AWSに特化した運用保守業務──マニュアルがないからこその成長機会
私が株式会社グローバルウェイ(以下、グローバルウェイ)で所属しているチームは、各開発チームが使用するAWS(Amazon Web Services)の保守運用をしています。私自身の担当業務は、AWSに特化したテクニカルサポートです。データベースを監視し、バグがあったりイレギュラーな動きがあれば、顧客のシステムを開発/保守運用しているチームに「こういった状況になっているので、このような対応が必要ではないか」と説明して解決方法を提案します。時には、私自身が対応作業をすることもあります。
また、顧客の担当窓口になるのはシステム開発/保守運用チームですが、顧客からの依頼に応じてデータベースを変更したり、システムメンテナンスに備えて動いたりするのも私の仕事です。
様々なことに挑戦させてもらっていますが、私がグローバルウェイに入社したのは2020年12月です。AWSは先進的なサービスでマニュアルもなく、自分の裁量で進めていくため、大変な面もありますが、その環境だからこそ成長できるという側面もあります。
まだ勉強中のことも多いですが、「この仕事は、将来自分のためになる」という思いのもと、やりがいを感じながら取り組んでいます。
先進的な技術に携わりたい──AWSのテクニカルサポートという挑戦
私は大学院を卒業後、鉄道会社に入社しました。学生時代から技術職として働きたいと考えていたのですが、自動車を作りたいかといえばそうでもないし、電子機器を作ることにもあまりピンときませんでした。「わかりやすくて身近なものは何だろう」という視点で社会に目を向けたとき、インフラとしての鉄道の存在に興味が湧きました。
多くの人が日常的に鉄道を利用するので働くイメージもわかりやすいですし、例えば新幹線やリニアなど先進的なイメージもあります。技術者としても先進的なことができるのではないかという気持ちで入社しましたが、実際に仕事をしてみると、歴史がある会社だけに保守的でアナログな部分も多くありました。そんな環境の中で仕事をしているうちに、「私は先進的なことがやりたかったんだ」という思いが強くなっていきました。そこで転職を考えたのですが、特にAWSなどの先進的な技術に興味があったので、クラウドを扱う転職先を探したのです。
AWSの魅力のひとつは、「コードでインフラを管理する」という概念があることです。先進的なインフラ環境に関連する業務は、将来必ず自分の武器になると思います。
中でもグローバルウェイは、仕事を進める上でも個人の裁量が大きく、様々な挑戦ができそうだと考えました。実際、「新しい知識や技術を自社の開発に適用する」という環境の中にいることで、自身の技術や知識の幅も広がっていると感じます。これは、知識面でもキャリア面でも、自分の市場価値につながっていくと思っています。
「できない」ことに焦らない。未経験の“新入社員”としての挑戦
グローバルウェイに入社して、念願だったAWSの業務に携わることができたわけですが、なにしろ全くの未経験です。転職前にスクールで勉強はしましたが、コードを学んだわけでもありません。
前職では、仕事がルーティンで決まっていてわかりやすかったのですが、AWSのテクニカルサポートは社内でも特殊な立ち位置で、何をどのようにすればいいのか見当もつきませんでした。正直なところ、入社してすぐに投げ出したくなるような瞬間もありました。
仕事の裁量があり、何でも挑戦できる環境なので、自分で何をどうするか計画を立てて行動することになります。でもその部分すらどうすればいいのか本当にわからなかったので、社内のいろいろな人に相談したところ、こんな言葉をかけてもらいました。
「焦る必要はない。一歩ずつやってくれればいい」
そういわれてハッとしました。私は自分が「できない」ことに焦っていましたが、一歩ずつで良いんだと、良い意味で開き直ることができたのです。
それからは、話し合いの中で何かわからないことがあれば、知ったふりをしたり後から別の人に聞いたりするのではなく、言われたその人に直接聞くようにしました。別の会社で社会人経験はあり、最初は焦る気持ちがあったのですが、そういうのは一旦忘れて「新入社員」としてやっていこうと思えたのです。
グローバルウェイは、やりたいことが明確であれば、どんどんやらせてくれる環境です。私はAWSに携わりたいという思いで入社しましたが、たとえばプログラミングや開発をやりたいなら、相談すれば配属を変えてもらえる可能性もあると思います。
過去には実際、キャリアチェンジした方もいます。「社員がどうしたいか」を尊重してくれる文化があり、チームとしても肯定的に受け入れてくれる度量があるのが、グローバルウェイの大きな魅力です。
視野を広げて次の挑戦へ。チームの一員として成長するということ
今後は、ひとりのエンジニアとして開発プロジェクトに参画しながら、IT業界の知識をもっと学んでいきたいです。開発プロジェクトに参加するということは、そのチームの一員として動くということです。これはひとりで作業をすることとは大きく異なります。チームで開発するいう意識を常に持っていないと、成長にもつながらないと思います。同じことをずっとやっていても何も変わらないので、とにかくスピード感を持って成長し、次のステージに行くことを実現したいです。
入社当初は、ただとにかくAWSをやりたいと思っていましたが、それだけではエンジニアとしての視野が狭いと今は思います。IT業界全般の知識を深めることも含めて、もっと視野を広げたいです。
視野が広がれば、求められるものも、やりたいことも違ってくると思います。そこからまた自分の新たな立ち位置が見えてくると思いますが、将来的にはマネージャーにも挑戦したいです。遠慮してやらないよりは、やれるならやったほうがいい。そこから見える景色もあるはずなので、できることは全部やっていきたいと思います。