視点を持ち、グローバル化していく世の中でも通用するスキルを得ようと、28歳のときにイギリスへ留学しました。

綺麗なパワポより実行支援──自身の成長のチャンスを感じたMSOLの魅力

▲2009年、MSOL入社時。

イギリス留学時代もかなり苦労しましたが、なんとか2008年秋にビジネススクールを卒業し、当初はそのままイギリスで就職するつもりでした。ただ、その当時はリーマンショックの影響がさまざまなところで出始め、採用のポジションもなくなってしまったんです。泣く泣く日本に戻り転職活動をするなかで出会ったのがMSOLでした。

 転職するにあたり自分のキャリアテーマについて考えました。それまでの自分自身を振り返り、「人と協力しながら何かを成し遂げること」に最もやりがいを感じ、そしてそこに自身の強みがあると考えました。さらに、留学中にあまりに日本が正しく理解されていない現実を目の当たりにし「日本企業の国際競争力の向上に貢献する」という目標が見えてきたんです。

MSOLの他にも複数社から内定をいただきましたが、その中から最終的にMSOLを選んだ理由は、代表の高橋 信也と目指している方向性が合致していること、そして自身の成長のチャンスが多いと感じたからです。

当時、MSOLにはグローバルプロジェクトの支援依頼はあるものの対応できるメンバーがいない状況でした。しかし、そうしたプロジェクトにも会社として対応してきたいという想い、そして会社の価値感として“綺麗なパワーポイントとかっこいいプレゼン”ではなく、“実行支援”に重きを置いていたことに引かれました。

私は、プロジェクトを通して実際に組織に変化が起こり、その変化を通じで新たな価値が創出されない限りは、戦略は絵に描いた餅で終わってしまうと考えていました。世の中にはさまざまな戦略論があふれかえる中で、戦略をいかに実行し、成果を創出するかという点に価値があると考えていたこととマッチしたのです。

また、私が入社した2009年当時、会社全体でまだ30名程度の規模の会社でした。そういった点からもMSOLには自身の成長のチャンスが多くあることにも魅力を感じ、入社を決めました。

こうして、私のMSOLでの挑戦がスタートします。

*内山のストーリー後編はこちらよりご覧ください