リモートでのクラウド環境構築・運用業務は、信頼関係を築くことが鍵

私は、株式会社グローバルウェイ(以下、グローバルウェイ)の「AWS(Amazon Web Services)」チームの一員として、クラウド環境の構築や運用を担当しています。各プロジェクトの希望に応じて、新しいネットワークやサーバーを構築するというのは、非常に楽しく手応えを感じられる業務です。

新しいものをイチから生み出す一方で、既存の環境を安定して稼働させるのも担当業務のひとつです。CPU(中央演算処理装置)のモニタリングをはじめ、セキュリティやコスト管理など、社内全体のAWS環境を見ることも私のミッションです。
 
AWSチームは、2名で構成されています。少数精鋭でやりくりするので、業務の効率化やお互いの信頼関係が非常に重要です。特に、AWSの大切な業務である障害調査においては「スピード」が勝負。障害は今のところほとんど発生していませんが、必要な時にいかに分担して迅速に対応できるかが課題であり、やりがいがある部分でもあります。日々のモニタリングに関しても、見なければいけないシステムの量が膨大なので、監視方法の効率化が重要な課題です。

私たちAWSチームはお客様と直接やり取りすることは少なく、日々のコミュニケーションは、社内のプロジェクトメンバーとのやり取りがほとんどです。AWSに関する問題点の改善要望や新しい環境構築の依頼を受けて対応したり、こちらからコストやセキュリティの問題点を指摘したりすることが主となります。

そうは言っても、私たちの業務の先には常に「お客様」がいることに変わりはなく、間接的なコミュニケーションだからこその難しさもあります。過去の経緯などを担当者から聞き出しながら総合的に判断するというのは、非常に困難です。それをリモートで行うとなると、なおさら大変だと感じることもあります。

リモートでの業務においては、信頼関係が築けるようなコミュニケーションを図ることが特に大事だと感じます。対面で話せないことを文章で伝えようとすると、だらだらと長くなったりしてり、的確に伝達できないこともあるからです。情報共有や意思疎通が正しくできないと、信頼関係にも影響してしまうため、情報をシンプルにまとめてスピーディーかつ正確に伝えるよう心がけています。

ボトムアップの環境を求め、AWSに特化した資格を取りグローバルウェイへ

最初の就職先は国立研究機関だったため、待遇面でも仕事面でも、公務員のような安定感がありました。しかし、仕事の進め方はトップダウンの要素が強く、上から依頼された仕事を淡々とこなす毎日でした。そのような仕事のやり方は自分に合っていないのではないかと、いつもモヤモヤしていました。

そんな中、その研究機関においてIT部門を担当するようになり、「解決策から仮説検証をして提案していく」という業務スタイルに非常に興味を持ちました。それが、「ITの道を究めよう」と思うようになったきっかけです。

周りの人や親からは反対されましたが、転職を視野に入れて独学でプログラミングやITの勉強を始めました。それまでは周りの価値観に沿って生きてきたところがありましたが、自分の希望を優先して、やりたいことに挑戦する人生を選ぼうと決めたのです。

最初の転職先では、研修期間には様々な新しい知識を得ることができたのですが、現場に入ると前職と同じようなトップダウンの要素を色濃く感じました。IT技術者としては、常に知識をアップデートすることが大事ですが、そうして得た知識を仕事の中で実践する場がありませんでした。

そうした経験から、もっと自由に働き方を選ぶためには、突出したスキルを持つ必要があると考えるに至りました。私にとって、それが「AWSに特化する」ということであり、AWS認定ソリューションアーキテクトの資格を取って転職先を探しました。その先に、グローバルウェイとの出会いがあったのです。

グローバルウェイは、IT業界の経験が浅くても応募することができた数社の中のひとつでした。面接で事業部長の熱い話を聞いて、まさに成長中の企業だと感じました。また、AWSを管理する人材を探していると聞き、自分のような存在が求められていると実感できたことが、グローバルウェイへの転職の決め手です。ずっと求めていた「ボトムアップの働き方」ができそうだと感じることができたのも、大きい要素でした。

入社早々に社内提案。新しい役割を任された使命感で新しいチャレンジを

求めていた「ボトムアップで働ける環境」に実際に身を置いてみると、自分たちが「文化を作っている」という感覚があり、今までにないおもしろさを感じています。

入社して1ヵ月目くらいで、数十人が集まる社内会の場で、自分なりに調べたことをベースにした提案を行いました。入社早々にマネジメントへの提案をすることになったわけですが、不思議と恐怖感はあまりありませんでした。採用時から新しい役割を任せられることがわかっていましたし、「自分がやるしかない」という使命感のほうが強かったです。

私の提案をもとに環境が徐々に改善されていき、3ヵ月目くらいには目に見えて良くなっていました。約半年後には後輩が入ってきて2名編成のチームにになり、専任チームとして対応にあたるようになりました。

こうした経緯もあり、私には「ゼロからAWSチームの業務を確立した」という自負があります。仕事をしている中で一番おもしろいのは、やはり新しいことに挑戦し続ける感覚です。

社内的なものはもちろんですが、社外に提案するものを作る取り組みも非常にやりがいがあります。例えば、AWSのアップデートによってできた仕組みを使って新しいソリューションができないかと、実際に手を動かしながら仮説検証していく作業があります。仮説検証の流れは理系時代の実験にも通じるところがあり、自分の強みである“理系気質”が活かされているといえるかもしれません。

自分が仕切り役となって新しい事業を進められるのはIT業界の醍醐味であり、自分の成長につながるものだと思っています。入社1年目でリーダー的なポジションを任せてもらえるのは、グローバルウェイの社風ならではだと感じます。

2020年は怒涛の1年間でしたが、今後の人生に活かせる貴重な経験をさせてもらっています。

「提案できるエンジニア」へ。問題解決プロセスを楽しみながら更なる飛躍を

現在の私自身の課題は、「プロセス」だけではなく「結果」にも目を向けることだと考えています。ただ自分が楽しんで作るだけではダメで、現実的なマンパワーやコストなどを考慮した上で実現可能なことに取り組まなければなりません。

AWSチームは2名ともIT業界初心者なので、お互い手探り状態で業務を進めているのが現状です。プログラミングに関することでアドバイスがほしいときは、それが専門分野である社内メンバーに相談しながら、社内のチームワークを活かして解決しています。

今後は、「自ら提案できるエンジニア」になりたいと思っています。“提案”こそが、私が求めていたボトムアップの働き方を象徴する形であり、その提案に向かうための仮説検証も含めて楽しむことができています。長い目で見て、豊富な解決策を持つプロフェッショナルを目指すのが、エンジニアとしての悲願と言えるかもしれません。

私と同じように未経験からIT業界を目指す人は、まずIT関連の資格を取るのがおすすめです。そうすることで、新しい仕事のスタート地点に立つ準備ができると思います。

グローバルウェイに向いているのは、仮説検証を楽しめるタイプの人や、新しいことに挑戦するチャレンジ精神旺盛な人。

「問題解決のプロセスを楽しむ」という研究者気質がうまくフィットするこの会社と出会えたことに感謝し、さらなる飛躍を目指していきたいと思います。