支社メンバー約100名の活躍をサポートし、統率する支社長として

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支社長としての私の主なミッションは、営業社員であるライフプラン・コンサルタント(以下、LC)の皆さんが活躍できるようサポートすることです。ジブラルタ生命は、地域の学校や自衛隊、商工会などに強い提携地盤を持っているので、LCは各所を訪問し、保険担当者としてどれだけ認知度を上げられるかが勝負になります。

もちろん単に顔を出すだけではだめで、スピード感を持って必要な情報を満遍なく伝え、あらゆる要望に臨機応変に対応していくことが大切です。私は支社長として、LC一人ひとりが“地域で選ばれる保険担当者”になれるよう、サポートしています。LCの皆さんがやりがいを持って働けるよう、工夫を続ける日々です。

また私自身がリクルートをし、新しい支社の仲間を増やすことも重要な仕事のひとつです。各営業所の所長と連携し、組織の拡大をめざしています。“一緒に働きたい仲間”を所長が自ら連れてくるので、私はその採用候補者に対して、当社の存在意義や仕事のやりがい、報酬制度などを説明して魅力を伝え、共感していただける方を採用します。

採用にはこだわり続けてきたため、現在の支社には明るくて話しやすいメンバーが揃いました。自分が任された領域だけでなく、仲間のために積極的に手を差し伸べることをいとわない、思いやりや協調性のある人が多く、まさに働きやすい人間関係ができあがっていると思います。

新しい仲間が増えることで組織は活性化するので、採用の仕事はとても重要です。保険業界に対する既成概念がない他業種からの転職者が来てくれれば、新しい発想が取り込まれて、良い化学反応が生まれます。新しい出会いに、期待が高まります。

時間とお金がほしい──近い将来の生活を変えたくて転職を決意

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前職では、大手衣料品メーカーに勤務していました。店員からキャリアをスタートさせ、店長やスーパーバイザーも経験しました。転職をしようと思ったのは、前職の仕事が嫌になったからではありません。「時間とお金がほしかった」というのが、率直な理由です。

ちょうど上の子どもが小学校に入るというタイミングで、先々の生活について考えました。小学生の子どもを持つ先輩や上司は前職にもいたのですが、彼らから「仕事が忙しくて子どもの運動会を一回も見に行ったことがない」「子どもがいつか私立の学校に行きたいと言っても、年収的に国立しか行かせてあげられないかも」といったリアルな声が聞こえてきました。「このままでは、自分の子どもにしてあげたいことができないのでは。しかも、自分自身が仕事に追われ、趣味もままならない人生になるのでは……」そんな危機感を抱いたんです。 

そこでコミッション制の会社に行こうと決め、転職活動を開始しました。保険と不動産、そして自動車業界を探していましたが、中でも保険会社を選んだ理由は無形商材だったからです。無形商材だと、担当者の振る舞いがそのまま商品の印象になります。有形商材のようにお客様が“物”を気に入るかどうかという外的要因に振り回されず、良くても悪くても原因が自分になる。だとしたら、自分が人間的に成長できたらそれが結果に比例するので、自分の力量で戦えそうだと感じました。

さっそくある保険会社から内定をいただきましたが、その後偶然、ジブラルタ生命の求人を見つけました。調べる中で惹かれたのは、なんと言っても強固な営業地盤があること。不確実性の高いこの時代に、学校や自衛隊などの地盤を持っているのはかなりのアドバンテージだと思いました。長く勤めるのであればこちらの方が良いと思って応募し、ご縁をいただきました。

当時、営業管理職としての入社であったことも決め手でした。というのも、営業管理職になれば、仕事で成功したときの喜びが何倍にもなると思ったからです。チームメンバーが10人いたら、喜びも10倍。きっとやりがいが大きいだろうと思って入社を決意しました。

こうして2019年に営業管理職として入社し、所長を経て、現在は支社長というキャリアを歩んでいます。生命保険に対する当社の考え方は本当にすばらしいので、同じ志を持つ仲間と一緒に、たくさんのお客様へそれをお伝えできることに大きなやりがいを持っています。

「折橋さんは、僕の敵です」と言われ、絶望が大きな転機に

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入社以来順調に成果を出すことができ、4年目には営業所の所長として、チームを拡大することができました。そこで5年目には、支社長になるためのアセスメントを受けようと決意。しかし当時の支社長からは推薦状を出してもらえませんでした。理由を聞くと、私のやり方が属人的すぎるからだと。言われたときは納得がいきませんでしたが、その後まさかの事態に陥り、自分の振る舞いを深く反省することになりました。

当時、営業所には私がゼロから採用した11人のLCがいました。しかし翌年、7人が一気に辞めてしまい、メンバーは4名に。業績が落ちて焦るものの、1年あがいても状況は打開できませんでした。 

そんなある週の土曜日のことでした。1人のLCから「お客様と商談をしてきたけれど、うまくいきませんでした」という報告を受け、営業所で彼を待っていた私は「営業所に戻ってきなさい」と伝え、そのときの状況を根掘り葉掘り聞きました。そのときに彼から言われたことが今でも忘れられません。当時の私は教育のつもりで、つい強い口調でLCを追い込んでしまっていたんです。 

彼は言いました。「僕だってうまくいかせたいと思っている。最善を尽くしてきた。なのに折橋さんからそんなに厳しい言葉をかけられると、正直に言って、戻る場所がないです」と。そして「折橋さんは採用面接のとき、僕に『一緒に頑張ろう』って言ってくれましたよね。でも、全然一緒に頑張ってくれていません。むしろ折橋さんは今、僕の敵です」と。

ショックでした。私なりに一緒に頑張っているつもりではあったので。でも、「敵」と言われても仕方がない状況を私が作っていたんです。翌週の月曜朝イチで、営業所のLC全員にお詫びをしました。今までの自分の言動は、皆さんに寄り添えていなかったと。これから変わっていくので、半信半疑でも構わないから見ていてくださいと伝えました。

その日以降、180度と言って良いくらいに自分を変えました。所長という役職でコミュニケーションをとるのではなく、LCに寄り添い、LCの目線で一緒に考えるんです。LCのご家族にも会いに行きました。ご自宅まで行って、LCの毎日の通勤経路を見ることで、うまくいかないときにこの道のりをどういう気持ちで帰るのだろうとも想像しました。一人ひとりの背景を知ることで、接し方も、マネジメントの真剣度も随分と変わりました。 

3カ月程経ったころ、LC4人から「折橋さん、どうしちゃったんですか?」と言われました。まさかここまで変わるとは思っていなかったようで(笑)。でもその結果、LCの皆さんとは気持ちの良いチームを作ることができました。私が支社長になるまでの3年間は辞めるLCがいなかったのが、私が変われた何よりの証拠だと思っていますし、本当に自分自身を変えるきっかけを与えてもらえたと思います。

新しい価値観に触れられる学びの多い日々。人間的な成長を実感

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転職の動機として「時間とお金がほしかった」とお話しましたが、結果として今、望み通りに時間とお金を得ることができています。営業管理職をしながら、子どもの習い事やスポーツの試合、入学式、卒業式、運動会、学芸会などのイベントにすべて参加できました。小学校ではPTAの会長も7年ほどさせていただき、子どもを通して親同士のつながりもできました。さらに夏と冬に毎年家族旅行をするようにもなり、自分の趣味としてゴルフと釣りも始めました。ジブラルタ生命に出会っていなければ、こんな状況をつくれていなかったのではと思います。 

それにプラスして、人間的に大きく成長することができていると思います。保険業界はさまざまな年齢層や職業の方とお会いする仕事なので新しい価値観に触れる機会が多く、これまでにない発想や考えが自分の中にどんどん入ってきます。人間的な成長は加速度的に高まっていると日々感じます。もちろん、このような環境をしっかり活かせるかどうかはその人次第ですが、成長したいという意欲がある人にとっては、ジブラルタ生命は本当に恵まれた環境だと思います。時間とお金、そして出逢う人。仕事を通じて人生が豊かになったと実感しています。 

今私がめざしているのは、自分の支社のプレゼンスを高めていくこと。エリアの特性を活かし、旗艦店のような役割を果たす支社にしたいと考えています。ジブラルタ生命は全国に約90支社があるので、全国どの支社においても共通して実践できるような成功事例を、今いる支社から発信できたら、その結果、会社全体としても力がついていきます。みんながスキルアップを果たせるような支社運営をしていきたいと思っています。

※ 記載内容は2023年3月時点のものです