ビジネス軸から、社会解決軸の仕事へ。子育てをしながらキャリアを重ねる

▲ポーランド時代

私の最初のキャリアは、ポーランドから始まりました。新卒でワルシャワの現地採用を探していたので、選ぶというほどの選択肢はなく商社の支店に入社。もともとソーシャルな分野に関心がありましたが、まずはビジネスの世界を知ろうと軽い気持ちで就職。働くうちに、やはりビジネスの世界よりも社会や公共分野に関心があることに気付き、転職を決意しました。

2社目に選んだのは、開発コンサルタントです。社会課題を解決し、かつ国際的な活動ができることを目指して入社しました。しかし実際に働いてみると、1カ月程度の出張をしなければ開発コンサルタントの現地業務はこなせないことがわかりました。私は転職前に出産していたので、出張するとしても3~4日が限度。考えが甘かったと思い知らされました。そこで、目線を国外から国内に移し、社会課題の解決を軸にした仕事を探したいと考えていたところ、エージェントから紹介されたのがゼネラルパートナーズ(以下、GP)だったんです。

入社のきっかけとなったのは、ホームページのビジュアルを初めて見た時の直感から。パッと目を引くカラフルなデザインや、「誰もが自分らしくワクワクする人生を目指す」という言葉から、非常にポジティブに課題に向き合う姿勢が垣間見えたのです。

GPに入った当初はコロナ禍前だったため毎日出社していましたが、完全なフレックス制だったため、子どもが体調を崩したときに休みを取らなくても対応できるところに働きやすさを感じていました。これは、制度だけの問題ではなく、それぞれの状況やあり方を認め合う社内文化があることが大きいかもしれません。2人の子どもを育てながら仕事をしていますが、現在はほぼ在宅勤務になり、オンラインでの打ち合わせ中に後ろで子どもが騒いでも寛大に受けとめてもらえて働けるのは、ありがたいですね。

コンサルティング営業を経て本部企画部門へ。新規事業開発に携わり社会課題の解決を目

▲新規企画事業部門のメンバー

GPで最初に配属されたのは、キャリア事業部のコンサルティング室。企業にヒアリングし、そのニーズに合わせて、創意工夫してカスタマイズしたソリューションを提供していく業務で、営業としての配属でした。他にも広報室の前身となる、ブランディング統括局の業務も兼務しました。ブランディングに関しては全く初めて関わる分野でしたし、コンサル室も様々な方面の専門性の高いメンバーが揃っていて、どちらからも学ぶことが多かったです。

その後、ソリューション開発支援室を経て、昨年2021年度からは本部企画部門(現:新規事業企画部門)に所属しています。昨年度は、ふたつの新規事業プロジェクトと、以前から携わっていたサービスの実施、今年度は新たな新規事業の立ち上げに向けた準備プロジェクトを担当しています。

昨年度関わった新規事業のひとつは、「定着GAP0プロジェクト」。プロジェクト名は、健常者と障がい者の「就職後の定着率」のギャップをなくしたいというメンバーの想いに由来しています。障がい者雇用を行う企業様において、障がいのある社員の職場定着を促進するためのサービスとして、現状を把握するためのアンケートやオンライン面談を組み合わせたサービスの提供を目指しています。企業へのヒアリングや提案を重ねた結果、アーリーアダプターとなる1社の受注が決まりました。

アーリーアダプターとは、イノベーター理論における5つのグループのひとつです。 自ら情報収集を行い判断する層とされており、 新しい商品やサービスなどを早期に受け入れ、消費者に大きな影響を与えると言われています。

もうひとつは「新規事業体制構築プロジェクト」です。もともとは「サテライトプロジェクト」という名称で、障がい者雇用におけるサテライトオフィスサービスの運営を目指していました。具体的には、企業で雇用された障がいのある方にサテライトオフィスで働いていただき、常駐する支援員がサポートするものです。

障がい者雇用のためのサテライトオフィスは、業界内でも伸びている分野だったことから、GPでも取り組みの検討を始めていました。私が異動するタイミングでプロジェクトが組成され、構想段階から加わりました。

既に各社がいろいろなサービスを出していますが、その中でGPの理念に合うサテライトオフィスはどういうものか、メンバーと侃侃諤諤の議論を重ね、何とか方向性は定まりました。当事者側の関係者や支援者へのヒアリングを重ねていたので、きっと当事者のお役に立てるだろうと思っていました。

一方、企業側の視点に立つと、それが本当に課題を解決するものなのか疑問が残りました。加えて、サテライトオフィスを持つことは、GPのトライとしてもかなり重いものでした。物件の賃借や支援者の雇用という大きなコストが発生し、一度踏み出してしまったら、簡単に手放すことはできません。新規事業なのでもちろん実績もなく、もし最初の1社が決まったとしても、次が続かない怖さもありました。

もっとトライできたかもしれないという思いを胸に、プロジェクトの休止を決定

2021年いっぱいサテライトプロジェクトの活動をしていましたが、経営陣とも相談し、このままでは難しいという判断から、期限を切ってプロジェクトの休止が決まりました。需要がマッチする企業があるかもしれない、もっとトライできたかもしれないという思いはキリなくあります。

プロジェクトの終盤、一旦の終着を目指して活動しながらも私の中ではさまざまな葛藤がありました。ここまで労力を注いで進めてきたにもかかわらず、知識や経験の不足もあり、できなかったという悔しさもあります。正直きついプロジェクトを一緒に進めてきた仲間達の想いが、きちんと汲めているのかという不安もありました。

またプロジェクトに協力してくれた、部門外の方への申し訳なさというのも大きかったです。忙しいのに、営業の方は担当企業につないでくれました。また、GPが運営する就労移行支援事業所「atGPジョブトレ」には、施設運営の方法を聞かせてもらったり、研修に混ぜてもらったり。その先には課題を抱えている企業様や今ご支援できていない求職者様がいます。こうしたことが成果につながらなかったことを、とても悔しく思います。

ですが、このままの状況だと、どんなにチャレンジを重ねても、また同じ穴にはまってしまう。それならば一旦ここで区切りをつけて、今回の経験を良いステップアップに変えるため、取り組みを検証すべく「新規事業体制プロジェクト」を2カ月半と期間を区切って立ち上げることになりました。

振り返れば、サテライトプロジェクトの立ち上げ方として、「サテライトオフィス」というソリューションありきで、そこから解決できる事案を考えてしまっていた部分があったのかもしれません。課題を解決するために、もっと違うソリューションがあることに目を向けられませんでした。

2カ月半の間、実行してきたサテライトプロジェクトを振り返り、改善点を洗い出しました。そして2022年4月からは新たに「新規事業創出プロジェクト」が立ち上がりました。サテライトオフィスプロジェクトでの反省を活かし、今度は、まずGPのみなさんに協力してもらい、お客様の課題を募集するところから始めようと考えています。もちろん、サテライトオフィスプロジェクトを進める中で気付くことのできた“課題”も取り入れます。フラットな状態でサテライトオフィスも検討のひとつに入れながら、新しいプロジェクトの中で解決策を模索する予定です。

これまでの経験を糧に全社員がワクワクするプロジェクトを目指す

▲春休み子連れワーケーション@小田原

2カ月半、新たな体制構築のために、新規事業体制プロジェクトに集中させてもらえたことは非常にありがたく、悔しさをバネに替えられたような気がしています。もう一度、新たな新規事業を創出するというのは、とても大変なことなのはわかっていますが、やはり楽しいですし、なによりワクワクします。

GPに入社して感じるのは、考え方や気持ちの面で尊敬できる方が多いこと。GPが掲げる「誰もが自分らしくワクワクする人生を目指す」というクレド(企業理念)に共感しているので、人それぞれの違いや、困りごとを抱えている人に対する理解が強く、温かくて聡明な方ばかりです。そういった人間性がベースにあることが働きやすさにもつながっているように感じます。会社組織というと、どうしても一定の人間関係に対するストレスが前提となりがちですが、それがほとんどありません。自分自身に無駄なランニングコストがかからず、やるべき仕事に自分のエネルギーを全投入できるところがGPの魅力です。

私にとって仕事の原動力となっているのは、社会課題を解決したいという想いです。将来的には海外で積み重ねてきた経験や、国際協力関係の仕事に携わっていたことも活かし、そういった分野の課題解決にも関われるといいなと思います。

GPには様々な形や方向で社会課題の解決を目指している仲間がいる。私だけでなく、みんなの力が発揮できるワクワクできるような新規事業を作り上げていきたいですね。