同じ人生は一つもない。徹底的に対話し、それぞれの価値観に触れ、理解を深める

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▲オンライン面接中の寺田 祐子

私は採用の仕事をするとき、「選考」というよりも貴重な「対話の場」を設けさせていただいているという意識を持って取り組んでいます。応募者の方やエージェントのご担当者に対して、会社の窓口としてエル・ティー・エスの良さや特徴をお伝えすることで、関心を持ってもらうことができたり、選考が進む中でエル・ティー・エスのことを好きになっていただくことができたりするので、大切な役割だと感じています。もちろん責任も発生しますが、今の仕事が心から好きです。

私自身が中途入社のため、応募者の方の不安な気持ちに共感しますし、応募者の方の希望にかなう転職のお手伝いをしたい、という想いが強いです。そのため、エル・ティー・エスという会社についての情報をわかりやすい形で提供し、応募者の方に安心していただけたらと思うのです。根が世話好きなのかもしれません。

応募者のみなさんとの時間は一つひとつが大切な出会い。お話を伺う面接の時間はとても楽しく、勉強になります。同じ人生は一つとしてなく、それを限られた時間ではありますが共有していただけることに、学びと感謝しかありません。ときには残念ながら採用をお見送りする場合や、ご辞退となる場合もありますが、応募者の方にとっても、エル・ティー・エスの採用活動を通じて、働く上での方向性が定まる機会にしていただければと願っています。

採用活動にあたっては、まずは人財を求めるコンサルティング部門とコミュニケーションを取ったりアウトプットを確認したりして情報を集めます。人も会社もいろいろな側面を持っていますが、採用の場面ではどうしても言葉を使って、必要とする人財や会社・組織を表現しなければいけません。部門が何を大切にしている組織で、どういう方に来てもらいたいと思っているのか、必須条件を明確にし、言語化していきます。採用と言うと、どうしても理想を求めていろいろな条件を設定してしまいがちですが、何ができることが必須でどういう経験やスキルがあるとよりマッチするのか、などを整理していきます。

選考においては、スキルやご経験ももちろんですが、エル・ティー・エスでは「価値観」を非常に大切にしています。会社で仕事をする上で、どんな仕事をどんなポジション・環境で実施するかという視点がありつつも、会社の方針やカルチャーと自分がマッチするかどうかは、自分らしく働くためには重要な要素です。

エル・ティー・エスでは、ご入社後に長く活躍していただくために、一人の人間として徹底的に対話をします。エル・ティー・エスに共感していただける方、マッチする方であるかどうかをふまえ、各求人で求めているご経験やお力・ポテンシャルをお持ちであるかといった目線で、判断させていただいています。

楽な仕事はひとつもなかった。助けてくれる仲間と心が通じあえた瞬間が働く原動力

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▲仕事において、言葉で伝えることの重要性や意義を感じてきた

私はこれまでさまざまな職種を経験してきました。営業職・開発職・ITエンジニアの採用や教育といった人事関係のほか、メーカーでの営業や営業企画、BPOの企業では全国にあるコンタクトセンターの品質管理や教育のほか、1企業のコンタクトセンターのマネジメントや短期間ではありますがオペレーターをしていたこともあります。

楽だった仕事はひとつもなく、苦しいと感じる時間の方が長かったように思います。けれど、一緒に取り組んでくれた方々に支えられてなんとかやってこられました。仕事で仲間と一緒に難題に取り組み、心を通じ合わせる瞬間の一つひとつが、私の働く原動力になっています。

以前勤めていたコンタクトセンターでマネジメントをしていた際には、現場の管理者やオペレーターのみなさんと支え合ってきました。オペレーターの仕事は、本当に孤独です。つながった電話ではお客様が怒りをぶつけてくることもありますし、理不尽と感じられる内容を投げかけられることもあります。それでも企業として受け止めなければなりません。現場のみなさんは、その最前線でお客様の声を受けとめ、お客様の心に寄り添っているのです。そんな大変な仕事を、全員が誠心誠意実施してくれていました。

そのような対応をしてくれているメンバーに対しては、最大限の尊敬と感謝しかなく、私がいつも心がけていたのは、様子や表情をよく見て声をかけることでした。とくに、感謝の想いを言葉で伝え続けること。一人じゃないと思ってもらえるように、そして、自分の価値に気づいてもらうために。

なぜ声をかけることを意識していたのかというと、話をしていると、こちらはその方の実績や評価したいポイントがいくつもあると感じているのに、当の本人が全く気づいておらず、自分には良いところがないと思っていることがよくあったからです。気づかせてあげられていないことはマネジメント側の責任とも言えますので、気づいた都度言葉でしっかりと伝えてきました。もちろん良い点だけではなく、成長のために必要と思われる改善点についてもしっかりとフィードバックをしてきました。言葉で伝えることの重要性を常に感じていました。

そういったスタンスをもちながら、コンタクトセンターの現場だけではなく、総務人事部にて採用や教育領域のマネージャーとして活動しました。ときには採用目標が期中に突然大きく上方修正されるようなことや想定外のアクシデントも多々ありましたが、チームのみんなが一緒に頑張ってくれたからこそ、高い目標にも立ち向かっていくことができました。

これまで複数社で仕事をしてきましたが、その経験があるからこそ、応募者の方の職務ごとの異なる視点や、そのときどきの苦労や想いなど、実感として理解できることがたくさんあります。採用活動は、私のこれまでの経験すべてを活用できる仕事だと感じています。

「自分らしく」働きたい──純粋に挑戦したい人に向く「可能性を解き放つ」環境

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▲より良い採用活動のためには他部門との連携は欠かせない

前職での人事の仕事は、まるで20数年の社会人人生の集大成のようでした。「これまでの歩みやノウハウが全部使えるんだ!」と、夢がかなったような気持ちでした。 

巡り合えた天職でしたが、大きな企業であったため、業務の配置換えや、現場仕事から離れざるをえない昇進要請、採用ではなく教育に特化してほしいというオーダーもあり、自分の今後の働き方について考えるようになりました。

自分らしく働く、とはどういうことなのか。

私自身、出世には興味がありません。熟慮の末、楽しいと思える仕事に向き合って、残りの社会人人生を過ごしたいと思ったのです。

そして転職活動を始めたところ、エージェントの方が「寺田さんに絶対合うから」と、エル・ティー・エスを紹介してくれました。

私自身、コンサルタントの方と一緒にお仕事した経験はあるのですが、正直なところあまり良い思い出がなく、転職先の候補ではありませんでした。ですが、エージェントの方がそこまで言うなら、とエル・ティー・エスのホームページを見てみました。すると、お客様に寄り添う姿勢や丁寧さがあって。「私がイメージしていたコンサルティング会社とは違うのかな?」と、最初は興味本位で選考に参加したんです。

選考が進むにつれて、誠実な社員の人柄や仕事の内容、フラットな社風に魅了されていきました。そして、ここなら自分らしく働けると、入社を決意したのです。

実際に入社してみると、本当に良い人が多い。求める人物像として掲げている「エル・ティー・エスらしい人」=「賢く、フットワークが軽く、粘り強い、イイやつ」を体現している人ばかりで、知れば知るほど、入社前に感じた人の良さが嘘ではないことに驚かされます。

エル・ティー・エスには「可能性を解き放つ」、つまり人の可能性を信じ、自由で活き活きとした人間社会を実現するというミッションがありますが、社員に対しても、その人がやりたいことをいかに実現させるか、会社自体が動いてくれます。私は複数社を経験していることもあり「本当にそんな会社ある?」と斜めに見ていた部分があったのですが、本当に実践されていることは嬉しい驚きでした。

たとえば、私は今回、採用広報として、採用ホームページのリニューアルを担当しました。私自身が転職活動の際にほしいと思った情報を、しっかりと伝えることができるホームページを作りたいと考え、入社2、3カ月目というまだまだキャリア入社として単独稼働もままならない時期に「やっていいですか?」と手を挙げたんです。通常であれば、業務のキャッチアップを優先したり、ある程度会社を知っている人に任せたりするはずですが、すんなりと任せてもらえました。

どんなに好きな仕事も、「やらされ仕事」になってしまってはモチベーションを高く保つのは難しくなります。やりたい仕事をまずは自分がやりたいように進めさせてくれるのも、エル・ティー・エスの魅力。私自身の反省でもあるのですが、前職でマネジメントをしていたときには、会社が求めているゴールに最短で到達するために、メンバーの意見を聞きつつも私が主導し私が判断することを良しとしてしまっていました。「間に合わない」「失敗する」といったリスクを見つけると、どうしても事前にフォローしてしまって。

しかし、エル・ティー・エスは、失敗も経験になると考えている会社です。結果を出すことだけが正解ではないという雰囲気があり、見守ってくれる。だからこそ、自分の可能性に挑戦したい人、自分なりのやり方を見つけ成長していきたい人、クリエイティブな人にとって本当に楽しい環境だと思います。

逆に言うと、やりたいことがない方、会社から仕事を与えられたいと感じている方にはマッチしない会社かもしれません。「言われたことをやってきました」という方よりは、自分の中にやりたいことがあるのに実現できない、自分の可能性を信じている、いう方にジョインしていただきたいですね。

一番笑顔にしたいのは自分。夢を追う先に会社とお客様、社会への貢献がある

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私が何を目的に採用活動をしているかと言うと、もちろん良い人財にジョインいただいて会社の発展に寄与したいから。そして応募者の方により良い環境で働いてもらいたいからです。しかし、それ以前に、キャリア入社の人財を必要としている部門の方に喜んでもらいたいという点は外せません。

私は、仕事とは相手のニーズに応えることだと思っています。それを果たせて初めて喜びを感じるのです。

学生のころから、人の表情や反応をよく見るタイプでした。元気がなさそうな人がいると気になり、自分が声をかけることで笑顔になってくれたら、と思って、動いてみたり。不安を感じている人の不安を少しでも取りのぞきたい。そういった気持ちで日々過ごしてきました。

しかし、今あらためて一番笑顔にしたい人は誰かと問われると、自分かもしれません。良い仕事をするためには、まずは自分の心を満たし、いつも良い状態を保っておくことが重要なのです。満たされた私を通して、応募者の方にエル・ティー・エスを感じていただいたその結果として、部門が必要としている良い人財にジョインいただけるのではないか、と思っています。

2023年4月現在500人規模のエル・ティー・エスは、世界に必要とされるグローバルでブランド力のあるプロフェッショナルサービス会社になるために、今後も成長・拡大を続けていきます。エル・ティー・エスの理念に本当に共感してくださる方を増やしていくことが、エル・ティー・エスが良い会社であり続けるためのキモだと考えています。

その実現のために、私たちと一緒に進んでくれる方をもっともっと増やしていきたい。 その先に、会社としての発展、お客様へのサービスレベルの拡大や社会貢献が必ずあると、心から信じています。