やったら価値が出る──経営企画部門で感じたデータ分析の必要性

▲データ分析コンサルタントとして活躍する大坪 亮太

エル・ティー・エスに入社してから、2020年で4年目です。

現在携わっているデータ分析の仕事は、お客様から課題をヒアリングして、その結果どういう打ち手があるのかをデータに関係なく細分化するところから始まります。細分化した中に、データでお手伝いできる部分があれば、私たちが全力でお手伝いしていきます。

この仕事は最終的にデータの可視化で終わることもあれば、可視化した上でデータ分析やAI・機械学習を活用し、その結果をお客様の課題に利用できるか検討することもあります。利用できるのであれば、そこからさらにシステム化してお客様に活用していただくことも……。データ分析のゴールって案件によってさまざまなんです。

とはいえ、学生のころはデータ分析の道に進むなんて、思ってもいませんでした。

大学に進学したものの、学んでいることが将来の役に立つのか?と感じ、後先考えずに中退したんです。辞めて、これから何をやろう……と考えたときに、英語かなと思い英語の専門学校に通っていたんですよね。データ分析とか関係なく、“海外と仕事がしたい”から。

そして、就活のタイミングで、専門学校に求人が出されているのを見つけました。私はその企業に応募して無事に就職、経営企画部門へ配属が決まりました。グローバルな会社だったから英語ができる人財を求めていたんだと思います。

この経営企画部門への配属が、私とデータ分析の出会いです。経営企画部門って、データ分析がダイレクトに業務につながってくるんです。自動車の部品メーカーだったので、今後自動車の生産台数がどうなるのか、自社製品がどれだけ売れていくのか、そういうのを出さなければいけません。

しかし、当時はデータ分析を活用しておらず、自分からその重要性を発信し始めることにしました。仕事としてやらなきゃいけないという想いもありましたが、それ以上に“やったら価値が出る”という確信もありました。これが入社2年目のときです。

転職して変わった価値観──それを教えてくれたのは仲間でした

▲学生時代の友人たちと大坪

転職を決意したとき、「データ分析を使って課題を解決していきたい」という想いがありました。転職サイトのエージェントについてもらって、データ分析・コンサルタントという条件でスクリーニングしてもらいました。いろいろな会社紹介を読んでいく中で、目についた企業のひとつがエル・ティー・エスだったんです。

実際に入社してからは分析案件のコーディング担当として働き始めました。

働く中で学ぶことが多かったのですが、業務内容から学ぶこと以上に、仲間からいろいろと吸収できたと感じています。と言うのもエル・ティー・エスの社員は共通して、それぞれの考え方がしっかりしていて、その考えをきちんと業務に生かしているんです。ひとつの“こう思う”にもしっかりとした意識があり、結果につなげていて。

考え方や仕事に対する向き合い方はすごく参考になりますね。エル・ティー・エスにおいては社員それぞれに強みがあって、誰とプロジェクトに入っても良い影響を受けることができます。社内に尊敬できない人なんてひとりもいないんですよね。

そして、その中でもとくに尊敬しているのが部門長の亀本 悠とデータ分析チームの坂内 匠です。

エル・ティー・エスに入社するまで、自分の中には“いかに効率的に、かつ効果的に仕事をしていくか”という考え方がなかったんですが、このふたりに教えてもらいました。

このふたりは一言で表すと「良い意味で適当」ですかね(笑)。もちろん亀本も坂内も、ものすごく頭が良くて、業務や課題に対して明確なアプローチをする方たちです。でも、すごくかっちりしているわけではなく、緩めるところは緩める、しっかりするところはしっかりする。そんな方たちなんです。

亀本は部門長なので同じプロジェクトに入ることはないですが、ずっと同じ部門でお世話になっています。坂内も、今ではプロジェクトに一緒に入ることはないですが、よく相談をしたりアドバイスをいただいたりしています。

坂内は褒めたり怒ったりをしない人ですね。過去に同じプロジェクトに入ったことがあるんですけど、私とは考え方が全然違うんです。私が課題や事象に対して「こうかな?」と考えたことに、違う角度からものすごく良い案を出してくる。そういう考えがポンと出せるのが憧れでもありますし、そこにどう追いつけるかがモチベーションのひとつでもあります。「あの脳みそがほしい、あんな感じになりたい」って思います(笑)。

お客様への価値提供──データ分析という華やかで泥臭い仕事

▲様々な経験を培った前職の仲間たち

入社4年目となる現在は、コーディングというよりPMとして案件に関わることが多くなってきましたね。多いときで3つ、少なくとも2つの案件を並行して担当しています。

中でも金融系のお客様が多いです。金融事業は投資をして何年かかけて回収していくというビジネスモデルなので、投資するときのリスク分析、元本割れや財務諸表の中の減損リスクがどのくらいあるのか……など、リスク回避のための分析をしています。たとえば、与信。いろいろな会社さんで与信をやられていると思うんですけど、お客様にお金を貸して大丈夫なのか?というのを過去の情報を活用して分析しています。

金融系の特徴として、法律関係やお客様の社内ルールが厳しいということがありますが、これをしっかり理解してデータ分析につなげる必要があるんです。データを分析して、私たちが良かれと思ってやったことが、お客様のルールに当てはめると使えないなんてこともあるので、お客様への理解はとても重要です。

これは個人的な話になってしまうのですが、会計学とデータ分析を掛け合わせて、何か新しい価値を提供したいという想いで、ここまでやってきました。そういう点でいうと、金融事業は会計学の考えが浸透しているので、私の強みが生かせているんじゃないかな、と感じます。

ちなみに金融系のお客様のほかに、商社さんもメインで担当しています。商社さんの場合はいろいろな事業会社を持っていることが多いので、その中に私たちが入っていって、データを活用して何をしていくか、そういう上流のコンサル的な部分を担っています。

コンサルとデータ分析の両方をやっていて思うのは、やっぱりデータ分析は泥臭い。

データ分析は、一般的に8割がデータの前処理、2割が分析と言われています。データがそろっていなかったりデータの中身が汚かったり、そういったものを整える泥臭い作業が必ず序盤に発生する仕事なので、その部分は大変ですね。

でも、データ分析は人間の頭で考えてもわからないことが結果として表れる。それがおもしろいんです。データ分析の結果があれば判断軸は広がりますし、今までとは違う観点で提案すれば重宝してもらえます。これは専門性のある人にしかできないことですし、“お客様への価値提供”という最終目標があるので、泥臭い作業も苦だとは感じていません。

データ分析と聞くと、学生さんに「かっこいい、華やか」と思われることもあるのですが、それはデータ分析という仕事の一部だけを見ているからだと思っています。でも、そういう憧れを持ってこの世界に足を踏み入れてくれるのはアリなのかなと。やらなきゃいけないこと・大変なことは、後からしっかり勉強し理解してくれさえすれば、それで良いんじゃないでしょうか。

仲間と共に──会計学×データ分析を生かして新たに生み出す価値提供

▲共に活躍するエル・ティー・エス社員と大坪(右)

優秀な仲間たちと一緒に仕事をしていく中で、自分の成長は必要不可欠です。成長という観点でいうと、短期的な目標にはなりますが公認会計士の資格を取得したいと考えています。公認会計士の資格は短答式・論文式の2種類があって、実は昨年12月に短答式の試験には受かっているんです。だから早急に、論文式の試験にも受かりたいと思っています。プライベートの時間はほぼ公認会計士の試験勉強に費やしていますね。

社内で公認会計士の資格を持っているのはCFOの高麗 貴志だけなので、ふたり目を目指して頑張っています。公認会計士の資格があれば、私の実現したい“会計学×データ分析”をドライブできると思いますし、今の仕事にもきっと生かせると考えています。

中長期的には、自分で会計学とデータ分析を掛け合わせて、エル・ティー・エスのサービスとして発信できるレベルまで仕上げることが目標です。リスク分析なんかはいろいろな会社で需要があると思うので、「エル・ティー・エスはこういうこともできるんですよ」って言えるような土壌をつくっていきたいですね。

最近ようやく“会計学×データ分析”を生かすプロジェクトをひとつスタートさせることができました。もっと広げていきたいですし、部下たちも養成していきたいと考えています。データ分析という仕事は個人がどれだけ勉強したかに依存してしまう部分もありますが、私の考えに賛同してくれる人たちの協力は必要だと思っています。

これから先、そういう想いを持った仲間たちと一緒に、データ分析の道を歩んでいきたいです。