長い歴史に支えられた新規事業、その誕生に引き寄せられた転職

ハイクラス・ミドルクラスのグローバル転職を主な強みとして、転職支援事業を成長させてきたジェイ エイ シーリクルートメント(以下、JAC)。ハイスキルな人材のネクストステップを共に導くエージェントとして、JACは確かな信頼と実績を重ねてきました。そこに加えて、数年前から従来の人材紹介とは異なる新たな軸をつくる試みが始まっています。

2020年に生まれたRPO(Recruitment Process Optimisationの略称)とIMS(Interim Management Solutionsの略称)は、そんな新時代のJACを象徴する事業部です。三浦 功嗣はその双方の立ち上げに携わり、2021年現在IMS事業部部長を務めています。

三浦はCRMやBPOを主事業とする企業で、海外市場でのアライアンス構築や事業開発に約10年間従事しました。成熟したキャリアと共に臨んだ初の転職活動で登録した人材紹介サービスの一つが、JACでした。

三浦 「自分の市場価値を確認するために登録したJACで、うちで働かないかと声をかけられたのが転職のきっかけでした。新規事業の立ち上げに伴い、主体的に経営に参画できる人材を探していると言ってもらえたことが転職を決めた理由です。

JACはこれまで私が経験したことの価値を、能動的に発揮できる職場だと感じました。また、マーケティング業界で有名な尊敬するビジネスパーソンがJACで働いており、その人と一緒に働けると知ったことも心を動かされた要因です」

こうして三浦はJACに転職し、入社直後から新規事業に携わることになります。コンサルタントの営業力・コンサルテーション力が企業成長の礎になってきたJACのカルチャーは強力であるからこそ、いま新規事業を始める価値がある、と三浦は確信します。

三浦 「JACは人材紹介のプロ集団として最大限の価値を発揮し、人材紹介業界で認められた企業です。だからこそ、次世代に対応できる更に新しい付加価値を求められているのだと思います。私はこれまでJACが重ねてきた信頼やカルチャーに便乗しつつ、前職で培った経験をハイブリッドさせて、新たな価値を生み出していきたいと思いました」

RPOとIMS、二つの新規事業が転職支援に新しい価値を生み出す

2020年から始動した新規事業、RPOとIMSは、いずれも従来のJACの転職支援では踏み込むことが難しかった領域をカバーするものです。

まずRPOとは、業務プロセスを一括して委託するBPO(Business Process Outsourcingの略称)を採用領域に特化して行うサービスであり、採用業務代行と訳することができます。正社員が担うのが一般的だった採用業務を委託することは、企業にさまざまなメリットをもたらします。

三浦 「採用担当者の仕事量は、シーズンや景気によって変動があるものです。したがって、正社員として雇うよりも需要に合わせて委託したほうが効率的であるケースは珍しくありません。

また、採用課題を客観的に分析できるプロが社外にいたほうが、安定した採用を実現できることもあります。例えば、採用担当者が少ない中小企業の場合、PDCAを回しながら毎年目標の人数を採用するのは極めて難しいものです。RPOを活用してもらえば、採用に必要なリソースや知識・経験を業務委託を通じて得ることができます。

私たちが接する企業の多くは、採用に悩みを抱えています。話を聞いてみると、人材不足よりも実は採用ブランディングや課題設定に問題があるケースも珍しくありません。そういった根本に踏み込んだコンサルテーションをしながら企業と共に採用プロセスを改善できることが、RPOのメリットです」

RPO事業の立ち上げに並行し、三浦はもう一つの新規事業であるIMS事業部の立ち上げに携わります。IMSは、RPOと異なり“伴走型”を謳う外部人材を有期雇用契約で紹介し企業の課題解決を支援する、ハイスキルな人材をプロジェクトベースで企業に繋ぐ業務委託サービスです。JACを介し、企業の課題解決に資する人材を一時的にアサインできるのがIMSの魅力です。こうしたサービスは日本国内ではまだ珍しいため、営業活動はサービスの意義を理解してもらうところから始めなければなりません。

三浦 「まずはフレキシブルに対応できる優秀な人材がいることを企業に知ってもらうこと、期間限定でも結果にコミットできるということを体験してもらうこと。この積み重ねにより、IMSの意義が浸透していくでしょう。今はまだ啓発の段階ですが、これからの成長が期待できる事業だと考えています」

高齢化社会と改革を求められる企業、双方に解決の糸口を示唆するIMS

次世代の転職市場を拓く、JACの挑戦でもあるIMS。その事業内容は、昨今の日本企業を取り巻く課題の解決策としても適したものです。

三浦 「デジタルトランスフォーメーション、SDGs、多角化経営、ダイバーシティ……。数々の新しいキーワードの中で、日本企業は従来の事業拡大とは異なる“変革”を迫られています。主事業を成長させ、市場にそれを広げていけばいいというだけの考え方は、既に過去のものとなりました。

従来のやり方が通用しないということは、これまで社内で育ててきた人材がカバーできない課題が生まれてくるということを意味します。したがって、人材採用は人数の達成に加え、知見のある人材の発掘という課題も増えたわけです。

しかし、採用の際にどんな人材がその課題解決に適しているのか判断できる社員が社内にいなければ、この問題はなかなか解決できません。そんな現状の打開策として、専門領域を持つ外部人材を活用することは非常にスマートです」

こうした企業側のメリットは、裏を返せば働き手のキャリアの柔軟性にもつながります。正社員雇用だと起用の難しい人材も、専門知識や経験を一時的に提供する立場ならば活躍できる可能性があるからです。

三浦 「リタイア後も働く意思があるシニア層は珍しくありません。経験を積んできたビジネスパーソンがフリーランスとして働き続けられることは、定年退職後のキャリアを豊かにするでしょう。

また、プロジェクトベースの参画であればリモートワークも可能であり、住む場所や働く時間帯も限定されません。全国各地にハイスキルな人材の価値が浸透すれば、企業成長の希望は一層高まるはずです」

信頼を重ねた人材業界の老舗でベンチャーマインドを発揮できる可能性

IMSは挑戦し続ける企業やビジネスパーソンを支える事業ですが、そのIMSを打ち出すJACもまた、新しい挑戦の一歩を踏み出したばかりです。三浦はJACで新規事業に携わる立場から、これからのJACにはベンチャーマインドをもった人材が必要だと考えています。

三浦 「もちろん既存事業にも言えることですが、私が携わるRPOやIMSに関しては、特にベンチャーマインドが必要不可欠です。基盤のないところから始めて、挑戦していける人。変化の激しい時代の中で、ますますそういう人材の方が必要とされると思います。

また、人材側からしても、心理的安全性が確保された環境で新規事業に携われることは魅力的だと思います。私はかつて起業を試みたことがあるのですが、ゼロから起業すると資金不足で露頭に迷う……というリスクもありますからね。

JACのような上場企業でベンチャーマインドを発揮できる環境は、挑戦するチャンスかもしれません。既存の考え方にとらわれず、それを行動に移しながら変革につなげていく。その先に新しい価値を生み出していく人に、ぜひ来てほしいです」

経験豊かなハイクラス・ミドルクラスの人材を中心に、業界の枠組みを越えた転職支援を続けてきたJACは、長い歴史と共に幅広いネットワークを築いてきました。そのネットワークを礎に育っていくIMSは、人材業界のみならず、やがて社会全体に価値を提供するプラットフォームになるのかもしれません。JACの一事業部でありながらベンチャー企業のような気質を持つIMS事業部は、これからも独自の駆動力で走り続けます。