「プロジェクトを極めたい!」という想いで飛び込んだコンサルタントの世界

▲一番左が増田。社内グループメンバーから結婚祝いをしてもらった時。

増田 恵がマネジメントソリューションズ(以下、MSOL)に入社したのは2年前。前職ではIT企業の社内SEをしていました。そこで働き、気付いたのは、自分はみんなでひとつのものをつくり上げること、それを「いかにHAPPYに終えるか考えること」が好きなんだということ。次第に「プロジェクトマネジメントを極めたい!」と思うようになり、この分野のプロになれると直感したMSOL へ転職しました。

増田 「人見知りなんですが、人と関わるのが好きで。MSOLに入社してみて、思っていた以上にマネジメントは自分に向いていると感じました。計画を立てて物事を進めるのが得意で、旅行のときは旅のしおりまでつくってしまうタイプ。“段取り”が大好き。そういう性格が仕事にも大いに役立っています」

入社後まもなく結婚。当初から、いずれ子どもができても、キャリアを諦めるという考えはまったくありませんでした。

増田 「もともと仕事が好きなので仕事を辞めるという選択肢はなく、産休・育休を取った後に職場復帰して、時短で働いて……と想像していました。周りにそういう女性はまだ少ないのですが、それなら良くも悪くも自分が先駆けになってロールモデルになればいいのではと」

前職時代から、家庭と仕事の両立について悩みを抱えることはありませんでした。そこには「一緒になんでも考えてくれる」というご主人の存在も大きかったと増田は言います。

増田 「悩みが生まれるとすれば、これからでしょうか。予定を詰め込んで忙しくしているのが好きなんですが、子どもがいると、なかなか予定通りにはいきません。自分がやりたいことと育児をどうマッチさせていくか。それが今後の課題になりそうです」

コンサルタントに必要なのは「当事者意識」と「現状に満足しないこと」

▲右奥が増田。クライアント先での業務終了後、自社に戻り打合せ。

MSOLでは入社して2年目ですでに大企業のお客様からの信頼を得て、所属部署の横断的なプロジェクトマネジメントをまかせてもらえるまでになっていました。お客様からも社員のひとりのように接してもらい、大きな達成感を感じる日々。増田が仕事で大事にしてきたのは、“当事者意識”と“現状に満足しないこと”でした。

増田 「相手の理解度を想像しながら資料をつくるとか、相手の立場や言い分に思慮を巡らせるようにするとか、そういった“思いやり”を大事にすると、仕事がスムーズに進みます。相手に言われたことだけやっていても、現状以上の価値を提供することができないと思います。

仕事の価値観としては、“現状のままでよしとせず、常に現状を疑う”という意識もいつも持っています。コンサルタントという仕事で、このふたつはとくに重要だと思います」

プロフェッショナルとして、仕事にまい進していた増田ですが、妊娠がわかってからは勤務時間が長くならないように気をつけ、後任に任せられるよう徐々に仕事を移管していきます。

増田 「私は、なんでも自分でやってしまって人に頼むのが下手なタイプ。でも、いずれは自分がいなくなることがわかっているので、誰かにバトンタッチしないといけません。引継ぎは自分にとっても勉強になりました。

最初はうまくいかないこともありましたが、『自分の伝え方が十分ではなかったのではないか』『次は別の伝え方をしてみよう』など、自分と相手とのコミュニケーションにおいて対応力を磨く良い機会になったと思います」

産休・育休に入るにあたっては、復帰後に以前と同じように仕事ができるかどうかが不安もあったと語る増田。そこで、産休に入った直後からビジネス誌を読んだり、育休取得者が集まるオンラインコミュニティに参加したり、社会との接点を意識的に持つようにしました。

増田 「仕事という側面だけ見れば、産休・育休はブランクです。休んでいる間に“仕事頭”がなまるのでないか、生活スタイルが変わる中で前と同じように働けるだろうかという不安はずっとあります。

状況の先読みといったような感覚的なスキルは、仕事から離れれば落ちてしまうのは仕方ありません。なので、復帰後に万が一うまくできなくてもイライラしないでいられるよう、おおらかな精神を身につけるのが育児を通してのテーマです」

はじめての育児、仕事を離れてみて改めて気づいた「仕事への熱い想い」

▲アクティブな増田。趣味の海外旅行先にて。

初めての育児について、増田の感想は“大変”のひと言。 

増田 「正直、育児をなめていましたね。大変という言葉の意味を今まで間違えていたと思うくらい。仕事の方が全然楽だなと思いました。育児は24時間終わりなし、私が寝不足でも子どもは容赦なしです」

どんな子どもに育ってほしいか、何をしてあげたいか。親になると、あれこれ夢や理想がふくらむものですが、この点でも増田はいたって自然体です。

増田 「こう育ってほしい、こうしてあげたいということはとくにありません。ただ、選択肢を増やしてあげたいなとは思いますね。

平成生まれの私ですら世の中がすごく変わったと感じるくらいだから、娘が大きくなったときには思いもよらない世界になっているでしょう。だからこそ、親がこうと決めつけずにいろんな選択肢を、子どもが自分で選べるようにしてあげたいなと。自分で考えて、自分で選べる子になってほしいというのが願いです」

育休に入り、仕事と距離を置くことで見えてきたこともありました。 

増田 「“自分、仕事好きだな”と改めて思いました。夫の仕事の話を聞くと、もうウズウズしてしまって。仕事は結果が目に見えてわかる楽しさ、育児はすぐには結果が見えない楽しさ。どちらも私にとっては大事なものです。

1日は24時間しかないので、うまくやりくりすることは必要ですが、仕事も100%、子育ても100%、200%がんばればいい。仕事と育児は“どっちを優先させる?”と天秤に掛けるものではないと思います」

育児は思いどおりにいかないことの方が多いもの。計画好きな増田にとって、ときにはイライラしたり落ち込んだりすることも。しかし、いつも持ち前のクールさで乗り切ります。 

増田 「うまくいかないことがあったら、『次はこうしよう』と冷静に考える時間を持つようにしています。ひとりだけの時間も大事ですね。朝は早起きして、家族が起きてくるまでの1時間を資格の勉強などにあてています」

“会社にとってはじめてのこと”をたくさんつくっていくのが私の役割

▲旅行先にて。家族の協力もあり、仕事にも育児にも100%で取組む。

職場復帰後に迎える、初めてのワーママ生活(※ワーキングママ)。保育園や時短勤務など、これから次々に起こるであろう“初めての経験”をたくさん楽しんでいきたいと、増田は積極的です。

増田 「育休から復帰した女性社員がまだほとんどいないので、会社にとっても前例のないことがたくさん起こると思います。そんな“会社にとって初めてのこと”を、私がどんどんつくっていきたいですね。誰かがやったことをなぞるだけじゃ、楽しくありませんから。

MSOLは、仕事に対して前向きな姿勢の人が多くて、アイデアを出すと“それいいね”と言ってくれる人がたくさんいます。“まずはやってみよう”と実行まで進めてしまうパワーのある人が多いので、今は社内にない制度でも私から“こういうものがほしい”とアイデアを出せばきちんと拾い上げてくれると信じています」

女性の中には、「出産・育児のようなライフイベントを経てもコンサルタントとして仕事を続けていけるのだろうか」と不安に感じている人もいます。そんな女性に対して増田は「あまり心配しすぎないで」とアドバイスします。

増田 「最初から夢やキャリアを思い描けている人なんて、ほとんどいません。自分もそうでした。それでも目の前の仕事にただ一所懸命取り組んでいれば、必ず何か見えてくるものです。

大事なのは、選んだ道を”後悔しないこと“。いろいろ気持ちが揺れ動くこともあると思うけれど、”これをやらなかったら後悔しないか“、それだけを初めて進んでいけば、おのずと道が開けてくると思います」

女性としての大きなライフイベントを経てもなお、仕事への情熱を変わらずに持ち続ける増田。プライベートの人生にも、とてもすてきなプランを持っています。

増田 「海外旅行が大好きで、これまでに訪れた国はもう30カ国ほど。これからは子どもと一緒に旅して、いつか100カ国を目指したいです。どんな働き方をすればこれを実現できるかなとワクワクしながら計画しています。 

まずは、小さい子ども連れでも安心していけるリゾート地へ。あとはケニアにも。以前は夫とふたりでいったので、今度は子どもも一緒に行きたいですね。アフリカの大地へ本物の動物を家族みんなで見に行く。そんな夢を思い描いています」