お客様の体制に応じたサービスを。文教市場でグランドデザインの開発を支援

▲テクノロジーソリューション事業本部の吉川 浩平

テクノロジーソリューション事業本部に籍を置く吉川。シニアソリューションエンジニアとして、システム導入やグランドデザインの策定に携わっています。

吉川 「システム導入に関しては、エンドユーザーに対する要件のヒアリングから設計、構築、引き継ぎまで、一気通貫で担当しています。グランドデザイン策定においても、お客様のサービスの全体構想の策定を、システムの目線からトータルでサポートしています」

2022年6月現在は、小学校をはじめとする文教市場に向けたサービス開発のプロジェクトに参画している吉川。 

吉川 「GIGAスクール構想の実現に向けたグランドデザイン開発に関わり、サービスデザインを考える仕事をしています。この市場には、コロナ禍によって大きな動きがありました。先生方や教育委員会の方に対してどういったサービスが提供できるかをあらためて考えるプロジェクトの立ち上げから、システム面からのサポートという形で、お客様と一緒に企画デザインを練ってきています」

吉川は当プロジェクトに2020年から参画。その業務範囲は幅広い領域にわたります。  

吉川 「このプロジェクトの担当になったのは、入社してちょうど2年目に差しかかろうとするころ。学校間に生じた格差を改善しようと、国がGIGAスクール構想の実施の前倒しを決めた時期でした。

現在の文教市場には、システム機器がたくさん導入されています。お客様の体制やITリテラシーに合わせた最適なサービスを提供することが私の役割。システム面だけでなく、研修サービスや利活用のサービスといった面でもプランを提案するなど、トータルにお手伝いさせていただいています」

キャリアのスタートはクラウドエンジニア。成長できる場を求め、INTLOOPへ

▲前職でプレゼンテーションする吉川

吉川が新卒で入社したのは、大手人材グループのSIer。システムの設計や構築、運用などをクラウドで行う、クラウドエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。

吉川 「前職ではクラウドエンジニアという立ち位置で、MicrosoftのAzureや365を専門に取り扱っていました。システムアーキテクチャの設計を主に担当し、要件定義やプリセールスから、構築、引き渡しまで、ほぼすべての工程をやることが多かったですね」

INTLOOPには、2018年にジョインした吉川。転職の理由は2つあったといいます。

吉川 「ひとつは、『実際に使っているお客様の顔が見たい』と思ったこと。前職では、原則本社勤務で、お客様先に常駐したことがありませんでした。担当していたのは、引き渡しまで。運用保守に関わっていなかったので、その後の様子を知ることができませんでした。実際にどんな人が、どんなふうに使っているかがずっと気になっていたんです。

もうひとつは、もうすこし少し小さい規模のところで働いてみたいと思っていたこと。一人ひとりの業務量や責任が大きい環境で、自分がどの程度できるか試してみたいという気持ちもあって、転職を決めました」

入社して吉川がまず担当したのは、保険系のコールセンターのシステム刷新のプロジェクトでした。

吉川 「アサインされたのが、開発側ではなく使う側の部署。実際にシステムを使っている方の声を拾いながら要件をブラッシュアップする業務内容でした。

コールセンターということで、自分のお客様のさらにお客様にあたる、消費者の方の声も集まってくるんです。システムを変えるだけでなく、エンドユーザーの声も集約しながら、ホームページの見栄えなども含めて提案していました。

常駐もして、実際にシステムを使っている方々の声に触れることができましたし、技術水準の高い方と一緒に仕事をすることもできて、大いに刺激を受けました。思い描いた通りのプロジェクトに関われたと思っています」

とはいえ、前職で培ったスキルを十分に活かせていないことにもどかしさがあったという吉川。それだけに、クラウドを活用する現在の業務では、やりがいを感じながら取り組めているといいます。

吉川 「国が活用を推進している関係で、IDの管理にAzureを使うなど、クラウドを使う機会が多く、とてもやりがいを感じています。文教の領域は想定外でしたが、実際にやってみてすごく楽しいですね。社会的意義のある仕事でもあるので、とても前向きに取り組むことができています」 

エンドユーザーに寄り添うことは、やがてお客様への貢献につながる

▲社内での吉川のワークシーン

INTLOOPに入社してから、エンドユーザーの存在を身近に感じることができたという吉川。仕事との向き合い方に大きな変化があったといいます。

吉川 「保険系のコールセンターのシステム刷新のプロジェクトに関わったことで、エンドユーザーのことを強く意識するようになりました。

たとえば、お客様の都合では取りやめになった、エンドユーザーから要望があったシステムを無理やりマクロで組んで仕上げたことがあったんです。ITの部署ではなかったので、使えるツールが限られるなど苦労もありましたが、結果的にお客様からじかに感謝の声をいただくことができました。

『お客様とエンドユーザーとではどちらが大事か』という議論もありますが、エンドユーザーのためを思ってやったことが、いずれ巡ってお客様からの評価にもつながると感じています」

そんなエンドユーザーに対する想いは、現在のプロジェクトにも反映されていると吉川は話します。

吉川 「普段は、情シスの方など、ある程度ITリテラシーがある方にサービスを提供するケースがほとんど。ところが、現在関わっている文教プロジェクトのお客様は、いつもは教壇に立って科目を教えているような先生方だったりします。たとえば、“クラウド”という言葉を口にするだけでも拒否反応が出てしまいかねない状況の中、とくにそういったことを意識しなくても使えるような設計や運用を考えるなど、エンドユーザーに寄り添った対応を心がけています。

エンジニアになってすぐのころ、先輩から『思考が完全にエンジニア化すると、お客様がついてこれなくなるから、未経験のときのマインドを忘れるな』と教わったことがありました。エンドユーザーの方と触れ合う機会が多い今、そのことを肝に銘じながら取り組んでいます」

また、文教の仕事に関わるようになったことで、これまでにないやりがいを感じているという吉川。

吉川 「ちょっと大げさかもしれませんが、日本の将来に関わる仕事をさせてもらっていると感じています。プロジェクトに参加するメンバーの中には、教育から社会を変えたいという強い意志を持った方もいて、とても新鮮です。入社以来、自分はずっと案件にも恵まれているなあと感じています」

エンジニアの主体的なキャリア形成のモデルケースに

▲会議中の吉川

今後は、後に続く人に向けて、キャリアの道すじを示せるようなモデルケースになりたいと話す吉川。

吉川 「私は文系の学部出身で、まったく未経験でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせ、現在にいたっています。エンジニアのキャリアというと、プログラマー、SE、PL、PMといった職種を連想しがちですが、実際にはさまざまな道が開かれています。もっと自由なキャリア形成が可能だということを、身をもって伝えられるような存在になれればいいですね。

たとえば、エンジニアが企画を担当することを想像している人はあまりいないはずですが、今の時代、サービスデザインにITが関わらないケースはむしろ稀です。そういった視点を持つ企業も増えてきていますし、実際に企画に関わるエンジニアの数は少なくありません」

そんな吉川が今、共に働きたいと思うのは、“自律型人材”。それについては次のように続けます。

吉川 「上流工程では、お客様とコミュニケーションを重ねる中で、要望を正しく引き出していくスキルが重要になってきます。そのためには、自らの意思で考えたり、説得力をもって意見を通したりと、能動的に業務を遂行していく推進力が必要です。

とくに、INTLOOPでは、社内から単独でプロジェクトに参加するケースが少なくありません。せっかくの成長機会を失ってしまわないためにも、指示を待つのではなく、自発的に動く力を身につけていってもらいたいですね」

手がけてきたプロジェクトで成果を上げながら、着実に成長を重ねてきた吉川。いずれはチームの一員として、個人で取り組むのとはまた違った景色が見てみたいと話します。事業や組織運営の新たな課題解決を目指して──INTLOOPを舞台に、挑戦は続きます。