介在価値について再考したとき、興味を惹かれた人材紹介業へ

幼少期にタイへの移住経験をもち、国内でもさまざまな場所で暮らしたことのある松林 純平は、海外勤務の可能性が豊富な業種に興味を抱きました。旅行代理店への就職は、その興味への一つのアンサーだったと言えるでしょう。

松林 「私が就職した旅行代理店は、大手の中でもベンチャーマインドのある企業でした。旅行代理事業一本で起業し、公共交通機関発信の旅行事業者と競り合いながら『目指せ、世界最大の旅行会社』という目標を掲げて頑張っていました。競争の中でチャレンジしていく風土は、自分に合っていたと思います」

目標に向けて走るモチベーションは十分だったにも関わらず、松林がふと立ち止まり、自身の仕事を振り返った理由は、企業の介在価値について考えたことでした。

松林 「旅行代理店のビジネスモデルは、一般的には薄利多売です。たとえば観光目的の小旅行を窓口で案内したとしても、利益は微々たるもので……。加えて、昨今はオンライン予約やインターネット上で旅行プランが提案されるサービスも増えています。今後、サービスがさらに淘汰されていくことを想定し、次のキャリアを考えるようになりました」

次のキャリアについて相談しようと転職エージェントを利用した際、松林は無料で手厚いサポートを受けられることに驚きました。面談の際、思わず質問して知ったのは人材業界のビジネスモデルです。

松林 「成約することで成果報酬を得る人材業界のビジネスモデルは、企業と候補者双方にとって価値が高く、得られる利益も高いということを知りました。介在価値の高い仕事というところから、転職業界への興味が強まりました」

そこから人材業界数社の門を叩いた松林は、その中からジェイ エイ シー リクルートメントを選びました。選んだ決め手は、松林が情熱を抱ける条件がそろっていたからです。

松林 「JACは年功序列ではなく、実力や意欲に応じた昇進が叶う環境です。上を目指してひた走る環境が好きな私にとって、このカルチャーは合っていると思いました」

人にしかできない仕事に携わる喜びと、育まれる自信

JACに入社した松林は、京都支店で大手製造業界への人材紹介を担当することに。理系学部を卒業していた松林にとって、製造業界は明るい領域でもあります。学生時代の学びを活かせると意気込んだものの、結果は松林の予想とは大きく異なりました。

松林 「業界知識を得るまでには、たいへんな苦労と時間がかかりました。書籍を読んで勉強することも増えましたが、結局一番頼りになったのは、職場の先輩や候補者の方々とのコミュニケーションです」

思っていたより険しいスタートとなったものの、積極的に周囲に質問しながら、知識差や経験差を埋めようと松林は試行錯誤しました。そんな松林が自身の介在価値について手応えを感じたのは、ある企業の担当になったことです。情熱あふれるその企業は、一方でマッチする人材を探すのが難しい企業でもありました。

松林 「言葉を選ばずに言えば、ハードワーク。急成長中の企業だったこともあり、働き手にとって、ある意味やりがいと厳しさが表裏一体のような状況でした。

しかし、どんな企業であっても適した人材はいます。候補者が仕事を生きがいにしていて上昇志向があれば、ハードワークであることは必ずしもデメリットにはならないでしょう。実際、その企業と同じ熱量がある候補者を紹介して成約につながり、その方は今もその企業でキャリアを重ねています。『あのとき紹介してもらってよかった』と連絡がきたときは、とてもうれしかったです」

この企業を担当したことを機に、松林はコンサルタントの介在価値の高さを改めて実感することになりました。

松林「今はオンラインで企業と人材のマッチングを完結させるサービスも登場しています。しかし、私はそれでも人がコンサルティングを行うことに意味があると思います。

前職では、オンラインサービスやAIの台頭によって市場が大きく変化していくのを目の当たりにし、それは自分自身の仕事に対する自信を失うことにもつながりました。しかし今、こうして人材紹介業に携わることで、人にしかできない仕事をしているという実感を強く持つことができています」

JACのカルチャーに触れて知った、自分の弱さ

異業種からの転職、勉強に並々ならぬ努力を要する専門知識、ハイクラスな人材に面と向かって提案するプレッシャー。高い壁の連続だったコンサルタントとしてのキャリアを支えた存在として、松林は京都支店の先輩や、意欲的な同僚たちの姿を挙げます。それらは、いずれもJACという組織で育まれたカルチャーに紐づくものでした。

松林 「京都支店のメンバーは、互いの強みを活かしながら協力し合う姿勢が強いです。右も左もわからない私に、手を差し伸べてくれました。今も困ったときには頼れる仲間がいることで、失敗を恐れず、学び続けられています。

また、同年代の同僚がキャリアアップしていく姿には刺激を受けます。年功序列ではなく、本人の意志や意欲を尊重してくれるJACでは、年齢や性別を問わずチャレンジする機会を与えてくれます」

JACの同世代のメンバーの活躍は、松林が自身のウィークポイントに目を向けるきっかけにもなりました。

松林 「自分の手で結果を出していきたいと意気込んでJACに入社したのに、私はつい上司に商談の場を委ねてしまったり、一歩引いてしまったりしていました。大手クライアントの役員クラスになると自分よりも経験のある先輩や上司に頼ってしまう癖があったんです。

このままでは自分が思い描いた目標には到達できない。責任をもって前線に立つJACメンバーの姿を見て、心からそう思いました」

自分の想いから逃げるのをやめよう。そう決意した松林は、改めて未来を見据えました。

京都シェアNo.1を目指し、自分の手で未来を拓く

現在の松林の目標は、京都支店をマーケットでNo.1のエージェントにすることです。徹底的にお客様に向き合い、早い環境変化のなかでスピードを落とすことなく、量から質を極めていく。その繰り返しから結果を生み出していこうと、松林は新たな視点で挑んでいます。

松林 「組織で戦える環境では、どんな失敗も糧にすることができます。だからこそ、チャレンジ精神旺盛に、新しいことにも果敢に飛び込む姿勢で挑むことが、今後の京都支店の原動力になるんじゃないかと考えています」

ハイクラスな人材を対象としているJACでは、コンサルタントのキャリアや経験が紹介の説得力につながります。そのため、若いことが信用度を左右してしまうこともありますが、その若さを越えていく勇気が自信を生み出していくと松林は考えています。

松林 「20代の私にとって、入社後から中高齢の候補者や経営層の方から信頼を得ることは、とても難しかったです。これまでもたくさん苦い汁を飲んできました。それでも、若いからこそ挑戦できること、固定概念に縛られず生み出せるアイデアは必ずあります。

自分の可能性を信じて、挑戦したからこそ見える風景があります。これから人材紹介業に関わる人には、若さや経験の少なさを恥じることなく、積極的に挑んでほしいと思います」

新しい領域への挑戦を始めているJAC京都支店。ベテランの手厚いサポートを得られる環境を活かし、松林は自分の手で未来を拓いていこうとしています。