確かなビジョンを胸に、「本物」を目指して本気で人と向き合いたい

2020年2月に株式会社グロービス(以下、グロービス)のコーポレート・ソリューションチームに入社した筒井 秀美は、人・組織にかかる顧客の課題を解決する支援を行っており、総合機械メーカー、電力会社、小売業者などを担当しています。

筒井 「基本的には既存のお客様とのお仕事がメインです。お客様の現状を伺った上で、理想とする組織やありたい姿とのギャップを明らかにし、そのギャップを埋めるために、どんなプログラムをご提供したらいいかを考えています」

プログラムにとどまらず、育成にかかるしくみの設計に関しても幅広く議論し、常に情熱的にお客様に向き合っている筒井。社外のお客様だけでなく、社内プロジェクトにも積極的に参加し、自社の活性化にも力を入れています。

筒井 「対外記事作成のプロジェクトや所属部門の組織づくり会議に参加したり、社内イベントの事務局をしています。メイン業務以外にも様々な取り組みに関われるのは本当に楽しいですね」

人のポテンシャルを最大限引き出し、足りない能力は開拓して伸ばす。そうすれば人はより大きな価値や利益を生み出していける。筒井はこのように、人がどんどん育っていく会社が理想的だといいます。

筒井 「必ずしも数字上儲かっている企業だけが良い企業というわけではありません。働いている人が幸せを感じていたり、人・組織やしくみが魅力的な企業、優秀な人が育つ企業、リーダーシップが上手く発揮されている企業は、とても素晴らしいと思います」

そんな筒井には、目指す大きな目標があります。

筒井 「私には、“日本の人事を世界一にしたい”というビジョンがあるんです。ここで言う人事は単なる職種でなく、システムや現場での運営も含みます。“優れた人事が機能する企業”を多く作って、日本の企業や社会を良くしていきたい。それが私の強い願いであり、大きな目標ですね」

心の炎を燃やし続ける──過去の葛藤が導いてくれた私の進むべき道

もともと営業としてキャリアを積んできた筒井。前職の電子機器メーカーにおいて、営業から人事の道にキャリアチェンジしたのは、出産がきっかけでした。

筒井 「当時の状況では、出産を経て営業として職場復帰しても、十分なバリューを出せないと感じました。そこで、『職場復帰後には人事へ異動したい』と、産休前に社長に直談判したほどです。

でも、未経験者がいくらやりたいとアピールしても、社長も納得できないだろうと思ったので、産休・育休期間を利用して、社会保険労務士の勉強をしていました。その中で人事にかかる法令や理論を学ぶほど、関心が高まっていきましたね」

これほどまでに、筒井が人事の仕事に惹かれたのには、ある理由がありました。

筒井 「自分の能力が生かせないまま社会で燻ってしまうというのはもったいないと思っています。同時に、人生の中には上手くいかないことや、苦しい局面もあります。そこから自信や夢をなくすのでなく、その悔しい、苦しい気持ちをどう昇華させるかということが、私にとって一番関心があることだったんです」

そう語る筒井の原体験の一つは、小学生の頃に経験したいじめでした。

筒井「今でも何がいじめの原因だったのかは分かりませんが、背が低いとか、授業中に手を挙げすぎて目立ちたがりとか言われ、無視され、陰口をたたかれ、笑われ、孤立したことがありました。

自分が自分らしくいることに自信を無くしましたし、彼らに対して立ち向かったことでより酷い状況になったこともあったので、努力した結果より辛くなるという大きな葛藤も経験しました。

だからこそ、実力をつけて社会により大きな価値発揮をすることで『見返したい』という想いや、苦しい立場にいる人の『力になりたい』という想いが生まれ、その後の原動力になり続けているとも思います。

仕事をする中でも様々な葛藤を抱えている人はたくさんいるのではないでしょうか。そうした苦しみに寄り添いながら、一人ひとりがより能力を発揮できるようサポートできたらと思ったんです」

──人事という職は、自分にとってずっと心の炎を燃やし続けることができる仕事かもしれない。

筒井のそんなぼんやりとした気づきは、仕事をしていく中で、確信に変わっていきます。

筒井「人事になって色んな苦労も経験しましたが、『ずっとこの領域に関わっていたい』という強い想いは変わりませんでした。社内外を問わず人に寄り添うことができる仕事は、自分にフィットしていると思ったんです。あらゆる人との関わりの中で変化していく人を見ることも、とても楽しく、嬉しかったですね」

天職ともいえる仕事と出会いのめり込んでいった筒井は、やがて「人事領域のプロ」を志すようになります。

筒井 「仕事を続ける中で一定の手ごたえを感じるようになり、私自身、社会的に価値を発揮しているという実感も持てるようになりました。ただ、採用を中心とした現場の仕事は、『人事』が包含する内容のほんの一部でしかありません。

人事領域のプロになるために、もっと学びも経験も深めたいと考えていたとき、グロービスに出会ったんです」

人の可能性を追求するために、これまでの栄光は置いていく

グロービス本選考前のカジュアル面談の時点では、転職の気持ちはほぼ無かったという筒井。しかし対話を重ね、選考に進む中で、自身の価値観とグロービスのビジョンが一致していることに気づきます。

筒井 「グロービスの、人の可能性を追求し、能力を最大化させる営みは、私の一番コアな価値観にフィットしました。

もどかしさを抱えている人にも必ず能力を開花させる機会を作れる。様々な企業の人事と一緒に課題に向き合うことで、人を変え、経営を変えていきたいと考えるようになったのです」

そのために、経営大学院や法人研修で積み重ねたトップレベルの社会人教育の知見を持つグロービスで、自身も学びながら成長をしていく。

新たなキャリアに心惹かれた筒井は、踏み出す決意をします。

筒井「今まで通りに仕事を続けた方が、成果を出すことも評価も得やすかったのは間違いありません。ただ、このままでは確実に『裸の王様』になると思ったんです。ちょうど年齢も30歳頃でしたし、働きながら『一から勉強させてください』と言えるタイミングとしてもリミットに近い。この機会は、自分の今後のキャリアにおいて大きな意味があると感じました」

こうして、あえて茨の道を進むことを選び、グロービスへと入社した筒井。入社後は想像以上の苦労を経験しながらも、周囲に支えられながら成長していきます。

筒井 「社会の中で価値発揮することを大切にしてきたので、知識のない仕事を始めて、すぐに思うような働きができないことには、やっぱり落ち込みましたね。

加えて、コロナの影響も大きかったです。転職して慣れない環境の中、入社早々リモートワーク中心でしたし、仕事後は保育園に預ける幼い子ども2人の世話をして、週末には大学院で勉強もして。今でも仕事と育児と学業に追われながら、毎日怒涛の日々を過ごしていますよ(笑)。

ただ、そんな自分をチームの先輩や上司は気にかけてくれました。1on1の機会をたくさん設けてくれて、私が何をやりたいのか、どうしたいのか、何に困っているのか、丁寧に話を聞いてくださいました」

こうしてもがきながらも、少しずつ力を伸ばしています。

筒井 「昨年度、お客様へより良い価値が提供できるようになってきていると感じた場面が何度かあったんです。たとえば、悩んでいることをざっくばらんに相談してくださったり、担当クライアントの社長からバイネームで発言を求めてくださった時、『この仕事をやっていてよかった』『自分の選んだ道は間違っていなかったんだ』と強く思いましたね」

光が当たる人から、光を当てる人へ

前職で働いていたときは、自分が日本一の人事になることを目指して仕事をしていた筒井ですが、グロービスに入社後、考え方に変化がありました。

筒井 「私にとって社会に価値発揮していることが大切で、自分にスポットライトがあたるかどうかは重要じゃなかったんです。グロービスのコンサルタントの仕事は、どちらかというと“自分が1番になる”というよりは、お客様に脚光を当てます。この方が、私はしっくりきますね」

それでも筒井は、自分自身が人事領域のプロになるという野心も持っています。
それは、「日本の人事を世界一にするためには、まず自身が力をつけないといけない」という想いからくるもの。大きなチャレンジ精神を持っている筒井は、自分のビジョンを成し遂げるための意気込みをこう語ります。

筒井 「自分自身の知識と経験をもっと積んでいく必要があります。お客様に寄り添い、一緒に企画し、施策を実行しながら、ネガティブな反応もポジティブな反応もすべて吸収していきたいです。

今はそういった知見をたくさん得ていかないといけない時期だと思うので、担当するお客様の懐にしっかり入り込みたいと思っていますね。グロービスには、実力のあるメンバーや信頼のおけるメンバーがたくさんいるのですが、その中で“筒井に”と指名されるよう頑張りたいです。

青臭くても、最終的には自分の中で確信を持てる型を掴み、それをきちんと社会に還元していきたいと思っています」

“日本の人事を世界一にしたい”という心の炎。その情熱が、人事のカタチを変える日まで、筒井は進み続けます。