自信のない自分を変えた出会いを経て、障がい者雇用をサポートする今

▲大学時代に立ち上げた、キャリア支援団体の支部メンバー

2021年現在は、リクルーティングプランナー室で、法人営業として障がい者雇用をされている企業の支援をしています。人材紹介といわれる推薦業務や、求人媒体に掲載いただいている企業担当者への採用サポートなどを総合的に行っています。

今の私のミッションは、障がいのある求職者を企業にご紹介し、より多くの採用決定をサポートすることです。求職者と採用のマッチング数は指標のひとつですが、さらなるWin-Winなマッチングをしていくことが大きなミッションだと思っています。

その中で、年齢や社会人経験に関わらずひとりのプロフェッショナルとして、きちんとお客様である企業に情報提供をしながらも、採用までより良いマッチングに導けるよう伴走して業務を行っていけるのは、障がい者雇用というフィールドで働くことの魅力ですね。

私は障がい者雇用に対して強い想いを持っていたというよりは、GPのビジョンである「誰もが自分らしくワクワクする人生」に共感し、入社を決断しました。

私はもともと自信のないタイプの人間だったんです。しかし、大学2年生のときに、友人の勧めでプログラミングスクールに参加して、「変われるのは今なのかな」と感じました。

まったく専門領域ではなかったのですが、未経験でチャレンジしてみて、良くも悪くも根拠のない自信がつきましたね。行動したことでいろいろな人たちと出会い、自分以外のコミュニティの存在を知りました。

そこから縁もあってお声がけいただいた長期のインターンシップや、ゼミ活動でも楽しいメンバーが集まってきて「誰と一緒にやっているか」や人の可能性や人の挑戦が後押しできることにモチベーションを感じている自分に気づきました。

それがベースになって、就職活動では「人を支える方向性を持っている企業で働けたらいいな」と考えている中で、GPのビジョンが一番しっくりくる内容でした。

5回の選考で、面談も含めて8人ぐらいの方とお会いして、一番ユニークな人たちが多かったのでGPへの入社を決断しました。

入社1年目でMVPに。チャレンジを支えながら、自身も挑戦し続けた2年間

入社後は、私が入社する2カ月前にリニューアルしたばかりのatGP求人メディア事業部に配属となりました。

新入社員研修などを1カ月、現場研修を1カ月したあと、ひとりで現場へ出ることになりました。

atGP求人メディア事業部は、新規営業や受注をした求人の運用や採用のマッチングを行う部署です。GPは、掲載課金ではなく成功報酬型の求人媒体サービスなので、受注だけをしても売上にはつながりません。ですから、そこに対しての追いかけをしていました。

第3四半期終わりである年末時点で、年間の売上目標に対して第4四半期で半分以上取り戻さないといけないような状況で、目標達成にはかなり苦戦していました。そんな中でも自分自身の努力と他のメンバーの支援もあり、売上に貢献できたんです。最終的に部としての目標も達成でき、個人でも事業部の中でMVPを取れたのが1年目の締めくくりでした。

GPに入社して、1年目から新規事業に関われた部分は大きな経験になりました。

新規事業は調整がとても大変で、社内外に価値を理解してもらう必要があります。2年目になった今では、このサービスは必要なものだということが当たり前の認識になり、GPの中でのマッチングの可能性を広げられたと思います。また、求職者の方たちの仕事の幅を広げることに少し貢献できたのではとも思っています。

2021年現在は、入社2年目で新規開拓業務がなくなり、代わりに1年目から担当している求人媒体に加え人材紹介サービスを用いて担当企業の採用支援に特化する業務を担っています。コロナ禍で難しい部分もありますが、人材紹介サービスでも就職人数がつくれるようになりました。

自分自身の行動を結果に繋げるため、意識していることがふたつあります。

ひとつ目は、その事業が何を目指しているかを自分の中で考えること。GPのメイン事業である人材紹介はどうしても本社や支社がある首都圏や関西、名古屋近郊でしかマッチングが偏ります。一方で、私が1年目に配属された求人メディアの事業では、「全国で就業意欲のある方たちの就業機会を提供する」ことが大きな狙いであり強みです。事業目的をまず自分自身で腹落ちをさせたというところが、業務に没頭できるための大前提です。

ふたつ目は、教育機会を待つよりも、自ら取りにいくことです。まだまだスキル・経験が不足しているからこそ、困ったときは先輩にフィードバックをもらうように心がけています。何が自分に足りてないのかをその日のうちに振り返り、私らしい営業が何かを考え、形にしています。

そして定量的な目標数字の部分でも、1年目の最後の第4四半期の中では先輩たちにアドバイスいただきました。足りない部分を補いつつ、先輩たちのやり方を学びにしつつ、私らしい営業ができたことでMVP獲得にもつながったのだと思っています。

入社してもうすぐ丸2年。その中でも一番思い出深いエピソードがあります。1年目からお付き合いがあるものの、なかなか障がい者雇用をスタートしきれていなかった企業の担当者の方から、昨年の夏ごろに「ぜひ障がい者雇用を進めたい」と私たちに話がありました。結果的に私がサポートする中で採用決定を出すことができました。

採用された方は、年齢も若くて重度の聴覚障がいがあり、完全筆談が必要な方でした。海外留学中に聴覚障がいの方たちが活躍するお店との出会いをきっかけに、帰国後に同様のお店立ち上げのお話を聞いてジョインを決断。

その店舗で数年間働かれた後に、再度ご自身のキャリアと向き合いGPを利用して就職活動を開始された方でした。入社後も企業様から高評価をいただいて、社内イベントのリーダーも任され活躍されているそうです。

チャレンジ精神や想いを持っている障がいのある方と、障がい者への理解や想いがある企業のマッチングが出来たことにとても想い入れがあり、今も活躍されている話を聞いてとても嬉しくなりましたね。

障がい者雇用を「知らない」ことで不安なお客様に寄り添う

障がい者雇用というフィールドでの課題は、雇用する企業の人事担当者が障がいについて知らない場合が多いことです。

障がい者採用専任ではない担当者がとても多いので、障がい者雇用の重要性をご理解いただき、ハローワークやいろいろな採用方法がある中でエージェントサービスのGPを選んで採用してもらう意義を感じています。

なぜこの候補者の方が企業に合うのかを納得いただいて、選考で理解を深めてもらうかも課題です。やはり「知らない」「関心がない」ということが「怖い」「不安」という部分につながる傾向があるので、障がい者雇用は怖いものではない、と一緒に理解を深め、ネガティブな側面だけを捉えないようにしていかなければいけません。

なので、企業の障がい者雇用に対する考えにきちんと向き合い採用してもらうことも重要ですが、同時に障がい者雇用への理解があまりなく後ろ向きな企業様にも寄り添う必要があると思っています。

私も障がいがもともと身近な人間ではなかったので、その方たちの考えもよくわかるのですが、アプローチするのは今でもすごく難しいですね。

私は企業を担当してマッチングに迷ったときには、その企業がどんな方だったら決まるかを自分の中で明確にイメージを持つようにしています。ペルソナをクリアに持って、人事担当者と目線合わせをしていって、そこで採用が生まれたときのハマった感覚にやりがいを感じています。

紹介した方が活躍している、と人事の方が後日教えてくれるのもうれしいのですが、ただ採用の支援をするだけではなく、自分なりの仮説をきちんと持った上で、ディスカッションしながら人事さんと一緒に進めていくプロセスと結果が、この仕事のおもしろいところです。

福祉をビジネスに──ソーシャルビジネスのおもしろさを伝えたい

▲リクルーティングプランナー室のメンバー

友だちや初めてお会いした方などに仕事の話をすると「障がい者雇用に関わっているんだ、偉いね」「素晴らしいことをしているね」と言われます。

福祉関連のことを「尊いもの」や「素晴らしいもの」と表現してしまうと、ビジネスから遠ざけられているように感じます。

GPは事業会社でもあるので、ビジネスとして事業拡大することで広げられる範囲や価値もたくさんあり、そのためにはビジネスのフィールドで活躍している方たちが、事業参入して仲間として関わってほしいと思います。ソーシャルビジネスというと遠いものに感じるかもしれないのですが、そこのおもしろさを伝えていきたいです。

もちろんGPには障がい者への強い想いを持った仲間がたくさんいます。でも、福祉に想いがある人だけが関わるべきという考えは持たずに、自分の経験を活かしてGPとどう関わっていきたいかが大切で、福祉や障がいといった専門的な部分は働きながら理解を深めていってもいいのかなと思います。

いろいろな背景を持った仲間たちが集まることで、異なった意見が出てきてディスカッションもできますし、想いを持った人だけが集まることで「福祉をビジネスにするのは良くないものだ」となるのも違うと思うんです。そこのバランスがGPで働くときに大事な部分だと感じています。

いずれは、お客様である企業のブランディングにも関わってみたいです。企業が自社をブランディングするときに、障がい者の活躍を発信している企業はまだまだ少ないです。HPに載せるだけでその活躍モデルが社外へ知られなければ、障がい者雇用を知らない人たちはそもそもどういった活躍モデルがあるのかすらわかりません。

障がい者雇用は事務業務が多いですが、web制作など事務系以外でも働いている障がいのある方はたくさんいます。その活躍モデルはもっと発信されていくべきですし、それをデータベース化する検索のようなビジネスをGPは展開するべきだと、2年間働く中で感じ始めました。

さらに働きたい方がたくさん出てくれば「障がい者は守るもの」ではなくて「障がいがあっても活躍できる人がたくさんいる」というマインドセットに変わっていくのでは、と思っています。

今は、自社の媒体を有効活用してさらにマネタイズをきちんとした上で、事業として大きくなったらおもしろいんじゃないかという話を上司としています。

それが実現できればビジョンの「誰もが自分らしくワクワクする人生」というところにもつながります。活躍モデルをたくさん載せられるようなメディアをつくっていきたいですね。

そして自分自身も、これからもさまざまなチャレンジをして魅力的な人になりたいですし、自分との出会いを通じてその人自身が変わるターニングポイントのきっかけになれたらいいなと思います。