お客様にとって「最良の課題解決」を提供し続けるために

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▲コンサルティング事業本部 マネジャーの峯島

INTLOOPのコンサルティング事業本部が提供するサービスは、ITコンサルティングやITソリューション導入支援、経営戦略の立案や新規事業の開発、プロジェクトマネジメント支援、ビジネスモデルや組織・業務の変革など多岐にわたります。峯島たちコンサルタントは、自身の持つスキルや強みを活かしながら、クライアントが抱える課題の解決をめざします。

「本部内の業務遂行体制はメンバー一人ひとりが案件を持ち、独立して動いていることが多数を占めます。私は“マネジャー”という肩書きではありますが、これはコンサルタントとしてのスキルレベルを表す対外的な呼称のようなもので、社内では本部長以下フラットな人員構成だと思っています。なので、社内のチームマネジメントというより、担当案件でプロジェクト全体を推進し、よろず相談窓口として機能する役割を担っています」

コンサルタントとしてお客様の困りごとを一つずつ掘り起こしていった結果、自分の専門外の知見が必要になったり、リソースが足りなったりすることも。そんなときに頼りになるのが、INTLOOPが誇るフリーランスのプロフェッショナル人材だと言う峯島。彼ら彼女らをアサインし、ともにソリューションを生み出していきます。

 「私が一番大事にしているのは、お客様にとって『最良の課題解決を提供する』こと。表面化しているトラブルを解決するだけでなく、お客様が本当に困っていること見つけ、その根本から解決するためにアプローチすることが必要です。課題の本質を捉え、解決していく上で、さまざまな専門知識を持ったフリーランスの方たちと協力できるのは心強いですね。

もちろん、お客様との協力も必要不可欠なので、問題点や解決策を説明するときは『難しく伝えない』ことも意識しています。専門用語や横文字はできるだけ使わず、誰もが理解しやすい言葉を選ぶ──。これもお客様にとっての最良を提供することにつながると考えています」

経験を活かし、さらに成長するために選んだ「コンサルタント」の道

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▲今回のインタビューでこれまでの経験について語る峯島

峯島がINTLOOPに入社したのは、2018年7月のこと。前職では、精密機器メーカーの情報システム部門に所属し、自社の製品の生産や開発、ITシステムの導入など、製造業にまつわるさまざまな業務について主にプロジェクトマネジメントを担当していました。

 「前職時代は今とは真逆で、どちらかと言えば『コンサルティングされる側』でした。現場担当から管理職になり今後のキャリアを考えたときに、自分自身がステップアップするためにも、このタイミングで新しいことに挑戦してみようと転職を決意しました」

そして、転職活動中にエージェントから紹介されたのがINTLOOP。選考が進む中で感じたINTLOOPの印象をひと言で言うなら「仕事を選ばずに仕事ができる会社」だと峯島は振り返ります。

 「お客様が困っていれば、できる・できないを判断する前にまずは動こう、という姿勢を大切にしていることが面接での話から伝わってきたんです。

また、優秀なフリーランス人材を多く抱えていることから、さまざまな分野のプロフェッショナルと一緒に働けることも魅力でした。ここでなら幅広い業界の案件に関わることができ、どんなにニッチな問題にも対応できるだろうと感じ、入社を決めました」

入社後は、主に製造業向けのプロジェクトを担当してきた峯島。前職で培った生産現場での経験を活かし、現場の実態により則したコンサルティングをめざしています。

 「たとえば、工場などの生産現場では、仕事の進め方や開発方法、作業の効率化など、案件によってさまざまな困りごとがあります。まずはお客様のお話にじっくりと耳を傾け、自分が経験した事例と比べることで課題の原因を探り、現場の方たちが実践しやすい解決策を提案するようにしています」

ひとつの案件に関わる期間は短くて3カ月、長い場合には1年以上に及ぶことも。その一つひとつに真摯に向き合う姿勢にこそ、峯島らしさが表れています。

製造業のさまざまな現場での経験があるからこそ、お客様の苦労や課題を理解できるのが強み

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▲会議室での峯島

未経験からコンサルタントに挑戦し、さまざまなクライアントの課題を解決してきた峯島。その上では、前職で製造業のさまざまな現場、とくに生産現場を経験したことが大いに役立っていると感じています。

  「現場を知る人間だからこそ理解できる苦労や課題があると思っていますし、お客様側の現場の方たちと“共通言語”があるかのように話ができるのは、私の強みだと思っています。

お客様の中でも、現場の意見と管理する側の考えにギャップがあるケースも多いのですが、双方の言い分をしっかりと聞きながら解決に導くのは苦労しますね(笑)。現場経験があるからこそ、そちらの意見に共感することも多々ありますが、どちらか一方の味方になるのではなく、あくまで全体最適をめざしてバランスを意識しています」

 一方で、INTLOOPには一貫してコンサル畑を歩んできた、いわゆる“生粋のコンサルタント”も多く在籍しています。峯島のように事業会社での経験を持つメンバーも、出身業界はさまざまで、多様なタイプのコンサルタントがいるのも強みです。

 「いろんなバックグラウンドを持つコンサルタントがいるので、それぞれに得意分野も異なります。私自身の強みはやはり製造業のさまざまな現場の経験を持っていることですが、そこで培った“勘どころ”のようなものをほかのメンバーに教えるのはなかなか難しいんですよね(笑)。

ですから、『こういう課題に対してこう対応してうまくいった』という成功事例や、写真や図面などを使って具体例を目で見える方法で伝えるようにしています」

過去に失敗した他社事例を伝えることは、クライアントに対しても有効だと話す峯島。これまで自身が経験したことを、日々の提案に活かしています。

 「ある製造業のお客様から、『今の事業や業務の進め方を変革しなければ将来的に立ち行かなくなることはわかっているが、何から手をつけたらいいかわからない』というご相談がありました。

そこで、まずはお客様の話をしっかりヒアリングし、経営課題を洗い出すことからスタート。明らかになった問題点を前に、前職での改善成功事例や失敗事例を挙げながら、どう解決していけば良いかお伝えしました。また、経営層を説得して協力を得るために、視覚的にわかりやすい説明資料なども用意。その結果、『一緒にやりましょう』と発注いただくことができたのです」

コンサルタントとは、お客様のために「自分は何をすべきか」と一人称で考えられる人

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▲今後について語る峯島

INTLOOPでコンサルタントという職業に就いて約5年。峯島はこの仕事の楽しさや難しさをどのように感じているのでしょうか。

  「コンサルタントとして財務やコーポレート部門の案件に携わるケースも少なくありません。そんなとき、専門知識はもちろん、普段あまり接する機会のない財務や営業担当者の考え方に触れられるのは、大変貴重な機会だと思います。

また、さまざまなお客様を担当する中で気づいたのは、『会社が違えば文化も違う』こと。同じ事象に対しても考え方が千差万別なのです。たとえば、ある会社では大きなトラブルだと認識されることが、別の会社では問題とすら考えていない、というケースもあります。肝心なのは、その企業が何を大事にしているのかを見極め、コンサルティングをしていくことだと感じます」

コンサルタントとしてまだまだ学びたいことも挑戦したいことも多いという峯島。そのひとつが、今後のINTLOOPの成長を支えていく後進の育成です。後輩たちに、現場の生の声を聞いてきたからこその知見を伝えていきたいと、峯島は語ります。

 「私も以前はそうだったのですが、コンサルタントに対して『アドバイスするだけの人』という印象を持つ人は少なくないと思います。でもいまなら、ただ単に『ここがよくないですよ』と指摘するのがコンサルタントの仕事ではないと断言したい。

私が考えるコンサルタントとは、『一人称で仕事ができる人』。何か課題や問題があるときに、顧客のために『自分が何をすべきか』『自分だったら何ができるか』を考え、実践できる人です。

お客様を第一に考え、覚悟を持って取り組めるコンサルタント──そんな後進を育てたいですし、そうした気概を持った方に入社してほしいですね」