さまざまなバックボーンを持つ経験豊富なメンバーと共に、社内システム全般をサポート
2018年、キャリア採用でコメ兵に入社した松居。2023年6月現在は企画管理本部・情報システム部で活躍しています。
「社内のさまざまなシステムを管理する部門として、日々の店舗営業に関わるPOS入力や買取業務、商品部による仕入れ業務、ECへの出品などありとあらゆるシステムが滞りなく円滑に進むようにサポートを行うことがミッションです。
システムに関わる「なんでも屋」のような役割を担っており、たとえば、プリンターが印刷できない、POSシステムが突然動かなくなった、ネットにアクセスできなくなったなどさまざまな困りごとや相談を日常的に受けています。
また、新規出店する店舗のパソコンの手配やインフラの整備、各種マスタの登録や担当者へのシステム利用権限の設定や、経営会議で必要なデータ・資料の作成、新しい仕組みの導入や開発などに携わることもあります」
自社ECの改善や、新しいツールの導入、他社モールへの出品対応などをメインで担当している松居ですが、さまざまなプロジェクトが社内で立ち上がった際にシステム担当として参画するなど、その業務は多岐にわたります。
「業務改革やプロジェクトの多くが、システム抜きでは考えられません。社内のさまざまなプロジェクトにシステム担当として参画し、メンバーとコミュニケーションをとりながらプロジェクトを成功へ導くサポートをしています」
現在、情報システム部のメンバーは、松居を含めて9名。部長を筆頭に、2名のディレクティブマネージャーとメンバーそれぞれが専門性を持って求められる役割を果たしています。
「現在のメンバーは、私も含め全員がキャリア採用で入社しています。システム担当経験者がほとんどですが、さまざまな経歴・経験を持つメンバーが集まっており、じつに個性豊か。たとえば、SEとして社外に出向・取引先に常駐して仕事をしてきた人、実家が電気屋さんの人、IT関連会社に勤めていた人、他には小売業を経た人もいます。バックボーンがバラエティに富んでいるメンバーが揃っているため、異なった得意分野や視点を持っていることがチームの強みですね」
3年間で買取専門店100店舗の出店を戦略に掲げ、出店を加速しているコメ兵。会社の規模が大きくなっていく中、これから先の成長を見越して、情報システム部も体制の変化が必要となってきていると語ります。
「現在は、電子機器のシステム設定などが得意、専門知識が広くトラブル対応が得意、などメンバーそれぞれの強みに合わせて仕事が割り振られています。今後は、会社の拡大に合わせ、メンバーの専門性を活かしながら、属人化せずにチームで対応していけるような業務体制に変えていこうと考えています」
大切にしたいのは、人との関係性。人とのつながりが仕事を円滑にする
さまざまなプロジェクトに参画する松居が、システム担当として大事にしているのはコミュニケーションだと語ります。
「システムの仕事は、日頃パソコンに向かい作業をしています。しかし、プロジェクトが成功するかしないか、仕事が円滑に進むかどうかは、やはり『人』であり、関係性が決め手だと思います。
たとえば、一緒に取り組むメンバーをどこまで理解して議論し合うことができるか。どこまで深いコミュニケーションがとれるか。どんなに企画がよくても、コミュニケーションがきちんとできていないとうまくいかないなと感じることがあります。パソコンに向かっていても、仕事の本質は『人と人』だなと思いますね」
そんな松居とコメ兵をつないだのも、人の縁だといいます。
「コメ兵に入社する前は、冠婚葬祭の会社での社内SEを15年ほどやっていました。結婚や葬儀など人生の節目に関わる『節目産業』は時代の変化に合わせ、お客様のニーズも多様化してきました。
たとえば、結婚式は、国内で華々しく挙式をするスタイルから地味婚や海外挙式をする人が増え、さらに、2人に1人は結婚式を挙げなくなりました。今後どの業界に自分自身が向き合うべきか考えていたタイミングで、一本の電話が入ったんです」
それは、同じ冠婚葬祭会社からコメ兵へ転職していった元同僚からの連絡でした
「突然、『コメ兵どうですか?』と。前に一緒に仕事をした人から声をかけてもらえる、誘われることは嬉しかったですね。ちょうど転職を考えていた時期でしたし、自分を必要としてもらえるなら、ということで面接を受けにいったのがきっかけでした」
自分にとって共感できる環境で働いてほしいから、伝えることに徹する
松居は、コメ兵の行動指針が入社の決め手になったと振り返ります。
「会社を選ぶ際には、会社の社訓や行動指針を重要視していました。コメ兵のホームページを見て『人が財産』という言葉に強く惹かれました。この考えは、入社してからもさまざまな場面で、耳にしました。社長自ら『当社の財産は人です』と語るのを聞き、すごくいい考え方だと共感しますし、がんばろうという気持ちになれますね。
私にとって、仕事はやはり『人』ありき。だから会社の考え方に共感できたことはもちろん、過去に一緒に働いたことがある人が在籍していて 、いい会社だと薦められたのは大きな安心感になり、背中を押されました」
さまざまな業務を担当しつつも、現在はキャリア採用経験者として、システム部門の求職者との面接もしているという松居。採用面接というよりも、コメ兵という会社を知ってもらう機会だと考えています。
「面接というと、ご本人の経歴など根掘り葉掘り聞くことが多いですが、目的はそこではありません。『コメ兵ってこんな会社ですよ、私はこんなふうに、こういう仕事をしています』と業務内容や雰囲気を伝える、つまりコメ兵を知ってもらう場だと考えています。
最近は、当社が大事にしている人材への考え方や、それを色濃く反映している次世代育成研修の話をしています。次世代育成研修とは、一年を通して外部講師からビジネスを体系的に学び、最終的に新規事業を考案して役員や部門長にプレゼンをする当社独自の研修です。業務内容だけでなく、それぞれのキャリアアップや人材育成の雰囲気もつかんでもらいたいな、と。会社のことは自信をもっておすすめできますし、コメ兵が大切にしていることに共感して働いてもらいたいので採用でもコミュニケーションを大事にしています」
一人ひとりを大切にすることで、人も会社も成長し続ける
入社から5年が経ち、すっかり情報システム部の中心人物の一人となった松居。社内SEとして豊富な経験を持ちつつも、入社当時は大変に感じる部分もあったと振り返ります。
「まず、社内の基幹システムの数が多い。たとえば、中古品ならではですが商品を単品管理しています。コメ兵は小売業でありながら、仕入れが個人のお客様からの買取りという、一般的な小売業とは異なる面も多くあります。
入社後、ECサイトの担当を任されていたため、主軸のシステムとそれに付随するものについてすぐに覚えられる環境にあったのはありがたかったですね」
何にでも興味を持ち、さまざまなことを経験することが苦にならないタイプだという松居は、「だからこそ楽しさを感じる」と語ります。
「システムという業務を通じてさまざまなことに挑戦させてもらえるので、仕事に飽きることはありません。
また、コメ兵は今大きな過渡期にあります。今後は一層チームで動く・チームで仕事をつくっていくことが増えていくはずです。個人の得意分野やプロフェッショナルな部分を伸ばせる環境を提供しつつ、互いに支え合うことで成長できる組織へと変わっていくタイミングだと感じています。
そんな中での仕事のやりがいは、人に喜んでもらえること。
何かを生み出すことは簡単なことではない中で、SEは淡々と業務をこなしていくことが多い職種かもしれません。 コメ兵では活発なコミュニケーションがうまれる土壌があり、自分の手がけたシステムやデータを『使いやすくなった』『助かりました』と直接声をかけてもらえます。誰かの役に立っていると実感でき、感謝してもらえることが何よりうれしいですね」
社内のメンバーはもちろん、お客様にも喜んでいただくために──松居の思いは、システムを介してコメ兵に関わる多くの人たちに共有されていくでしょう。
※ 記載内容は2023年6月時点のものです