期待に応えるやりがいと楽しさ

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──これまでのキャリアと入社のきっかけを教えてください。

PCオンラインゲームのユーザーサポートからキャリアをスタートしました。その後、プロジェクト全体の進行管理を担うディレクターを経て、PCオンラインゲームの大きなタイトルの立ち上げメンバーとして福岡へやってきました。

当時からパブリッシャー側でしたので、プロダクトをイチから作るというより、提供されたプロダクトを最大限活かして運営することがミッションであり、既存の材料を使ってそれを実現するディレクターの仕事に誇りを持っていました。また組織運営の過程で、どんな業界でも通用するような人材が育っていくことにも喜びを感じました。

転職のきっかけは、より大きな規模で多くの人材の成長に関わることができる環境に、身を置きたいと考えるようになったことです。前職でも大規模なタイトルに携わってはいましたが、LINE GAMEはユーザー数が桁違いに多く、一つひとつの施策に対するインパクトはこれまで経験したことのないレベルでした。多くのユーザーの期待や思いに対峙する緊張感や達成感は、この仕事の大きな魅力とやりがいだと感じています。

また、私たちはLINEユーザー全体の信頼も背負っていますので、他社さん以上にコンプライアンスに留意した厳密な業務フローを設計し、リスク管理にも時間を割いて、LINEブランドを守ることに注力しています。

業務に取り組むことで、法務周りの知識やリスク管理、さらにフロー設計などが自然に身についていくことも、Game事業室の特徴のひとつだと思います。

日本一の運営集団であり続けること

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──業務内容を教えてください。

Game事業室では、数多くのLINE GAMEのタイトルを扱っています。私たちはパブリッシャーなので、パートナー企業が開発したゲームの「運営」を担います。ユーザーがゲームを問題なく、安心してプレイできる環境を整え、より多くの方に楽しみを届ける役割です。具体的には、運営ディレクション、マーケティング、QA、モニタリング、分析、顧客対応などの運営領域を担っています。

LINE株式会社を含めたゲーム事業全体では「No.1ゲームカンパニー」というビジョン、「CLOSING THE DISTANCE~人と人、人とゲームの距離を縮める」というミッションを掲げています。それを実現するために、多くの運営機能を担うLINE FukuokaのGame事業室では、「日本一の運営集団」を目指して日々の業務に取り組んでいます。

LINE GAMEが多くのユーザーに楽しまれているこの状況を、“ポジティブに現状維持”していくことも重要な役割であり、私たちはそれを運営の力で実現する “日本一の運営集団”であり続けたいです。

サービスの規模を維持することは、決して“組織としての現状維持”を意味しません。むしろ組織として成長し続けることで初めて実現できることです。実際、私たちGame事業室の業務範囲は拡大し続けており、良質なサービスを安定的に届けるために、日々チャレンジしながら業務に取り組んでいます。

LINEブランドを守る砦

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──組織において重視していることは何ですか?

Game事業室はさまざまなジョブで成り立っています。マーケティング・プロモーション、QA、ディレクションなど、それぞれ役割は違いますが、目指すところは同じでより良いサービス・ユーザー体験を提供することです。

また、パートナー企業が開発してくれたプロダクトを最大限に活かしながら、LINEブランドを守り抜き、安心してゲームを楽しんでいただくことが、私たちの仕事の重要なポイントであり、醍醐味でもあると思います。メンバーが業務に集中し安定したサービスを提供できるよう、部署全体としてはふたつのことに取り組んでいます。

ひとつは、ゲーム運営に必要な知識を身につけてもらうことです。さまざまなバックグラウンドを持って入社したメンバーに対し、Game事業に携わるのに必要なビジネス知識や法務知識などを習得してもらうため、eラーニングやジョブごとの研修をアップデートし続けています。

ふたつ目は、働きやすい環境を作ることです。管理職だけでなくメンバー一人ひとりに理解してもらえるよう、適正な労働時間で勤務する必要性と法的ルールを説明してきました。また、ワークライフバランスの実現にも配慮しています。たとえば、性別を問わず育休の前例を積極的に作ることで取得しやすい環境を整えること、休暇を取りやすい体制を作ること、オフィスワークとリモートワークをなるべく柔軟に選択できるようにすることなどです。

室長としての私の役目は「LINE GAME事業がNo.1ゲームカンパニーであるために、日本一の運営集団になって最高の運営品質を提供する」という目標を全員の共通認識にすること、シンプルにこれだけです。

現場で直接サービスをリリースし、運営していたディレクター時代に比べると、ユーザーの反応や短期での成果を実感しづらい部分もありますが、マネージャーの掲げる目標がチームの目標になり、メンバー一人ひとりの目標にも紐づくような一気通貫のコミュニケーションを作ることで、LINEの対応品質ブランドを維持し、ワクワクするようなユーザー体験をつくる礎になれればと思っています。

メンバーの成長が事業の発展につながる

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──どんな人と一緒に働きたいですか?

共通して求めることは、「プロ意識」と「成長意欲」です。コアゲーマーである必要もないし、最初は経験やスキルも不足していて当然だと思います。でもユーザーと向き合う以上は、少しでも良い体験・良い品質を提供したい。人材の成長は事業の成長にも不可欠な要素となりますので、今までより少し背伸びした目標を持ち、人材としても成長したいという想いのある方と一緒に働けると嬉しいです。

ベースのマインドは共通していますが、求められる考え方やキャラクターはジョブによって異なります。たとえば、マーケターであれば、より多くのお客さまにアプローチし遊んでもらうための方法論を多く持っていて、新たな手法にもチャレンジする行動力のある方が合っていると思います。

ディレクターであれば、無事にリリースにたどり着くために、プロジェクト全体を見渡してパズルのようにピースを組み合わせ、根気よく問題を解決していける方、そのために上手く周囲の力を借りたり動かしたりできる協調性と柔軟性のある方が向いていると思います。

カスタマーケアの領域は、ユーザーが抱えている問題をしっかり汲み取る読解力・洞察力が欠かせません。ユーザーの気持ちに寄り添い、役に立ちたいというサービス精神もある方が良いと感じます。

QAやデバッグといった領域では、単に仕様と異なる挙動をチェックするだけでなく、ユーザー視点で行動を想像して支障となる箇所を押さえたり、逆に思いっきり俯瞰してバランスやサービスにとっての支障を読み解いたりする必要がありますので、慎重さと客観性のある方が強いと思います。

Game事業室は何年もかけて多くの運営機能を担うようになりました。今後は、各チームがより専門性を高め、深化させ、最高の品質を創り出すフェーズに入っていきます。私たちのミッションに共感してくれる方々と一緒に「日本一の運営集団になる」ことを楽しんでいければと思います。