大学時代のアルバイト経験が、組織づくりに携わりたいと思うきっかけに

舩木 いくみがエル・ティー・エスに興味を持つきっかけになったのは、大学時代に日本初上陸した飲食店でのアルバイトでした。日本1号店のスタートアップクルーとして、ゼロから物事を作り上げていく面白さを経験します。

舩木 「日本初の出店なので、社員も含め初心者。『みんなで良いお店、良いブランドを作っていこう』という状態でした。アルバイトという立場ではありましたが、意見を出し合いながら、お店をつくり上げていくプロセスが楽しかったですね。

それと、地元・広島に帰った時に、まだ1店舗しかないそのお店の袋を持っている人に出会ったことも、印象的でした。最初は全然知られていないお店だったのに、いつの間にか全国に広まっていることに感動したんです。このことをきっかけに、組織をこれから一緒に作っていける会社に行きたいと思うようになりました」

また、立ち上げから関わったことで、そのお店を経営している会社組織の様子を見ることができたのも大きな経験でした。

舩木 「組織のあり方が、働く人のモチベーション、提供するサービスなどに影響することを知ったのもその時でした。そのこともエル・ティー・エスに興味を持つきっかけになりました」

舩木は、ベンチャー企業に絞って就職活動を行っている時に、エル・ティー・エスに出会います。当時、エル・ティー・エスは組織変革やコンサルティングをキーワードにしており、そこが舩木の興味にぴったりはまったのです。代表の樺島が、会社説明会で発信したメッセージも魅力的だったと当時を振り返ります。

舩木 「『良い会社に入るのではなく、良い会社を作ろう』『将来、子どもや孫たちに “この会社がまだ小さかった頃に、私は関わっていたんだよ“と、自慢できる活動をしよう』と話してくれました。それも、アルバイトでの経験と重なって、もう1度そういう経験をしたいと強く思いました」

そして入社の決め手になったのは、取締役の一人との面談でした。「やりたいことはあるの?」との問いに対していろいろと話す舩木に、その取締役は「いいね、それ、一緒にやろうよ」と言ってくれたのです。

舩木 「学生に対しても、同じ仲間として背中を押すようなコミュニケーションをしてくれる社会人って素敵だなと思いましたし、こんな方の下で働きたいと思いました」

いつか自分が逆の立場になったときに、こういった言葉を伝えられる人でありたい。そう思って、舩木は、エル・ティー・エスに入社を決めます。

外部の会社の組織変革に関わる難しさを実感

人や組織変革に興味があった舩木は、人財開発コンサルティング部を希望し、配属されます。その部署の仕事は、企業課題を『人』の側面から変革すること。

研修開発やe-Learning教材の開発など、人財開発案件を中心に行いつつ、ERPの運用業務改善やユーザートレーニングなどにも携わりました。

舩木 「私たちはコンサルタントとして、企業の課題に対して研修を開発して実施しますが、それは、アプローチの一つです。しかし、研修を実施しただけでプロジェクトが終わってしまったり、他にもたくさんある研修会社と単純に比較されてしまったりすることもあり、私たちが目指すものを実現することは、困難でした」

舩木は4年間 、人財開発コンサルティング部に所属していましたが、体制変更もあり、親和性の高さから、エル・ティー・エス社内の組織活性を担う人事部と統合されることになりました。

対外的なサービス提供だけでなく、社内の組織・人財開発にも興味を持っていた舩木は、それを機に人事部に異動。自社の組織づくりを考える仕事に携わることになります。

組織開発に取り組む中で、自社とそこで働く人たちが好きだと実感

▲Value定義セッションで社員から挙がった”LTSの好きなところ”をまとめたもの

2021年現在、舩木の主な役割は組織開発。今年から来年にかけてのテーマは「健康経営」です。

舩木 「目指しているのは、LTSで働く方々の幸福度向上です。幸福度向上には、健康であることが不可欠です。そのためまずは心身の健康を高める取り組みを推進します。その活動を通じて、健康経営優良法人の認定取得も目指しています。

本格的な始動はこれからですが、取り組みは多岐にわたります。健康診断受診率向上などの法令対応に加え、病気予防・健康啓発、食事・睡眠・運動習慣改善、ワークスタイル変革、人間関係構築・強化、セルフマネジメント強化を取り組みテーマに掲げています。

去年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、特に健康への意識が高まっています。そのような状況の中、健康経営の取り組みをLTSのみなさんと進めていくことは、私自身もとても楽しみです。

また、リモートワークが増えたことに伴い、コミュニケーションの質・量、関係性の作り方が変化しました。会社や職場が安心できる場所であることは、個人の健康にとっても重要です。新しい働き方の中での関係性の作り方やコミュニケーションの在り方については、特に力を入れて検討中です。」

また、自社の新入社員の研修も人事部の重要な仕事の一つです。この仕事を担当するようになって舩木は「自分のスタンスが変わった」と言います。

舩木 「新入社員研修は、社会人の基礎をつくるとても重要な期間です。私がその仕事を担当して良いのか?強い不安がありました。新入社員の模範となる行動を取れているのか、既存社員から信頼してもらえているのか、周囲から見て恥ずかしくない立場でいなければならない、と強く思うようになりました。

また、これから成長していくみなさんを見守るだけでなく、一緒に成長していきたいですし、彼らが困った時に手を差し伸べられるだけの力を持っていたい。そう、強く思うようになりました。守りたいものが増えて、強くなったのかもしれません。この不安や想いは、何年担当しても、変わりません」

常に会社や社員の状況に思いを馳せ、どのような活動をするべきか、どのように進めていくべきかを考えている舩木。2014~2015年に実施したある活動が、彼女の自社や社員への思いを再確認するきっかけになりました。

舩木 「エル・ティー・エスのバリューを定義する活動を1年半ほどかけて実施しました。誰もが手探りで、何をどう進めていいかもわかりませんでしたし、中には反対の声もあり苦労しました。でも、その過程で、コアメンバーで集まって徹底的に議論したり、社員とのワークショップを何度も実施したり、様々な方と会社や仕事について考える場を持てました。

活動を通じて、確かに存在する“エル・ティー・エスらしさ”を再確認することができました。ワークショップで進行をしていると、楽しそうに話す社員の方々の表情をたくさん見られるんです。それを見て、私も幸せだなと。『私は、この会社とここで働く人のことが好きだ』と再確認もできました」

ワークショップの中で、好きな人たちが楽しそうに話している姿を見て、自分もうれしくなる。人の喜びが自分の喜びにつながっていることも知りました。この取り組みは、舩木にとって大きな経験となりました。

小さな変化を大切にして、より良い組織づくりに尽力し続ける

組織の拡大や変化に伴い、以前のエル・ティー・エスではうまくいかなかったことができるようになっていることもうれしい発見です。

舩木 「例えば健康経営のような将来への投資活動は、数年前のエル・ティー・エスではテーマとして認識してはいるものの、目の前に多々ある課題への対応で手いっぱいで時間を割いて取り組むことは困難でした。でも、それができる環境になってきました。

また、各部門と人事部の連携も進んでいます。部門や会社を良くするために一緒に取り組む機会が増えたことは、とてもありがたく、嬉しい変化です。一方、このような状況だからこそ、自分・自分達(人事部)なりの存在価値を発揮しなければならないという焦りや課題も感じています。」

一朝一夕にはいかない活動に取り組む中で、舩木には小さな変化を大事にする意識が芽生え始めました。

舩木 「組織づくりには、常に新たな課題が生まれてくるので、終わりがありません。変化も見えづらいので落ち込むこともありますが、『前と比べると、課題はこのように変わっているよね』と、変化し、進化しているところに目を向けていくようにしています。

エル・ティー・エスを、より良い会社・より良い場所にしていくためにできることはないかを探り、自分たちなりに諦めずにやっていきたいですね。小さな変化が積み重なれば、やがて大きな変化につながる。そう思って日々過ごしています。今、この領域に関しては、自分が諦めたら終わり。諦めてはいけないと思っています」

諦めるのではなく、挑戦し続ける。それは、エル・ティー・エスの組織風土でもあると、舩木は感じています。

舩木 「なんでも任せてくれる環境だと思っています。自分が手を挙げれば、誰かが話を聞いてくれて、中長期的に見ると、『こういう仕事にチャレンジしたい』といった希望も叶うケースが多いです。ただ、それがきちんと仕組みになっていないんです。社員数が増えてきましたし、これから整えていかなければならないと考えています。仕組み化して整えていくのは私たちの仕事です。ちょうど今、Career Linkという取り組みを企画中です。

そして、グループ会社が増えてきたので、『oneエル・ティー・エス』として活動するためにすべきことや、大事にすることなども、考えなければなりません。今年、初めてのグループ社員総会を実施します。まずはそこへ向けて、自分自身も学び・考えているところです」

2021年現在、20周年を迎えるエル・ティー・エス。オフィスの移転も予定しており、それに関連した取り組みも控えています。進化し続けるエル・ティー・エスをより良くしていくために、舩木は前向きに組織を支え続けていきます。