新しい技術と事業規模が揃えば、 世の中に影響を与える仕事に挑戦できる
NECに入社する前は、Slerで証券会社の営業が使用する基幹システムの保守運用を4年ほど担当していました。「安定性があるIT企業で働きたい」という入社時の志望動機のとおり、とても安定した企業でした。シンプルなシステムをバグなく運用するために、何度も徹底的に検証する。そんな業務に携わっていました。前職の環境に不満はなく、充実した研修制度のおかげでITシステムへの興味が深まり、むしろ感謝しています。
転職を考えるようになったきっかけは、研修の受講でした。AIやブロックチェーンなど、新しいテクノロジーが、スマートフォンやバーコード決済など近年の私たちの生活を作り上げていることを研修の中で知りました。自分自身も、新しいテクノロジーの領域で、社会を変えるような仕事をしたい。そんな想いが転職活動の中で大きくなっていきました。大切にしたい条件は「新しい技術」と「事業規模の大きさ」。この2つを掛け合わせると、世の中へ与えるインパクトは大きくなる。そうすると、必然的に選択肢がNECに絞られました。所属先として打診があったのは、新技術を利用したソリューションの企画・提案に特化した部署でした。まさに自分の希望「ど真ん中」の仕事に挑戦することができる。だから転職は、なんの迷いもなく決意できましたね。
鉄道業界の課題に5Gで応え、 業界の新しいスタンダードをつくる
入社して感じることは、NECには高い技術力と豊富な実績があり、お客様から厚い信頼を得ているということ。それもあってか、動いている案件もお客様の未来を担うプロジェクトが多くてワクワクしています。いまメインで担当しているのは鉄道業界で、業界が抱える課題に対して、5Gを利用したソリューションの企画・提案をしています。
鉄道業界は各社とも、人口減少や新型コロナウイルス感染症の拡大により鉄道利用者の激減に頭を抱えており、コスト削減や業務の効率化に急ピッチで取り組んでいます。私たちはその取り組みを加速させるべく、ローカル5GとAIを組み合わせた安全な自動運転の導入を段階的に進めています。将来的に目指すのは全線のワンマン運転化。首都圏の鉄道は10両を超える長い編成であることが多く、車両には運転手と車掌、そしてホームには安全な乗降を支える駅係員と多くの人員が割かれています。この一部をAIで担い、人員とコストの改善を目標としています。
しかし、鉄道は乗客の命を乗せて走っており、導入までにクリアしないといけないハードルも少なくありません。導入までに10年かかると想定される長期プロジェクトですが、自動運転の導入が社会に与えるインパクトは大きく、日本の鉄道業界、ひいては世界の鉄道業界に大きな影響を与えることにもなる。そんな大きなプロジェクトを、入社数年の自分に任されていることが、一番のやりがいですね。
経験や年齢に関わらず、 フラットに活躍機会のあるNEC
NECに在籍して約2年。ここ数年で大きなカルチャー変革に取り組んでおり、入社したときよりも、さらにフレキシブルに変化しています。中でも、キャリア入社社員は目に見えて増えています。外から新しい知見や経験、技術を持った人が集まることで、NECの変革が加速度的に進んでいるように思います。それだけではなく、働き方も変わっています。フルフレックスの導入やフリーアドレス化、ドレスコードのフリー化など。特に変化を感じるのは、私のような経験の浅い若手でもフラットに意見が言いやすい環境になってきているということ。上司は、若手のキャリア形成を親身に考えてくれますし、それに合った案件を準備してくれるのは、事業領域が広いNECならではだと思います。
私の個人的な目標は、経営戦略の視点を鍛え、新規事業のプロジェクトマネージャーとして大きな案件を主導していくこと。部のリーダーとして、自分の成長と共にキャリア入社でも活躍できるという新たなモデルケースを目指したい。でも、まだまだ組織経営の経験や知見、チームをリードするためのファシリテーション能力も足りていません。だからこそ、Code of Valuesの1つである「視線は外向き、未来を見通すように」という言葉を胸に、日頃から意識的に社会の変化や市場のニーズにアンテナを張るように心掛けています。
My favorite CoV
常に新しい価値をお客様に提案していく。経営戦略の視点を磨き続けていく。そのためには、視線を外に向ける必要があると思いから「視線は外向き、未来を見通すように」という価値観を大切にしています。日頃から広くアンテナを張り、テクノロジーのみならず、社会の変化や市場のニーズをいち早く把握できるように心掛けています
CoV:「Code of Values」。NECグループ共通の一人ひとりの価値観・ふるまいを示した行動基準