コロナ禍での異業種転職──対話で築き上げる仲間との信頼関係

2020年3月に株式会社アサインナビ(エル・ティー・エスの100%子会社)に入社しました。2020年12月現在は人材マッチングビジネス領域で、コンサルタントジョブチームに所属しており、要員さんとクライアントの窓口担当を担当しています。要員さん20名、企業様は10社ほどの担当を任せていただいています。

私が入社した時期は新型コロナウイルスが広がり始めており、エル・ティー・エスでもリモート勤務が推奨されるようになったタイミングでした。IT業界は未経験だったこともあり始めは不安でしたが、チームのサポートのおかげで問題なくキャッチアップすることができました。

緊急事態宣言中はプロジェクトが凍結・消失するなどが続き、苦戦することもあって……でも、ひたすら地道に営業活動を重ね、パートナー企業の開拓をしています。2020年7月からは新卒社員の教育も担当するなど、これまで培ってきたマネジメント経験を活かせる場にも携わっています。

私自身、人の個性や強みを見抜いたり、活かしたチーム育成をしたりするのが得意で、そこにやりがいも感じているため、この力を発揮しつつ今のチームをより良くしていきたいと考えています。

そんな私が、チームづくりをする上で大切にしているのは「対話」です。アドバイスをただ伝えるのではなく、相手の話をしっかりと聞き、そこから生まれる考えや言葉を大切にしています。

新卒社員とも毎朝30分の時間を確保し、昨日今日のことから会社の課題、10年後のなりたい姿までさまざまなことを話すようにしています。

かつては自身のすべてを仕事に捧げて、休日でも仕事をしているようなタイプだったのですが、部下がついてこず大失敗……なんてことも経験しました。ですから、自身を含め、働く人の人生を大切にすることで、仲間との信頼感とやりがいを醸成できると実感しています。

「仕事の本質」とはなにか。10年間のアパレル業界で気付いたこと

▲アパレル時代の仲間たちと

私が新卒で入社した会社は、レンタル商材を扱う小売企業でした。

配属されたチームは上司も先輩も和やかで、毎日おなかを抱えて笑うような楽しいメンバーだったんです。それでいて、きっちり売上や結果を出すチームでもありました。

リーダーが一人ひとりと向き合いながら、全員の可能性を広げてくれていましたが、その手腕を頼りにするだけでなく、メンバーが自立して仕事をするという意識が根付いていたチームでしたね。当時の体験が、今でも私が目指したいと思うチーム像の原点になっています。

1社目では半年~1年のスパンでジョブローテーションをしており、さまざまな部署で経験を積むことができたのですが、もう少し「これができるようになった」という手応えが欲しいと感じるようになり、転職を決意しました。

転職先であるアパレル企業では、最終的にエリアマネージャーとして店舗の売上管理とスタッフのマネジメント業務を担当していました。店舗スタッフから始まり、店長、エリアマネージャーとステップアップしていった10年間、休みの日も仕事に打ち込むほど熱中していましたね。

1社目を退職したばかりのころは、自分に向いている仕事や能力を発揮できる環境がもっと探せばあるのではないか?と考えていました。ですが、店舗に立って、売上のノルマを持ち、お客様との接点を自らつくっていかなければならない環境で、実績をつくっていく責任感を持ったり、先輩方からの厳しい指導を受けたりして、その意識が変わっていきました。

仕事の本質とは、自分に向いている仕事を探すことではなく、仕事そのものと自分がどれだけ真剣に向き合うかであり、その中でこそ力が発揮されるものだと感じるようになっていったんです。

1社目はジョブローテーション制度もあってか、ひとつの業務に打ち込んで苦しい経験をすることがなかったのだと思います。それに比べてアパレルは、一人でお店に立ってお客様の対応をするという、自分ですべてをやり遂げることを求められたので、そのときに初めて一人前の社会人になれた感覚がありました。

一人の人間として、この会社のこの仕事をやりきる。そして、責任感も求められることで、初めて仕事の本質に気付くことができたんです。

私は一人のお客様との長いお付き合いを得意としていたので、私に会いに来てくれるリーピーターのお客様をつくることに注力し、成果を上げていきました。

「ものを売る仕事」はやり切った。次に私が進む道は──

自身が成果を上げられるようになってからは、一人のノルマを達成するのではなく、全員をスキルアップさせるためにはどうすれば良いか、という視点に切り替わりました。

しかし、初めて後輩ができた当初は、自分が持っている感覚を相手も同じように持っているだろうという前提で話を進めてしまい、お互いにうまく結果が出ないことがよくありました。

上司からは「目線を合わせるように」とアドバイスをもらっていたのですが、私は目線を合わせているつもりだし、これ以上何をしたら良いのだろうか?と悩んでしまうような状況で……

ただ、そんなときでも自分を慕ってくれる後輩がいたので、なんとかその子が成功できるようにと、伝え方やアドバイスを工夫していくことで「目線を合わせる」という言葉の意味を理解できるようになっていきました。

大型店の店長を任されることになり、自分よりも社歴が長い人を含め一気に10人の部下を持つという経験もしました。

そこは個性の強いスタッフが多く、女性ばかりの環境なのでどうしても衝突することがあったり、気の合うメンバーと合わないメンバーでのグループができたりと、非常にハードな環境でした。

ただ、「今年目標を達成できなければ撤退する」という立て直しのミッションも兼ねていたため、自分がちゃんとやらなきゃお店がなくなるという状況下でした。なので、任せてもらったからにはちゃんとやろうと腹を括って取り組んでいました。

そのときに、一人ひとりと対話をしていくことの重要性にも気が付きました。会話をする中でそれぞれの良いところを見つけながら、誰とチームを組むことで良い相乗効果が生まれるのか、この人はどんなことをモチベーションにしている人で、どんなアドバイスをすることがそのメンバーのためになるのかなど、大きな学びがありました。

自分と違うスタイルの人も多かったため、各自の個性を活かしながら、お客様との関係性を築けるように育てていきたいという想いが芽生えていきましたね。

その後、エリアマネージャーになると、店長の悩みを聞いたりお店の課題を見つけたりとアドバイザーのような役割になっていきました。

店舗の売上を伸ばしていくためにはどうすればいいのか?各メンバーがどのように働いていけば仕事がうまく回っていくのか?お客様に満足していただくには何をしていくべきなのか?店長に寄り添いサポートしていく中で、ビジネスとしての成功を支えていくことに興味がある自分に気が付いたんです。

「ものを売る仕事」としてはやり切ったという気持ちがあったため、そこから転職活動を始めました。

ビジネスマンとして、先輩として、一人の人間として、女性として

▲アサインナビのメンバー

ビジネスの成功や成長につながるサービスを提供すること、働く人が強みを活かして自分らしい働き方で社会に貢献できる仕組みをつくりたいと考えていた私にとって、アサインナビはぴったりな環境でした。

選考過程で出会う社員の方が共通して、売上や利益を大切にするのはもちろんのこと、お客様に寄り添いお客様の成功を自らの喜びと感じるような人たちで、自分と似た価値観だと思い、入社を決めました。

最終面接で樺島 弘明(代表取締役)に「働く上での幸せって何だと思いますか?」と聞いたところ、「自分の好きと得意を活かして社会に貢献すること」と話していて、それも自分の中でしっくり来たことも入社の決め手になりました。

異業種からの転職であったため、IT業界の用語など新たな知識をキャッチアップすることには多少苦労はありましたが、面談の場であったり、フリーランス人材の方々とのお話であったり、一人ひとりとコミュニケーションを取るという点では前職の経験が活きています。

今後、フリーランス人材の方々が新しい知識や経験を増やせる場をつくることにも興味を持っています。フリーランスの方々はプロフェッショナル人材として扱われることが多いため、レジュメに書いてあることがすべてで、それ以上の挑戦ができる場所があまりないことが気になっています。そうした方々にとって学べる場をつくりたいですし、学んだ知識を実践できる場も提供したい。

エル・ティー・エスや関連会社もあるので、そこで実践の場を提供できるようなシナジーを生み出せたらいいなと思っています。

アサインナビ、エル・ティー・エスの人たちは利他の精神がある人が多く、自分のためにというよりは、フリーランスの方々であったり、クライアントであったり、チームメンバーのためであれば頑張ることができるため、その点に強く共感しています。

今のチームは非常に雰囲気が良く、このメンバーだからこそやりたいことがありますし、この会社が提供していきたい価値ってなんだろうね、と未来を一緒に考えていくことができます。こうして、信頼できる人たちと一緒に働けることに日々感謝をしながら過ごしています。

働く上では楽しいことばかりではなく、大変なこともあると思いますが、人からみたら大変な環境だとしても、自分自身でどこかに楽しさを見つけて、心穏やかに要られるような、しなやかな人間でいたいと思っています。

また、女性としてライフと仕事を両立したキャリアを築くことで、後輩にとって安心できるロールモデルとなっていきたいです。