きっかけは「人」。関係を「つづける」喜びから、歩み始めた銀行員への道。

▲入社したての頃、同じ支店の同期と(一番左が南里)

仕事を決めるとき、何を大切に、何を自分の軸として選びましたか──。

2017年、みずほ銀行に入社した南里 知尋。

彼女は、学生時代のカフェでのアルバイト経験をきっかけに「人とのつながりを大切にしたい」、そして「信頼関係を築ける仕事がしたい」と考えていました。

南里 「常連のお客さまのコーヒーにいくつミルクをつけるかを覚えていて、その数のミルクをつけてサーブしたときに『覚えてくれていたね』と言ってもらえたのがうれしかったんです。この経験から、人と接するときに、一回じゃなくて、関係が続けられる仕事がしたいなと思いました」

就職活動をするまで〈みずほ〉とは関わりがなかったという南里。しかし、就職活動を進めていくうちに、大切なお金を扱うには信頼関係がないと成立しないという、銀行業界の「人」に重きを置く点に惹かれていきました。そして、働いている人の柔らかい雰囲気に魅力を感じ、みずほ銀行を第一志望に決めたと振り返ります。

志望通りみずほ銀行に入社し、烏山支店で窓口業務を担当することになった南里を待っていたのは、想像以上に難しい業務でした。

南里 「自分が思っていた以上に、仕事が全然できなかったんです。お客さまの大切なお金を扱う窓口事務は、ミスが許されません。中には複雑な手続きもあり、先輩たちが平然と行っている手続きも、高度な知識や正確な事務遂行能力が必要で、とにかく毎日必死で勉強しました」 

入社してからの3ヵ月が一番苦しい時期だったという南里。

こんなに仕事ができないのは私だけなんじゃないかと不安になり、一時期は帰りの電車で『新人 仕事できない』とインターネット検索し、『大丈夫ですよ』と書かれたアドバイスを見て、がんばろうと自分を励ましていたといいます。この時支えになっていたのは、一緒に勉強し励まし合った同期と、なんでも話せる家族の存在でした。 

その頃、南里の気持ちが変わる出来事がありました。

南里 「私は何も言ってなかったのですが、悩んでいた雰囲気を察してくれたのか、上司が『2人で話をしよう』と言ってくれました。その時、『仕事は大変だけど、いつでも相談に乗るから言ってね』と優しい言葉をかけてもらい、気持ちがとても楽になったんです」 

そこからは、何かあったら同期や家族だけでなく上司にも相談できるようになり、業務の中でも支えとなってくれる存在ができた南里。

「仕事は大変だけど、職場の中にも外にも相談できる人がいるから大丈夫」──そんな気持ちが、南里の心に安心感を生み出していったのです。 

その後、順調に口座開設や定期預金などの窓口業務を習得し、3年目を迎えた2019年。

急速に変化する社会の中で多様化するお客さまのニーズに対応していくため、〈みずほ〉は経営戦略に『次世代金融への転換』を掲げ、ビジネスモデル変革の取り組みを発表しました。

南里が所属する銀行店舗では、これまでの「事務手続き中心の場」から「お客さまへコンサルティングを提供する場」へと転換する『次世代店舗』に向けた取り組みがスタートしたのです。

変化する環境。お客さまとの会話から見つけた、新たな仕事の楽しみ方

▲資産形成の提案をする南里

〈みずほ〉が目指す『次世代店舗』は、新システムMINORIを基盤にデジタル技術を活用し、タブレットで完結する口座開設や日々の決済などのデジタルサービスと、銀行・信託・証券一体によるお客さま一人ひとりの様々なニーズに対応する対面コンサルティングを提供していくもの。

その推進の中で、来店するお客さま一人ひとりに寄り添い、最適な資産形成のコンサルティングを行う担当者として新設されたのが「ライフプランアドバイザー(以下、LPA)」です。

烏山支店で窓口業務を行なっていた南里もその候補者となり、LPAを目指す担当者向けの研修に参加しました。

事務から営業へ。その変化は南里にとって、大きな挑戦だったといいます。
その時のことをこう振り返ります。

南里 「自分でも資産形成について経験がなく、資産運用やその商品の魅力をうまく伝えることが難しいなと感じていました。新しい業務が私にできるのか、不安が大きかったです」

しかし、研修等で学習する中で、自身でも資産形成の必要性を感じ始めました。

南里 「私自身、特に毎月決まった貯蓄をしていなかったのですが、資産形成のために投資信託や生命保険を利用して、毎月一定額の積立を始めました。お客さまに資産形成の大切さや魅力をよりわかりやすく伝えるためには、つみたてNISAの制度や生命保険料控除などをまずは自分で活用してみることが大事だと思ったんです」

――2020年4月。ファイナンシャルプランナーの国家資格も取得した南里は、ついにLPAとしての道をスタートしました。

最初は、「とにかくやってみよう」という気持ちで新しい仕事に向き合っていた南里。 LPA としてお客さまと接していくうちに、少しずつ気持ちに変化が出てきました。

南里 「一人ひとりのお客さまと会話する時間が増えました。その中で、お客さまの潜在的なニーズに気付くことも多くなったんです。お客さまのことを深く知ることが、最適なご提案につながると気付き、もっとお客さまと会話をしてみようと思うようになりました。」

迅速に手続きを行う窓口業務と違い、じっくりとお客さまと会話をするLPAの仕事は、南里が入社時に抱いていた「人とのつながりを大切にしたい」という思いともリンクし、LPAとしての「やりがい」を見出すようになりました。

南里 「会話をする中でお客さまをよく知ることができ、結果として喜んでいただけるご提案にもつながる。もっと多くのお客さまに喜んでもらうために、自分の知識も高めようと努力して、専門性が身に付いてくる。そういったサイクルができあがり、仕事がより楽しくなったんです」

ちょうどその頃、南里にとって記憶に残るお客さまとの出会いがありました。

良いチームワークがつなぐ、お客さまからの「感謝」という最高のプレゼント

▲烏山支店お客さまサービス課 課長とメンバー(右から2番目が南里)

南里が出会ったのは、あるご夫婦のお客さまでした。

南里 「40代女性のお客さまに資産形成の方法についてご案内をしたところ、『預金に置いたままでいいのかな、と夫婦でも話していたんです。こんな方法があるなんて知らなかった。次回は夫と来てもいいですか』と言ってくれたんです。

後日、ご夫婦で来店されることとなり、先日お伺いした情報も踏まえてご夫婦にとって最適な提案をするために自分なりに一生懸命準備しました。結果的に、つみたてNISA制度を活用した積立投資信託をお二人に申し込みいただきました。その際に、『南里さんに相談してよかった』と感謝の言葉をいただいた時は、本当にうれしかったです」

その後も、何度かお会いする中でいただいたのは、『銀行の印象がガラリと変わった』というお言葉でした。

南里「お客さまは『銀行は事務手続きをする場だと思っていたけれど、少しのお金の悩みにも親身になって相談に乗ってくれるなんて』とお話ししてくださいました。銀行のイメージが「堅い」から「柔らかい」へ変わったとおっしゃっていただけたことがうれしくて」

南里が描いていた「関係を続けられる仕事で信頼関係を築いていきたい」という思いと、お客さまからいただいた言葉がつながった出来事でした。


日々お客さまへご提案していく中で、気付いたこともあります。

南里 「資産形成に関する制度自体は聞いたことがあっても、あまり詳しく知られていないということに気付いたんです。せっかく利用できる国の制度なのに、知らずにいるのはもったいない。多くの人に知っていただくためにも、これからも積極的にお声かけをしていこうと思いました」

南里のこの姿勢は、支店のチームワークにも影響を受けています。

南里 「同じLPA の先輩とは、専門性を高めるために、時事ニュースも踏まえたテーマを考え日々一緒に学んでいます。先輩は率先して相談に乗ってくれますし、なんでも話しやすくて、プライベートでもとても仲良くしていただいています」

お互いに協力しているからこそ、自発的に学習したり、自分たちでやろう、と前向きになれたりする。

そこには、同じLPA として、切磋琢磨しながら成長していく姿が垣間見えました。

南里「当店では、支店一体となりLPAをサポートしてもらっています。そして、自分たちでも、どうしたらもっと良くなるかを日々考え連携しています」

支店一体となり協力し、自ら学び、行動する。そのチームワークがお客さまの喜びにつながる。

ここには、まさに理想のチームがありました。

お客さまの未来に、もっと寄り添うライフプランアドバイザーになりたい

▲今日も笑顔でお客さまを迎える南里

一歩一歩、着実に歩み始めたLPA の道。

南里 「LPAになるまでは、不安な気持ちもありましたが、やってみないとわからないことがたくさんあるので、勉強も苦にならず楽しくやっています。そして、どんなときも周りの人が協力し、支えてくださっていることを改めて感じました」

LPA として、実際に自分でも利用してみて、納得した上で、その魅力を自分の言葉でお客さまへ伝える――。

着実な歩みを支えているのは、学びを振り返りながら、自分のものにしていく南里の勤勉さと前向きさがありました。

南里「お客さまから感謝の言葉をいただいたとき、LPA になってよかったと心から思います。それもすべて、周りの支援があってこそ。本当に感謝しています」

感謝の気持ちを忘れず、入社した時と変わらぬ「人とのつながりを大切にしたい」という思いを胸に、今日もお客さまを思い、仲間とともに、笑顔でお客さまをお迎えする南里。

変化の時代。その先に広がる世界の捉え方は自分次第。

南里自身が仕事を楽しむ姿勢や、相手を思う気持ちは、きっとお客さまにも周囲にも伝わるはず──。

最後に、今の目標について、次のように語りました。

南里 「LPAとしてより多くのお客さまのお役に立てるよう、日々勉強を続けていきたいです。足りない知識は学び、提案の幅を広げたい。

これからもお客さまの人生に寄り添いながら、お客さま一人ひとりに合わせたご提案ができるようにしたいと考えています」

今後一人でも多くのお客さまへ資産形成の必要性を感じていただき、その提案をしていきたいと話す南里。

人生100年時代――。

自分の人生をどのようにデザインしていきますか。

〈みずほ〉は、お客さまの「今」を見つめ、「これから」を見据え、そしてその思いをカタチにするライフデザインのパートナーでありたいと考えています。 

ライフプランアドバイザーとして、信頼される「人」になるために、心のこもったお手伝いをしたい。

南里のように、「人」を大切にする思いこそ、これからの〈みずほ〉を作る原動力なのかもしれません。