そのときにしか巡り合えないものという魅力。コメ兵との出会い

▲吹奏楽部で部長を務めていた佐藤

佐藤は幼少期からリーダー的な役割を率先して行う性格でした。

佐藤 「小学生のころは学級委員、中学から大学では吹奏楽などの部活動で部長を経験しました。リーダーを任されることは比較的好きでしたし、私は『目標を立ててみんなで頑張っていこうー!』といって引っ張っていくタイプだと思います」

また、学生のころから古着が好きだった佐藤。毎月古着屋さんが多く並ぶ大須に行って買い物をしていました。

佐藤 「中古品は一点ものというか、そのときにしか巡り合えないものがあり、魅力を感じていました。コメ兵はもともとよく買い物に行っていた大須が本社だということを後から知り、今思えばそういったところにもご縁を感じています」

ファッションへの興味から、大学時代にアパレルショップでのアルバイトをしていた佐藤だが、新品だけを扱うアパレルショップでの“働き方”に対して難しさを感じていました。

佐藤 「当時のバイト先では、そのお店がお勧めしているコンセプトでしかお客様に勧めることができなかったり、あまり好きではない商品をおすすめしなくてはならなかったり……そんな悩みを抱えていたときに出会ったのが、コメ兵でした。コメ兵だと多様なブランドを取り扱っているので、よりお客様に合わせた提案ができるんじゃないかと感じたんです」

コメ兵に興味を持ったきっかけは自身のアルバイト経験ですが、コメ兵への入社の決め手となったのは社員の人柄でした。

佐藤 「面接で人事の方と一対一でお話しする機会がありました。その時に人事の方がとても話しやすい雰囲気をつくってくれて、惹かれてしまいました。また入社前から、入社した後のビジョンを想像しやすくなるようなグループワークや店舗見学などを行ってくれたことも印象に残っています。先輩社員の方も年が近い方が多かったので、働きやすそうな環境だなと感じました」

2016年に入社し、彼女が最初に配属された店舗は名古屋本店のジュエリー売場。アルバイトスタッフも入れると計40人はいるような環境の中、学生時代に培ってきたリーダーシップを発揮しながら、日々努力していきました。

佐藤 「名古屋本店1Fにあるジュエリー売場で一番大切だったのは、スタッフ同士連携して仕事をすることです。お客様もたくさん来店されるので、販売、買取と忙しい分充実していました」

フォローの声をかけてくれることは当たり前じゃない。周りに支えられた日々

▲買取センター星ヶ丘テラス 店長 佐藤 瑠美

佐藤が仕事をする中で 心がけていたことは“NO”を言わないことです。

佐藤 「店頭にお客様のお望み通りのものがないこともあります。そんな時、新宿店にある似たデザインの在庫を紹介して取り寄せたり、付属品が付いていて少し価格が高い物でもプレゼントとしてお勧めできるようなものを紹介していました。お客様の選択肢を広げて、いくつかの提案をお返ししようというのは心がけていましたね」

こういった心がけは最初からできていたわけではありません。とくに、品物の状態チェックなどの作業に集中しがちな買取りの接客トークについては、失敗を重ねながらも周囲のフォローを受け、身に付けていきました。

佐藤 「買取りの話になるんですが、最初は成約率が思うように上がらなくて……そこを先輩にロールプレイングで教育していただいて、徐々に接客トークができるようになっていきました。周りには面倒見の良い先輩が多かったので、とてもありがたかったですね。先輩がフォローをしてくださることが当時は当たり前に思っていましたが、店長になった今では全然当たり前じゃなかったんだと気づきました」

先輩社員からのサポートもあり、買取りという業務に慣れてからは、佐藤は催事での買取りや新店舗の立ち上げスタッフの一員として活躍していきました。

佐藤 「買取り業務はとても楽しくやっています。査定金額の算出だけではなくトークを丁寧にできるかどうかでお客様の納得度も変わります。入社当初に指導してくれた先輩たちは、みなさんプロフェッショナルという感じで、今でもその姿勢に憧れています」

自粛明けから店長に就任。試行錯誤の店舗運営

▲普段はジュエリーだけでなく時計の査定もしている

その後中部エリアの担当として4店舗をサポートし、2020年から、買取センター星が丘テラスの店長として異動し店舗運営に携わるようになりました。

佐藤 「私が店長になると決まったのが、緊急事態宣言による自粛期間中でした。緊急事態宣言明けからすぐ店長としての業務が始まったので不安でいっぱいでしたね。

でも所属部署の責任者と、中部エリアの他店舗の店長が、顧客様の情報や店舗運営でわからないことをサポートしてくれました。今も中部エリアの各店長にフォローしてもらいながら、試行錯誤を重ねて店長としての業務をしています」

専属スタッフだけではなく、中部エリアのあらゆるスタッフが関わる店舗の店長になったことで、佐藤の働き方への意識も変わりました。

佐藤 「店長になるまでは店舗ごとの数字はそれほど気にせず、その日に来店されたお客様の品物を買取りすることに集中していました。一方店長になった今では、店舗の予算達成をするためにできることは何かを考えて、『お店のファンを増やすこと』に目を向けるようになっていきました」 

佐藤にはお店のファンを増やすために心がけていることがあります。

佐藤 「心がけているのは、常に『また来たいと思ってもらえる接客』をすることです。金額提示の際は、お客様に寄り添ったわかりやすい説明ができるようにしていますね。

また、最近は査定金額以外のお話をたくさんしていただけるようにしています。買取りを初めてご利用される方はとくに緊張している方が多いんです。雑談などを取り入れることで、お客様がすごく安心してくれて『また来ます』と言ってくれたときはとても嬉しいです」

そんな佐藤の心遣いがお客さまに伝わり、また訪れてくれることがやりがいとなっています。

佐藤 「仕事をする中でやりがいや達成感を感じる瞬間は、金額算出などが難しい物の買取ができた時や、他のお店に行った後にコメ兵に戻ってきてくださる時です。コロナ禍という状況の中でも『前の接客が良かったのでコメ兵さんに来ました』とおっしゃってくださるお客様がいると、とても嬉しいですね」

買取センター星ヶ丘テラス周辺は女性のお客様がメインですが、女性店長ならでは苦労があります。

佐藤 「お客様が強い口調で話される際など、どうしてもうまく対応できないこともあるので悩んでいます。しかしその反面、『男性スタッフよりもお話ししやすい』と言ってくれたり、この雰囲気を気に入って何度も来てくれたりするお客様がたくさんいるんです。女性店長ならではの、お店の雰囲気づくりを大切にしていきたいですね」  

お客様がいつでも、安心して気軽に来てくれるような店舗にしたい

▲一緒に働くスタッフと

佐藤の仕事における一番のモチベーションは、お客様との関係性だといいます。

佐藤 「接客を通して、日々あらゆるお客様とお話しができることは非常におもしろいです。お客様によってはご要望に応えきれず、すこし凹むこともありますが、そんなときに偶然来店されたお客様から元気をもらうことがあるんです。お客様に助けられていますね」

また、スタッフとの関係性もとても大切です。

佐藤 「今中部エリアグループをまとめている田中シニアマネージャー(以下SMG)は、スタッフのことも考えつつで何かあったらすぐ店舗にも来てくださいますし、いつも見守ってくれているなと感じます。

田中SMGは一緒に働くスタッフと、同じ目線で仕事してくれます。またスタッフも一生懸命な人が多いんです。たとえば、思いついたことがあったら『これやってみない?』と声をかけあえる文化があるので、活気があって働きやすい環境です」

これまで佐藤は宝石だけでなく、時計の商材にも触れるなどさまざまな仕事を経験してきました。

佐藤 「さまざまな仕事に触れることで業務の仕方や客層の違いを知ることができ、刺激になりました。幅広い分野に興味関心を持って取り組める人がコメ兵という会社に向いている人なのかもしれません。たとえば、外部環境と深い関わりのある金相場については、世界の情勢に興味を持っている人の方がお客様とのトークに生かせると思います」

佐藤自身はこれからキャリアプランを絞りきっておらず、今を楽しみながらその場その場で一生懸命やっていきたいといいます。

佐藤 「これまでの異動のタイミングが、自分の成長に合っていたと思います。今後も頑張るほど結果がついてくると思っています」

買取センター星が丘テラスの店長として、今後目指していくお店の姿をこう語ります。

佐藤「店長としてのプレッシャーはあります。買取センター星が丘テラスも、もうすぐ3年目に入るので軌道に乗せていきたいですし、オープン時の店長から、『佐藤さんなら』と後押ししていただいたので、頑張って盛り上げていきたいです。

新型コロナウイルスの影響もあり、いわゆる『おうち時間』が広まった中で、お洋服や貴金属の整理のため、お品物をお持ちいただくケースが例年より増えたように感じます。
以前のように積極的なお客様の来店促進はできないものの、お客様が安心して気軽に来てくださるような店舗にして、全国の買取センターの中でも『頭ひとつ抜けてるね』と言われるような店舗にしていきたいですね」

実際、買取センター星が丘テラスには人ごみを避けたいという、近隣にお住まいの方が来店されることも増えているといいます。

佐藤「『近くにある店舗』として必要とされているのは嬉しいです。事前の来店予約サービスも始まりましたので、そういったサービスを通してお客様に喜んでいただけています」

いつも前向きに業務に取り組む佐藤。店長として常により良い店舗にすることを目指し、これからも成長していくでしょう。