お客様のニーズのため、完全オーダーメイド。受変電設備の設計業務を担当

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快適な日常生活をおくるために欠かせない電気は、まず発電所で作られ、その後、工場やビル、公共施設、家庭などへと送られます。

ただ、発電所で作られる電気は非常に大きいため、そのまま各施設で使うことはできません。複数の変電所を経ることで、各施設に必要な量、強さに調整されています。

三谷 「たとえば、工場などたくさん電気を使う場所には、高圧の電気が送られます。それを受け取り、実際に使える電圧にまで下げる働きをするのが“受変電設備”です。

またこの受変電設備は、単に電気を配電するだけでなく、持続可能な社会実現に向けた省エネ性や、再生可能エネルギーなどの発電設備との連系を持たせる役割も負います。複雑化する電力系統に対して、さらに安定した供給性能が求められているのです。それらを担う電気事業者として、アイベステクノの事業や製品の社会貢献性は日々高まっています」

これらの受変電設備盤の設計を担う三谷。プラントによって必要とされる電気容量は異なり、付加させたい機能も変わってくるため、その設計は完全にオーダーメイドだといいます。

三谷 「設計を始める際にはまずお客様と打ち合わせを行い、要求事項を確認しながら仕様を細かく決めていきます。場合によっては、お客様の要望に沿って私の方からご提案をすることも。そこで合意が取れた段階で、設計開始となります。はじめに行うのが主要機器の選定です。ここにミスがあると、実運用されたときに電気事故を発生させてしまう可能性があるので、絶対に気を抜けません。

次が、制御回路の設計。主要機器をどんなタイミングで、どんなふうに動かして次の機器に電気を送るかを示す回路図を作成します。これが終わるとCADオペレーターに引き継ぎ、情報を図面に表現してもらいます。オペレーターと何度もやり取りをして修正を繰り返し、図面が完成したらそれをお客様にお渡しします。その内容をご承認いただければ、私の仕事は一段落です」

このように、設計者は何人かのCADオペレーターとチームを組んでひとつの案件に取り組みますが、複数の案件が常に同時進行しており、三谷の場合、多いときで20案件以上を受け持つこともあるといいます。

三谷 「受け持つ案件は大がかりで複雑なもの、比較的単純で軽微なものなどさまざま。設計者として当然のことですが、どんな案件に対しても、しつこいくらいに確認を重ねます。

また、私は仕事を選ばないよう心がけています。多様な経験を積めば、それだけ知識や技術の幅が広がっていきます。新しい案件が案内されれば、積極的に手を挙げて担当させてもらっています」

終わりなき学びの道。未経験ながら、さまざまな業務経験を通して成長

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家庭の事情から、大学4年生の夏頃から就職活動を開始した三谷。

アイベステクノのことを知ったのは、就職支援サイトを通してでした。

三谷 「“制御盤を扱う会社”とありましたが、最初は『制御盤って?』というのが正直なところでした。調べてみたところ、電気関係とわかったものの、実は電気は私にとって苦手分野。エントリーするか迷いましたが、家族からのすすめもあり、選考に進むことにしたんです。

2つのことが入社の決め手になりました。1つは、採用面接の会場に社長や専務まで現れて、ざっくばらんに会社の紹介をしてくれたこと。『なんだか温かそうな会社だな』と思えたことで、入社に前向きになりました。もう1つは、CADオペレーターや品質検査、製造など、社内にいろいろな部門があったこと。『どうしても電気に馴染めなければ別のことをすればいい』。そうした心構えで、入社を決めました」

入社後、アイベステクノの自由な社風の中、未経験ながらさまざまな業務を通して経験を積んできた三谷。

三谷 「『こういう仕事があるけれどやってみないか』と声をかけられることがとても多いんです。大手と違って組織が縦割りも細分化もされていないので、業務内容は設計だけに限りません。たとえば、検査部門の方と一緒に製品の検査に立ち会うなど、幅広い業務をさせてもらっています。

また、営業職が案件を獲得してきた後、納期や仕様についての相談など、お客様とやりとりをするのは基本的に私たち設計の仕事。受注した案件をプロデュースしていく役割も担っています。そうやって密にやりとりしているので、お客様側から発注時に私を担当者に指名してくださる機会もあって、とてもやりがいを感じます」

気がつけば、電気への苦手意識を克服していた三谷。学びの種は、日々の業務の中にあると話します。

三谷 「本当に毎日が勉強です。実務に就いて、目の前にある仕事と向き合っていれば、自然と成長していくのが自分でもわかります。同じ部署に年配の技術顧問の方がいるのですが、その方ですらも『いまも毎日が勉強』というくらい、この仕事において学びに終わりはありません」

目標になる先輩社員が目の前に。学ぶ意志を持つ者にとってまたとない環境

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かつて大学院進学を考えたこともあるほど、勉強することが好きだと話す三谷。

学ぶ意志を持つ者にとって、アイベステクノはまたとない職場だといいます。

三谷 「設計の作業の途中で手を止めて調べものをしたり、詳しい人に聞いたり。毎日の仕事をする上で、勉強が欠かせませんが、それが自分の性にとても合っていると感じるし、やりがいにもつながっています。

そうやって経験を積めば積むほど、自分自身のキャパシティが広がり、さらに多くの、また多岐に渡る分野の案件を受け持つことができるようになる。自分で担当する案件が増えていくことが、モチベーションの向上につながるという好循環が生まれています。学ぶことが好きな人にとって、こんなに良い仕事はないかもしれません」

人間関係にも恵まれているという三谷。願ってもない成長環境が、今の自分にはあるといいます。

三谷 「先輩方は仕事ができる方ばかりで、しかも、ものすごい勢いで成長しているんです。私がどんなにがんばっても追いつくことができない、憧れの存在ですし、なんでもできる先輩たちが、スーパーマンに見えることがあります(笑)。

また、皆さんとても面倒見がよくて、いつもフォローしてもらっています。設計だけでなく、たくさんのお客様とさまざまなやりとりをされてきたからか、人間性も豊かなんですよ。『人の上に立つ人はこうあるべき』と思えるロールモデルが身近にたくさんいるのですから、これ以上の成長環境はないと感じています」

酒食の席では、そんな先輩への想いが余ってしまうことも。

三谷 「僕、酔っ払うと先輩社員のことをほめちぎるらしいんですよ。学生時代に思い描いていたような理想の上司が職場にいれば無理もないだろうと自分でも思います。そんなことも寛容に受け入れてもらえるのは、幸せなことですね」

これからも未知のことを知る喜びを、新たな仲間と共に

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一日も早く上司や先輩社員のようになることが目標だと話す三谷。次のように続けます。

三谷 「朝早くから出勤して勉強をしている上司の姿をよく見かけます。電気はとても奥が深く、その動きについては理論化されている部分も少なくありませんが、理論では対応しきれない不測の事態も多いんです。この世界で活躍し続けるためには、学ぶ姿勢を保ち続けることが欠かせません。新しいことを貪欲に吸収していきたいと思っています」 

入社以来、受電設備の設計に関わり続け8年目を迎えるいま、かつての自分と同じ境遇にある学生たちに伝えたいことがあるといいます。 

三谷 「専門でないから、難しくて嫌いだから、という理由で、電気を選択肢からはずしてしまうのはとてももったいないことだと思います。私も体験したからこそわかりますが、机上ではピンとこないことでも、実際にどう影響するのか、実際にどういう使われ方をするのかが見えてくると、本当におもしろくなるんです。機電系の知識もスキルも必要ありません。ここには、向上心さえあれば活躍できる環境が整っています。

やることは日々お客様が必要とされる盤を設計することですが、私が設計した盤があることで世の中が円滑に機能し、日常における当たり前の便利さを支えていることが、誇らしくもあります。ぜひ電気の魅力、受変電設備の設計の魅力を実際に体感してみてください」

 難しさの中にやりがいを感じ、未経験ながら急成長を果たしてきた三谷。

共に同じ方向へ向かって進むスペシャリストの背中を追って、これからも全力疾走を続けます。