面接から伝わった「人」の魅力と飾らない個性
シスコメラキで採用を担当するトム・エルドリッジと、パートナー様向けのマーケティング活動を担う松近 美奈。ふたりはそれぞれ、前職で外資大手企業の経験を経て、次なる目標のためにシスコメラキにジョインしました。シスコメラキが掲げるバリューのひとつ、「Everybody In」を体現するグローバルな就労環境は、ふたりのビジョンや感覚との共通点がありました。
外資系企業の日本国内採用に長く携わってきたトムは、グローバルな採用に関われる企業を探し、シスコメラキに出会いました。
トム 「ウェブサイトを見て、成長スピードの速さに魅力を感じました。そしてブログや写真からチームの雰囲気が伝わってきて、居心地が良さそうと思ったのが第一印象です。
前職では新卒一括採用をベースとした、いわゆる日本的な採用システムを経験してきました。次の仕事では、よりグローバルな採用手法を経験したいと思い、シスコメラキを選びました」
一方、松近は企業規模と自身のスキルセットについての課題意識から、転職を志しました。
松近 「大手企業の BtoB、 BtoC、いずれのマーケティングも経験しましたが、マーケターとしての自身の力量を明確に感じられませんでした。膨大な予算や人的リソースを活用するプロジェクトは、自分自身の与えたインパクトがわかりづらいのです。
自分の力量を発揮できる規模で、かつ企業としての安定感を求め、LinkedInで見つけたシスコメラキはまさに条件を満たす場所でした。シスコシステムズという世界的な企業のグループでありながら、メラキは独自のカルチャーが根付いているので、スタートアップ的な環境とマインドで仕事ができます」
ふたりが入社を決意した理由は、面接のときに感じた得も言われぬ「雰囲気・人の良さ」。採用面接で担当者個々人の人柄を感じられたことが、ふたりの転職に対する気持ちを揺るがぬものにしました。
松近 「うちの上司は、『私はチームのメンバーから性格がきついと言われています。そういう上司の下でやっていけますか?』と面接で質問してきました。ユニークですよね。逆にそういう質問をしてくる人なら大丈夫だろうと思いましたよ。
共に働くチーム全員を紹介してくれて、良いところだけではなく、面倒くさい部分など生々しいエピソードも教えてくれました。その率直さに好感を持って、入社を決めました」
トム 「私も最終面接は本社でツアーをして、メンバー 10名ほどと会いました。シンプルに『この人たちと働きたい』と思いましたね 」
国の文化を超え、共通課題を共に考える緩やかなグローバルネットワーク
採用関連の課題は、その国々の労働文化や考え方にひも付いて異なります。しかし、「Everybody In」という価値基準を持つシスコメラキでは、この課題についても国ごとで分断せず、コミュニケーションを取りながら解決に挑んでいます。
トム 「ロンドンオフィスに務めていたころのことですが、週 1〜 2回サンフランシスコのチームと採用プロセスについて話し合うミーティングがありました。それぞれでアイデアを出し合いながら、最適なプロセスを模索します。
私はイギリス担当、他のメンバーはフランスやイタリアを担当というふうに役割分担し、市場への課題感を共有していましたね。 そこで出たアイデアを実行に移すときは、本社との交渉が必要です。なぜその施策が必要なのかを本社に理解してもらうために、数字を指標とした施策のインパクトについて伝えていました。
お互いミッションや価値基準については一致していますが、それを超えた理解を得るためには、共通認識として数字をベースにしたコミュニケーションが有効です」
グローバルなメンバーと協働するスタイルは、シスコメラキのスタンダードです。共通点を見出し、手を取り合うケースも珍しくありません。
トム 「たとえば、ドイツと日本の働き方は共通点が多くあります。他国と比較し、ドイツも日本と同様、一度入社した会社に勤め上げる文化があり、転職するキャリアがメジャーではありません。したがって、日本と同じように新卒採用に力を入れる必要がありました。
そこで、ドイツと日本のスタイルが似ていることを踏まえて担当者と議論し、ウェブセミナーを用いた大学生向けのアプローチなどに力を入れました。そういったグローバルでの協力体制があったからこそ、徐々に成果を出せました」
こうしたフレキシブルな対応や成果を出すための協働のほとんどは、トップダウンではなく、バリューに基づいた、自らの意思によって行われます。グローバルな採用に触れたいと考えシスコメラキに転職したトムは、前職との一番大きな違いを「自律性」だと考えています。
トム 「裁量がある分、フローや時間、すべてを自分でコントロールする必要があります。当然、それにひもづく成果も自分の責任です。もちろん、意思決定のためにローカルおよびグローバルのステークホルダーと連携する必要はありますが、これ以上にない良い環境だと思います」
外資系企業らしからぬ上司、本社とのフラットな関係性
外資系企業での経験が長かった松近は、シスコメラキ入社直後、本社と各国支社との距離の近さに驚きました。コミュニケーションの取り方の違いを実感したのは、本社に問題提起をしたときです。
松近 「前職では、本社に問題提起をすることを『エスカレーション』と呼んでいました。問題提起には、用意周到な理論武装が必要だったのです。
シスコメラキのサンフランシスコにいる上司にも同様の問題提起をしようとしたら、叱られました。『エスカレーションってなんだ?ただ会話をすればいいだろ』と。
まとまらない情報であってもまず本社に相談をしろというスタンスに、衝撃を受けました。これまで、外資系企業の支社は結局本社のサテライトオフィスのような、一種の虚しさを感じて働いてきました。しかし、シスコメラキにはそれがありません。カジュアルにコミュニケーションを取り、みんなで解決しようとしてくれます」
その対等な関係性は、部門ごとにグローバルチーム全員で共有する週報や、週1度行われる上司との1on1などのシステムにも支えられています。グローバルチームは、毎週のように国を超えたチームミーティングを行うことで、お互いの状況を把握しながら働いています。
松近 「何か問題があれば上司に相談することで、問題を解決できる海外オフィスのメンバーを紹介してくれます。週報に困っている状況を書けば、その内容に対してメンバーからコメントが来る。グローバルで日々の情報を共有することで、シンプルにスピード感を持って課題解決に直結する。そんな環境が当たり前になっています」
また、シスコメラキのコミュニケーションツール上の話題は、ビジネストピックだけではありません。
トム 「ロッククライミングが好きな方のサークル活動や、ディレクターが子どもを授かったことなど、パーソナルな話題でも盛り上がります。そういうものも含めて、誰とでも話しやすい環境が育っていますね」
松近 「外資系企業だとグローバルな人脈を築いて働くのは一部のマネージャークラスにとどまることが多いですが、シスコメラキでは誰でも世界中のメンバーとつながれる環境があります。これはとても刺激的です」
価値観の違い、言語の違いを越えて、互いができることを追求する
世界中のメンバーがフラットで、そしてカジュアルにコミュニケーションを取りながら課題解決に取り組んでいくシスコメラキのカルチャー。こうした特徴を楽しみながら成長するために必要な姿勢は、シスコメラキのコアバリューである「Be Brave」と「Everybody In」のふたつに集約されています。
トム 「シスコメラキはさまざまな価値観の違い、文化の違いと触れる機会にあふれています。外資系企業の日本オフィスでこれほど英語でのコミュニケーションが盛んな企業も珍しいかもしれません。『 Be Brave』はそうした異なる考え方や言語への不安がある中でも、失敗を恐れず前向きに挑戦していく姿勢を意味しています」
松近 「自分が自分の仕事をできているのだから良いのではなく、世界中のメンバーの課題を解決する意思を持っておくことも、シスコメラキならではの感覚です。
たとえ日本の担当者であっても、日本の仕事を優先し続けるのは違います。お互い日々助け合っているからこそ、自分がいざ困ったときに、世界中の同僚が手を貸してくれます。そういった『 Everybody In』の積み重ねが、広く深い人間関係を構築しているんです」
お互いを理解し合って手を取り合い、常に挑戦者であり続ける姿勢は、シスコメラキのカルチャーの礎です。そうした環境にあるからこそ、ふたりは新たな目標に向き合えるのです。
松近 「日本の文化特性や商習慣に応じた企画を考えるのが仕事ではありますが、他国にも応用できる施策を今後つくっていきたいという目標があります。こうしてグローバルなチームで働く環境があるからこそ、その環境を生かしたプロジェクトをしてみたいと考えるようになりました」
トム 「私も同じく、より国境を超えた採用プロジェクトを進めていきたいです。たとえば、『ダイバーシティ』という言葉ひとつ取っても、国によってその定義は異なります。各国で情報を共有し合うことで、最適な採用手段にたどり着けたら良いなと考えています」
本社と支社、国の違い、立場の違い……そうしたすべての違いを乗り越え、最適解にたどり着く。シスコメラキはグローバルで働くことで生み出せる価値を追求し続けます。