壮絶な過去を持つ男さえも驚かせる、規格外のマーケットワン

笹田 真吾は、2020年3月にマーケットワン・ジャパンにジョインしました。

2021年現在はテレサービス部において、テレプロスぺクティングによる、クライアント企業のマーケティング支援を行なっています。

笹田 「当社のジョブディスクリプション(募集要項)を見た時、純粋に『何それ?』って思いました。意味がわからなかった。コーポレートサイトを見てもどんな事業なのか理解できなさ過ぎてすごく気になったんです。それが、マーケットワンに惹かれた一番の決め手でした。

知らないことを知るのが好きなんです。知らないからやってみたいし、自分で経験したい。既に誰かが歩いた道を後から進むより、道なんてない場所に自分の意志で飛び込んでいきたいんです」

会社という組織にいるだけで、ある程度は守られている状態。そのなかで、自分自身まで守りの姿勢に入っていたら話にならない。前に出ていかない理由がない。

だって、極論、失敗しても叱られるだけで、命を奪われる訳ではないじゃないですか?

そんな語り口の笹田には、前職までの壮絶な経験がありました。

笹田 「これまで3社経験しましたが、どこも創業10年にも満たない会社でビジネスモデルも十分に確立してない不安定な会社ばかりでした。そのうち1社は資金繰りが上手くいかず倒産するなど、なかなか得がたい経験ばかりですが、営業と新規事業として会社の立ち上げ業務も一通り経験しました。数カ月にわたって給与遅配が続き、自宅の家賃の支払うために金策に走る……といった日々でした。

そんなキャリアなので、一般的な企業や組織で働いたことがなかったわけです。正直、職歴が特殊過ぎて紹介が難しそうだ、とエージェントからも言われていました(笑)」

そんな笹田ですが、実際にマーケットワンで働きはじめてみると、毎日が驚きの連続でした。

なぜなら、あまりにも変わった人が多いから。

マーケットワンで働くスタッフは、行動も思考も千差万別です。誰もが尖った特性を持ち、それぞれのやり方で成果を出すプロフェッショナル集団。個性的なセンスやオーラの違いを、笹田は働きながらひしひしと感じています。

そこには、成果を創出するための最適解を誰もが模索し、型にはまらない考え方さえも歓迎されるマーケットワンの企業風土が映し出されていました。

成果を出す手段は、自分が決める。先入観の外側で可能性に挑め

テレプロスぺクティングは、電話を用いて的確なキーパーソンにアプローチする手法。

クライアントの依頼を受けて、ターゲット企業の情報を引き出して商談化していきます。

笹田 「この仕事で最も重要なのは、事前調査。成功確率を左右するのはターゲット企業や相手に関する情報の精度であり、それがアプローチの時に提案するシナリオを尖らせるからです。だからこそ、とにかく調査に調査を重ねるのが私の仕事……と言っても過言ではありません。

たとえば、コロナ禍によって、業界を問わず多くの企業の事業に影響が及び、変化への対応に見舞われています。まずは、市場全体の動向を探り、そのうえでターゲット企業のポジションや現況を把握する。さらに、企業のミッションや経営状態からシナリオを構築していく……というイメージですね」

狙いは、ターゲット企業へのアプローチを成功させること。

ただしそのやり方は、会社として標準化されたベースはありますが、残りは個人の創意工夫に委ねられているのが、マーケットワンの特徴と言えます。

笹田 「同じ部署に本人以外は誰にも再現できないような独特の論理と手法で、どんどん成果を挙げるスタッフがいるんです。おそらく、どれだけ経験を積んでも絶対にまねできないし、あらゆる面で勝てる気がしません。

そのすごさをあえて言葉にするなら、キーパーソンとのコンタクトすら真の目的の通過点でしかなく、相手をうならせるような本質の提案を突き刺す……といった感じでしょうか。彼女のやり方は彼女にしかできない。レベルというか、次元がちがうと感じてしまいますね」

一方で、笹田は、まだ経験が少ないこと、成長途上であることが良いように働くこともある、とも考えています。

笹田 「先入観がないからこそチャレンジできることもあって。この業界には『あの会社はガードが固いから絶対にムリだ』という通例が存在します。それは、知見である一方で無意識にハードルを上げることにもなる。

そういう事実を知らないからこそ、試してみたらうまくいった。業界の常識をひっくり返した……なんてこともあるんです。自分で挑戦の幅を制限する必要なんてない。知見や経験がなくても、自分で考えてやってみる姿勢を大切にしたいと思っています」

あくまでも自分の意志と判断で成果を生み出していく。

笹田の言葉から、マーケットワンで働くおもしろさが垣間見えてきます。

懐疑心と好奇心を武器に、誰ともちがうポジションを確立していきたい

そもそも、なぜマーケットワンではこんなにも個のやり方を重視するのでしょうか?

「それは声が違うから」と、笹田は言います。

笹田 「人によって声が違えばトーンもリズムも違う。誰かのやり方が他の人にも当てはまる可能性ってそんなに高くないんです。もちろん、ノウハウや成功例を共有するのは大切です。だけど、マニュアル化や業務標準化はできないし、しても意味がないと思います。

だったらどうするか? 自分が成果を出す方法を考えて導き出すしかないんです。仮説を立てて試す。結果から学ぶ。実践を通して小さな成功事例を集め、自分のものにしていく。失敗しても怒られても、それでもやってみるんだという気概がないと、スタート地点にも立てない気がするんです」

よりどころにするのは、自分自身。

それが、マーケットワンで成果を出していくための方法なのかもしれません。

笹田 「実際の業務で意識しているのは、すべてを疑う、ということですね。業界的な常識が外から見たら非常識かもしれない。誰の言葉にも、どんな行動にも事実にもすべて表と裏があって、一面だけから見た判断は絶対にしないように心がけています」

なぜなら、その視点がクライアントにおける自分自身の価値を高めるカギになるからだ、と笹田は考えているからです。

笹田 「マーケットワンとしてはもちろんなんですが、個人的には『あなただからお願いしたい』とクライアントから言われる存在になりたいんです。それって、営業冥利に尽きる言葉じゃないですか?

しかも、われわれは基本的にターゲット企業ともクライアント企業とも異なる第三者の立場。当事者になるからこそ見落としてしまいやすい、意外と気づけないポイントに視点を向けられるのが強みなんです。

そんなポイントに気づくために大切なのが、『それは本当に正しいの?』という視点や感性。思いがけない角度に着眼した提案が、自分のプレゼンスを高めることにつながると思っています」

その発想は戦略的かつロジカルにはちがいありません。

一方で、そんなスタンスの本質にあるのは純粋な好奇心でした。

笹田 「知らないことを知らないままにしたくないというか、仕事をしていて目にするものって不思議なことばかりなんです。とにかくいろんなことに興味津々で、好奇心が尽きないですね」

そんな笹田がマーケットワンでこれから実現したいこと——それはいったいどんな夢なのでしょうか?

個を伸ばしつつ、個で閉じない、人とのかかわりから高みをめざし続ける

マーケットワンにやってきて、笹田はまったく新しい経験をしています。

笹田 「正直、前職までは生きていくために必死で働いていました。会社としても自分自身でも日々の資金繰りに追われるギリギリの状況で、先を見通すことなんてできなかったので。組織のなかで働くという点では、今こそ初めての経験のさなかにいるという感覚ですね。

これまでは、軸が『私』だったんです。でも、組織にいる今はそこに『あなたは』が加わってきました。今までは何もかも自力で何とかしなければいけなかったのが、自分以外の誰かという選択肢がある。これは、かなり大きな変化です」

「私がいる」から、「あなたがいて、私がいる」へ。

そこには、自らの存在価値をプレイヤーだけでとどめず、より高い視点を持ってステップを上がっていきたいとの想いがありました。

笹田 「自分の思考って、それ以上でもそれ以下でもない主観なんですよね。でも、新しいスタッフと話すと『そんな考え方?』ということがたくさんあります。彼らは悩んでいて、私にも正解はわからない。それでも、一緒に考えてみるという経験そのものが、自分自身の気づきや学びを与えてくれると感じています」

もちろん、単に答えを教えるだけなんておもしろくないし、マーケットワンらしくもない。

笹田 「自分で考えて気づく、というのが何より大切ですよね。多様な企業に対し、自分ならではのスタイルでやり方を確立していくのがマーケットワンらしさですから。

同じ壁に当たった時に自力で乗り越えるようにするサポートをできる存在になっていきたいです。実践する時はちょっと『いじわるする』とか『詰める』になると思いますが(笑)」

経験のない挑戦に飛び込みながら、自分だけに閉じない世界を広げていきたい。

最後に、未来のありたい姿について問うと、笹田はこんなふうに答えました。

笹田 「『あの人には勝てない』と言われる自分であり続けたいです。周りががんばっているなら、自分はそれよりさらにがんばって成果を出す。出し続ける。それが理想の姿ですね。

そして、自分が追いかけるべき人たちに対しては、常に挑み続ける姿勢を見せていきたい。勝てるとは思えなくても、負けたくはないと思っています。経験値では勝てないかもしれません。でも、これからつくりあげる経験のなかだったら、勝てる可能性がありますよね。だったら、私はそこに懸けます」

そう言って笑う笹田には、マーケットワンという場で活躍し続ける未来しか見えていないにちがいありません。